詩人:morning star | [投票][編集] |
最終的には、“一切”が
過去になる是の世界に於いて
決して途切れない“イマ”を
把握すらできないままに
忙殺されながら生命(い)きている
わたし達の心の根底の一部分 (眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識)…
次の瞬間には、どんな縁に触れて、如何なる業をつくり、
どの様な未来の因を構築するだろうか。
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時間の涯へと融解けゆく
感覚も忘れて游いでく…
流れる輪廻の重なり通過して
観つけた光りの因果律(リズム)へと
飛びこんだ・・
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めまいの中で
無気力の中で
手探りの末に、
ようやくたどり着いた
たましいの故郷で、
なつかしい
すべての記憶をよみがえらす
詩を詠ってた・・
とどくように
とどけられるように
おもいだせるように
と…
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こなごなになった“精神世界”、
ただ幾つも散らかって
ごちゃまぜになった“心象光景”、
ただ取り留めも無く、
ころがって…
ひとつに成るいつか綺麗な
粉雪の結晶のような浄らかな
時間は胸奥(むね)のなかへと
舞いながらも、
現れて・・
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生命(いのち)の殻を打ち破り、
新たなわたしを観つけよう
命根(いのち)の記憶を念い起こして、
新たなみらいを画きだそう
わたしは、わたしに成る為に
生誕まれたのだ
きっと…
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荘厳で壮麗な朝焼けの灯り
魑魅魍魎の蔓延った
タマシイの連鎖
絶ち切り
不可解な生誕の意義解き明かす
なつかしい清風の薫り
伴わせながら、
動いていく世紀と
変わりゆく常識(しき)
善性も悪性の定業をも
露わにさせながら、
すべてのみらい創りゆくイマに
個々と複合の運命の要因
導く思想携えた
生命の閃きと煌き増し漲らせて
また明日を征こう。
終わっても終わらない、
創まるから続いていく、
永遠の安息の理想郷(くに)迄も
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光りの眩さが強い世界に居て
疲れきってしまったのならば、
また“夜”に帰ろう何時の日にも
すずしい安息(やみ)に
あたたかな安穏(やみ)で
やさしい静寂(やみ)が…
あなたがあなたをわからなくさせる位に覆い隠すように
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まばたきするたびに、
時間たちが映し録られて
ほしが舞ったり
さくらが咲いたり
きのうが帰ったり、
あしたが笑ったり、
みらいを想ったり、
あなたを信じたり…
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どこに行けば
なにをすれば…
果てなき宇宙(そら)を眺め視ては、
直ぐ其所に在る己心の音声(こえ)にさえ
憶い澄ませずに
鬱がれて停められて
描かれて毀されて…
嗚咽(なみだ)して俯して
嘆息(いき)をしてなげ出して…
海を見て、刻を観て、星を数えて、
夜を越え、朝に解け、扉を開けて、
運命の上に起ち、まぶた綴じ、
過去世(かこ)と未来世(あす)を結んで
花を観て、蓮華を咲かせて、光明(ひかり)と成れ…