詩人:安曇 | [投票][編集] |
静かに流れる時間が
止まってくれたら
僕は
幸せのまま止まる
半開きになった口が
時々動いて、時々笑う
いい夢見てるのかな。
さらさらで
髪の毛まで可愛いくて
君の小指を握りながら
僕は可愛い髪をなでる
子供みたいな君は
すぐ怒るし
なのにすぐ笑って
すぐ泣く
可愛くてね
たまにからかったりしちゃうんだ
たまにね。
ねぇ
すごくすごく好きだよ
ずっと君を想ってるよ
寝てる君にバレないようにキスしちゃった
ごめんね。
静かに流れる時間が
止まってくれたら
僕は
幸せのまま止まる
せめて
時間よゆっくり流れて下さい
詩人:安曇 | [投票][編集] |
小さい頃はあの雲の上
優しい世界が広がってると思ってた
お気に入りの土手
たまに来るのよ
私の友達の大きな木に
寄り掛かってぼーっと過ごすの
木漏れ日が優しい
私を包み込む
穏やかな心になるの
ずっと暖かいこの木は
いつも私を元気づけてくれる
無くしたものが
何だったのか今の私には
わからなくて
涙流した事もたくさんある
バカだったけど一生懸命で
虚しさに囲まれ
涙も枯れそうな悲しさに飲み込まれそうになったら
またおいで
そう言ってるような
あの大きな木
あの大きな木のように
誰かを包めるようになりたいと思った
夕日に染まった休日
詩人:安曇 | [投票][編集] |
風と共に
キラキラ輝き優しく揺れて
砂糖の風は
甘い時間を教えてくれる
2週間ぶりの君の横顔を
ちらちら見るしかできないのはね
にやついたり
赤くなったり
我慢できるか自信がないから
だって
逢いたかったんだよ
すごくすごーく
待ち遠しかったんだよ
ねぇ、この髪型気付いてる?
君が好きなおだんご頭
ねぇ、なにか言ってよ
一言でいいのにな。
気が付いたら砂糖の風は消えていて
手つなぎたいな
その手袋とって欲しい
ねぇ、そんなに早く歩かないで
嬉しいの私だけみたいで
悲しくなるよ
きっと、砂糖の風も君には見えてないよ
私だけが甘いから
少しスネた私は
わざとゆっくり歩いた
ますます君との距離は離れていくばかり
もう、いいもん。
君がスネた私に気が付いてバカだな。
って笑いながら手を握る
ああ、悔しいな
今ね砂糖の風が見えたの
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叶わぬ願いが多すぎて
いつしか願いを口に出さず
叶わぬ想いが多すぎて
いつしか想いを口に出さず
叶わぬ夢が多すぎて
いつしか夢を口に出さず
どんどん
叶わぬ事を諦めていく
泣き叫ぶ君をみて
ボクは少し羨ましかった
汗か涙かわからない
君から目が離せなくなった
君は
格好わるくて
熱くて
馬鹿で
よく泣いていた
そんな君を見て皆は笑った
馬鹿だね。って笑って
何かを捨てて歩いてく
ボクも皆の中の一人で
でも
笑えなかった
何かは捨てたけど
歩いて行けなかった
君は決して諦めず
叶わぬ事を諦めず
いっぱい泣いて
いっぱい走って
いっぱい笑って
やっぱり泣いて
君は諦めなかった
ああ、そっか
叶わないんじゃなくて
叶えなかったのか
ボクも
格好わるく
熱く
馬鹿になってみた
格好わるくて
熱くて
馬鹿で
泣くことが増えたけど
今のボクは…
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ひらけーごま
秘密基地の合い言葉
あの頃いつも
何でごまなんだろう
って君が悩んでたから
僕もなんでかなぁ〜って
悩んだけどね
結局答えはなくて
そのたび二人でくすくす笑ったね
空がゆっくり暗くなり
雲も静かに染まっていく
僕らの寄り道
いつも僕が先だった
君が来るのを心待ちにしてじーっと耳を澄ます
君の足音が
僕をにやにやさせる
ひらけーごま
君だってゆーのは
足音とか声とかわかってるけど
合い言葉は欠かさない
他愛もない話とか
ポッケの中でちょっと溶けたチョコとか
君の匂いとか
ボロボロの漫画とか
心地よい雰囲気とか
あの言葉を聞くと思い出す
ひらけーごま
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光りが流れる冬の昼
ひだまりぽかぽか夢見心地
冬の吐息に染められて
日に日に色付く並木道
切なく感じる瞬間が前より増えているんだ
何故かわからないけど
僕の右手がいつも冷えている
君の温度を知ってから
色付いた葉っぱの雨
車が通るたび舞い上がる落ち葉
君と見られるこの景色
君と過ごせるこの時間
手放せない
光りが流れる冬の午後
ひだまり、君の手、優しくて
冬の吐息に染められた
色付く並木道
僕らも染まる
冬の吐息に染められて
私も恋しく色付いた
ふと君が目を閉じて浮かぶ人が
僕でありますよにと
静かに祈り
光りが流れるこの時を
できるだけ長く歩いてた