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ヨミの部屋  〜 新着順表示 〜


[35] 非生産的廃棄物
詩人:ヨミ [投票][編集]

何故だか

何もかもが

鬱に思え

静かに脳内を

圧し殺し

何もかもを

消すふりをした

消すふりをした

消すふりをし……て


何か消えた  ?


2007/01/03 (Wed)

[34] 雨垂レ鬱時
詩人:ヨミ [投票][編集]

ゆらゆら蠢く人ゴミ

雨傘の群れの その中で

躓いた…足枷の孤独たち

気付くと余計脆くなった


寄り添って一つの傘で

手を繋ぎ 顔合わせながら

穏やかに 聴こえくる
 …『笑イ声』…

いつのまにか 雑音になった


水たまり避け

いない君のこと

繰り返し また

依存性かな

横波の雨に

過去を重ねてみて

少しだけ いま

地面を見よう


2006/09/09 (Sat)

[33] 残響為る刻一つ
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腐敗した風が

首を撫でて

寄り道すぎた昨日

形づける

残響ありし時の流れ

予報外れの雨の中に

「ただ歩く 今日も私」を

深く刻む


わかれた日 跡を

残す悲壮感

一緒に消え失せれば

意味をなくすから


無力さを笑おう

歪んでいても

残響が綴ってく

日々の中で

……

2006/09/05 (Tue)

[32] コナゴナ
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夢のような
出来事なんて

そうありは
しない

いつかの苦痛が

脳裏をしめつけ

おぼえてる

今日は今日なんて

単純な日常に

笑えてたけど

其すらどうでもいい

あらゆる道徳に

不快をおぼエた


此処でみる空が

歪んでいって

模造のじぶんに

笑えなくなって

しまったよ

生き場のない

水は

消えることしか

脳がナイのか


コナゴナの空と

コナゴナの空


コナゴナ





2006/09/03 (Sun)

[31] 白線
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すさんだ現実

すべての謳句は

物謂わぬ「文字」

同時に 其は

貌なき凶器


狭い狭い部屋は

いつしか密室のよう

心地悪い房処

仕切られた白線

無意味な論争

息苦しい仮の自由

コンニチワ

白線の内側は

絶望的閉塞症

2006/09/02 (Sat)

[30] 悲痛
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蝉が鳴いてる

つかまえる子供

面影かさねる

ながい畦道


蟲籠いれた

泣き叫ぶ

無声は

延々響く

悲痛の音色



わらう子供


わらう大人


短い夏の
明日なき姿


潰れたぬけがら

2006/08/23 (Wed)

[29] 死して白日
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灯りを消して

ずっと夜がいい

何もかもが

うざったくて

『もう疲れた。』

なんて

言葉ですら

心殺すに

たやすい音で

今日も 昨日も

そう違わない

笑わない

儚日

鳴らない電話は

今日も鳴らず

造った花は

いつもと同じ顔

無色透明の

眼球が

白くなったら

せめて笑えたら


2006/08/20 (Sun)

[28] 後遺症
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夏空 映え

思い出は残酷

いつかみた

無音映画


何もない

ふつうの日に

心が紛れ

目の前だけを

信じすぎてた


何もいらないと

依存してた

居心地の良さに

慣れすぎてた


美化されて

手遅れになった

記憶

今でも 痛む

輪郭の景色

2006/08/17 (Thu)

[27] 浸憎
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ぼくを囲む

なにげない絶望

感染していって

離れる気配はない

影ばかりの

心ない日常を

誰かのせいにしよう

迷えぬ羊


今日も紺色の

空に落ちて

誰かの明日が

死んでいく


笑ってみていた

明日の君は

誰にも知られず

死んでいく

2006/08/09 (Wed)

[26] かたち
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もう会うことも

ないだろう

わかっていても

他人とはいえない

思い出は

大切なものだけど

思い出す自分が

とても嫌いだ


何もなくなった

今が 

嘘であれば

いいと

過去のかたちを

何度もなぞった

2006/08/03 (Thu)
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