詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
やらずの雨
祭の初日から余韻に浸りながら人混みに交ざり
夜空の声へ耳を傾けながら打ち上げ花火で酔いしれ
新たに立ちはだかる壁など直面しながら息も吹き返し
歴史の舞台裏を学びながら鬼の大王だと結論づけ
街にて漂いながら徒労だった流浪の旅が宙に浮かび
毒づく薄暮
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ただようふねのうえできみたちがあそびまわる
かけてるいきおいでたまをほうりなげるなかま
まんまるなぶたいじょうでまんまるくおどって
とめどなくまんまるいたまなどとびかうひろば
たかなりだすこどうとはうらはらにそよかぜが
ふくころのうらさびしさもおぼえながらあそぶ
まきもどすぶたいのうえにてたまがころがると
どれだけふねがゆれるかにつられてよっぱらう
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脈打つ 旅行かばん 信号は
甘えたくて 頼られたい
両利き系の 頭脳も 搭載だもの
暴こう 黒幕の実像 気遣いの人 柔だね
開き直りこそが 美点な 壊し屋だってさ
嫌いじゃないよ 可笑しな現状も
誇張し過ぎてる 前の段階で 突拍子もないと
徒花さけと 瞬くまに破裂し 泡だって消える 木もれ日と
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保険を掛けてから味見すると塩からいんで
鬼だとか放蕩息子って罵られるのは本望だと告げれば
尖塔の頂にでもペアを仲むつまじく吊るしたいと断想する
おれが今度は絶縁状やら叩きつける番なんだろう
互いに歩み寄るチャンスも潰し合うなんて最低なわけ
観念せざるを得ないのは心やすらぐ場所じゃないって事だ
先へ行くと分岐点があるならば異なる道に進むのも否定しない
きみが春の跫音を鳴らすのに誇るだけの価値はあるって
臆病者にならないで物申す勇気など持ちながら
少しでも重荷を軽くして長いトンネルと訣別しようか
余白まで埋めつくす景色へ賭けるのが共通項になれ
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一般論としてのポジティヴはあんまり優しくないんだろうって思う
まったく未来への希望を見いだせない位置からすれば
相手にされなくって突き放された感覚なんて陥ってく
うっかり言い訳や弱音など吐いちゃう気持ちもくんで
認めながら力づけてこそ究極のポジティヴなんじゃないか
なんて事を田舎でくすぶってた道化者がほざいてる
競走でのスポットライトを浴びない場面に飽きて
ぼんやり路傍へ腰をおろし人の流れへ視線なんか送り
苦痛にゆがむ横顔ばっかり観察し続ける抜けがら
あっかんべえで先頭に立つと追い越した集団まで叫べ
変わろうとしてもしなくっても結局は少しずつ成長するだけなんだよ
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大人しい印象までもたれ
気まぐれに書きなぐってみる
完璧な人間なんて遠く及ばないんだから
例えば新しい惑星を探し求めたり
宝の在処をえがく地図や鍵も尋ねるにしろ
話すよりも聞くほうが好きと自負しながら
上手かどうかについては疑問をいだきたがる
雨がそぼふる街となり
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売名だなんて上等じゃないか
だますのも突き抜ければカリスマになるものかと感心する
とあるぺてん師がでっちあげた業績と比べりゃかわいく思えちまう
おれは星の数ほども夢を大空へ描きまくって
そのナイトメアやメルヒェンのほとんどは没なわけ
ひと握りでも実現したら御の字なんだってば
きみならリストの全体像を読み取れるはず
いわば夜気もつんざくハイライトなど浴びながら
人波だろうと遊覧するまでだ
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きみの傷痕をすっぽり包む絆創膏なんて無く踏んだり蹴ったり
にじみ出てくる膿や我慢できない痒みに囚われる身は悩み苦しむ
おれの胃袋を充たす丼の味わいに物足りなさも覚えながら眼鏡が曇る
痛む心のひだまで遮る雨宿りとは早めに廃棄したがる疾病も抱えっぱなし
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情ってのは割り切れなくって困りものだ
どうにも危なっかしくて手に負えやしない
それを頭に入れて扱わなきゃと考えてんのさ
だからこそ理をもって先など読んで策やら練れ
まっしぐらに突っ走っちまう点まで思い描ければ
ちりばめられた言の葉も探って拾う路が待っている
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特等席
好運が玩ぶ弱虫
雪の女王も凍りつく因縁
変幻自在な脳が
企む罠
妄想は膨らんで
虚構を築き上げる打算家
実や花束も乗せ
両天秤
持て余すは色恋
意地だとか張り過ぎな癖
憎み抗いたがる
綺麗事
裏返しな拘りめ
疑り深い性分が少し邪魔
弾道の逆向きな
くず星
冬の涙雨に濡れ
思考を巡らせ掲げる目標
偉人は狙わない
先駆者
重ねる試行錯誤
突如として始めだす物語
輪廻してく旅は
狂詩曲
鋭く要約すると
難問を出題し解かぬ活劇
謳うんだ未体験
閃け才
類い稀な集中力
宝庫と信じ抜き磨く野心