詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
頭の中 水平にして
夢の中 無呼吸で
悲しみが全て涙になるなんて大間違いだ
生きろと言われて
怖くなる僕はきっと臆病者だから
誰よりも優しい顔して
精一杯笑ってみるんだよ
未来にまた 蓋をして
日々はまた 空っぽで
悲しみを全て涙にするなんて大嫌いだ
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あのとき君に なんて言ったっけ?
覚えてないや 楽しい響きだけが甦る
こんにちは 元気ですか?
僕はそこまで 悪くないかなって日常
会えない夜を 会いたい声が
埋め尽くして 眠りにつく
明日の君に なんて言うんだろう
分からないや 明るい色で空を描く
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夜の星が遠くなっていく
何もなかったのだろうか
でも忘れることなんてない
そうして明日も生きていく
思い出に見つからないように
僕は息を潜めている
彼はいなくなったのに
彼の声が耳元で聞こえる
一瞬のことだったのかもしれない
長いインテルメッツォの休符を数えながら
あの日見た夢が許してくれたら
君にそっと微笑んでほしい
あの日はいつも背後にいる
僕はいつも怯えている
そう忘れることなんてない
そうして明日も生きていく
あの日見た夢が許してくれたら
僕は君に夢を語りたい
あの日見た夢が許してくれたら
僕は君のために生きていく
彼は何て言うだろう
勝手に想像してみるしかないよね
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すべてが夢だったときの対処法はちゃんと考えてある
まず時計を見て時刻を確認して
いつものように時間がなければ
ひとまず顔を洗って
冴えない頭と顔で部屋をキョロキョロ見回して
そんでよく分からないけれど何故か煙草に火をつけて
少しだけボーッとしたあと
ふと我にかえって慌てて着替えて準備して
そうしてバタバタと家を出て
なのに余裕ぶっこいて
途中でコンビニなんか寄ったりして
コーヒーとおにぎりという変な組み合わせをチョイスして
職場についたら
気が付くと、ほらいつの間にか夜だ
だからユラユラとお家に帰って
おいしいのかどうか分からない飯を食って
お風呂とかその辺はいつも曖昧だけれど
何やかんやするうちに
またモゾモゾと布団に入って
そんでムニャムニャと寝ているうちに
ほら、今度は朝さ
えーと、
そのすべてが夢だったときの対処法も
もちろん考えてある
また
いつか話そう
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考えると
空の色が濃くなる
風はひそひそ話を始める
僕はつまらなくなる
考えると
目的地を通り過ぎる
君が咳をする
僕はつまらなくなる
考えると
お風呂は湯気でいっぱいになる
夜が店じまいをする
僕はつまらなくなる
そして眠る
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すべては
想像でしかないのだけれど
そもそも
想像することに意味はないのかもしれないけれど
それでも
想像してみることで救われるのならば
おそらく
想像することが僕らを繋いでくれる
空に戻るその日まで続くよ
すべては
想像でしかないのだけれど
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提出する書類をまとめないといけないから
データに基づいて客観的に
何度も練り直して練り直して
ところで
どこに提出するんだろう
これは何のための書類だろう