詩人:安曇 | [投票][編集] |
夕焼けに染まった雲
土手から見る景色
目が覚めるような青空
友達の笑顔
あなたの
手や
背中や
優しい目
くしゃってなる笑顔
涙が溢れた瞳
目のおかげて見れるから
好きになれた
僕の目ありがと
風の音
舞い上がる花びらの音
揺れる木々の音
心踊るメロディー
切なく胸が絞まるメロディー
弱々しいピアノの音
たくましいピアノの音
子供の声
笑い声
友達のふざけた言葉
優しい言葉
あなたの声
世界一優しいあなたの相づち
あなたの涙が流れる音
耳のおかげで聞こえるから
好きになれた
僕の耳ありがと
きっと
失わないと気付かない
ありがとを
気付かせてくれたあなた
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小さい花草
黄色い空に染められて
揺れた花草
私の心にシンクロした
いつか来るから、と
あなたの影を抱き締めながら
あなたが来るのをずっと待ってた
いつかなんてこないこと
私は知ってたけれど
待ってる間はあなただけ
私の心はあなただけ
ずるいね
あなたの影を手放せず
痛みをずっと握ってた
滲んだ背中がボヤケテ映る
頭のなかの映画館
ゆっくりあなたは消えていく
濡れた花草
夜の色に溶け込んで
枯れた花草
私の背中を押した
詩人:安曇 | [投票][編集] |
私はいつも、話しかけているの
ねえ、ここにいるよ。
ねえ、何で泣いてるの。
ねえ、私を撫でて心落ち着かせて
違うよ。
お腹が空いてるわけでも、眠いわけでもない
離れてあげないよ、今は
ねえ、我慢しないで泣いていいよ
でも、小さくなって一人でなんて泣かないで
私を抱いて、たくさんたくさん
泣けばいい。
私に気づくにのは、
ずっとずっと後でいいから
ねえ、私は貴方のこと愛してるよ
誰よりも
ねえ、私が猫じゃなかったらな
ねえ、猫じゃなかったら
ねえ、貴方も愛してくれた?
ねえ・・・。