詩人:安曇 | [投票][編集] |
海辺の風と、波の音を聞いて
君が静かに微笑む
好きなことが増えていることに気付いているかな
カニを見つけて、子供のように二人
はしゃいだあの日
周りがどうとか、他の人がどうとか
関係なかった
あなたと出会い3度目の夏ね
今年も海です
繰り返せる幸せを
僕は最近気付いたんだ
愛がなんなのか
うまく説明できない
だけど知ってるよ
僕は知ってるよ
あなたがくれた
あなたと温めた
あなたと作った
優しくて壊れそうで大切な僕達の愛
海辺の風と、波の音を聞いて
君が静かに微笑む
あなたの笑顔がいつも、そう今日も
僕を笑顔にしてくれます。
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熱いお湯が、君は好きだったな
熱いお湯につかりながら
ふと思いだしだよ
体中真っ赤にして
タコみたいって笑ったね
何をしても君の影がちらついて
どこにいても君に話し掛けてる僕がいる
笑ったりね
切なくなったりね
もやもやしたりね
―結構忙しい。
人を想うことが
こんなにも僕の心を忙しくさせるなんてね
少し温くなったお湯
赤くなった手、ふやけた指先
湯気の中、頭がぼーっとしながらも
また君を想っていた
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澄んだ青が素直に僕の心に届いて
はかない白がゆっくりと空に染まって揺れる
誰のために、願いが増えるの?
答えは空に
空が僕の心を映してた
嗚呼、あなたが好きで…
切ない赤をぼんやりと見つめ歩いています
重々しい黒がどんよりと不安を僕に押し込んだ
痛む胸は
あなたにだけ
ずきんと音をたてて痛むの
嗚呼、あなたが好きで…
さわやかな青、優しい白
穏やかな赤、静かな黒
澄んだ青、はかない白
切ない赤、重々しい黒
――想いが全て空に――
嗚呼、あなたが好きで…
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変わらないのも、幸せって事
なんで
時々忘れそうになるのかなぁ〜。
久しぶりに土手を一人で歩きながら
そんなこと思ったよ
空は大きくて
風は心地よくて
土手は安心できて
夕日は丸いし
夕焼けは綺麗で、どこか切なくて
川は流れて
草木は揺れて
変化して見つけた幸せ
変わらない幸せ
忘れがちな僕だけど
たまに、こうして思い出そうね
―迷子にならないように。
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僕は毎日ここにいるよ
誰より大きく目立っているでしょ
僕の中でたくさん愛を
膨らませて、温めて降りていってね
僕は笑顔が好きだから
幸せ、きらきら沢山ありますように
泣きたくなったら
そっとおいで
僕と一緒にゆっくり回ろうよ
僕は毎日ここにいるよ
誰より大きく目立っているでしょ
誰にも感謝とか愛とか
貰えるなんて夢にも思ってないんだ
だけど、だけどね
たまに、本当たまに
淋しくなるんだ
その時は僕の中で笑って
僕に愛を見せてね
僕と回りながら
僕は毎日ここにいるからさ
いつでもおいでね
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本を読んでる人
テレビを見てる人
友達と話してる人
携帯をいじってる人
不思議に僕は
この居心地の悪さを感じる待合室で
君のことを想っています
睡魔に襲われ
重くなったマブタと戦って
流れてくる音楽に耳を傾け
僕は君をぼんやり想ってます
ぼんやり、ゆっくり
この空気に寄り添いながら想ってます。
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もう夏は過ぎたと
感じる夜の風に
どこか心つかまれて
大きな月を見たよ
夜は暗いものと
幼い頃からの常識
外に遊びにでちゃいけないと
夜をあまり見てなかった
幼き僕
涼しい風が僕の温度
静かに下げていく中
夜の優しさがじんわりと僕を包んでいく
―夜は暗いのかな。
少し大人になった今
夜の優しさに気付いてきたよ
月の下、やんわりふいた秋風に
思いを寄せて、心を寄せて
季節はめぐり、時は過ぎ
刹那の日々を繰り返す
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がたんごとん
がたんごとん
電車の音と電車のリズム
少し混んでいる電車の中
僕はパパとお出かけ中
ドアにピタリと張りついて
少しだけ見える
流れ流れる景色達
僕は妙にドキドキしてた
僕の後ろにパパはピタリと立っていて
僕の頭をくりくりいじってる
少し血管浮いてて、ごつごつしてる
大きなパパの手が
僕の頭をいじるたび
ドキドキとポカポカとワクワクと
なんだか不思議
がたんごとん
がたんごとん
電車の音と電車のリズム
少し混んでいる電車の中
僕はパパとお出かけ中
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知らない街、知らない道
見たことない風景に、人の波
僕は
ちょっと恐くなって
パパの足にしがみついた
パパは僕を
変に慰めるわけでなく
落ち着かせるわけでなく
少し笑って
僕の髪の毛をくちゃくちゃにした
恐かったのに
パパが
あまりに面白そうに僕の髪を触るから
パパの手を握ってやった
僕の顔くらい大きい
ごつごつで温かいパパの手
あれ、恐くなくなった