詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は 何も知らないまま この世界に 生まれてしまった
大切な人の温もりに ふれたとたんに
意味のないはずだった毎日が がらりと変わった
君が笑った それだけのことで 僕は この上なく 嬉しくなって
つい 調子に乗ってしまうけど
そんな油断してる僕にも 君はためらいもなく手を差しのべてくれる
くだらないことも ありふれたことも
そのすべてを愛せるなら 生きていく
意味も少しはあるのかなって思った。
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傘を空に 突き刺して 涙をひとさじ 世界に まぶしました
悲しみは 言葉にすれば 涙になるから
言葉にはしないで 引き出しにしまう
積み重ねた言葉を
そこに込めた思いを
今 ほどいていく
君が好きだよ そう言葉にした瞬間
僕はやっと素直になれた気がする
未来は思うほど 明るくもない
けれど 期待はできそうだから
もう少しこの 冬の寒さにふるえていよう
首に巻いたマフラーは 君からもらったクリスマスプレゼント
夢の続きを求めて また何度も 眠って
暖炉の そばで 船をこぐ
大好きな あの歌が
僕の 冬を かたどる
輪郭さえぼやけた 幸せ
断られたとたんに嫌いになるなるなら 恋じゃなくていい
舞いながら 落ちる粉雪は風に乗り
手のひらの上で 溶けた
恋は叶えるために するんじゃないよ
叶わない恋もまた 恋だろう
流行りのクリスマスソングが流れる街
幸せな結末を 流行りの歌は歌ってる
クリスマスの街に 白い雪とジングルベル
ああ人はなんのために 人を好きになるんだろう
当たり前な ことに悩んでる ばかだなあ僕は 答えなんてあるはずもないのに
君が好きだよ そう言葉にした瞬間
僕はやっと素直になれた気がする
未来は思うほど 明るくもない
けれど 期待はできそうだから
もう少しこの 冬の寒さにふるえていよう
首に巻いたマフラーは 君からもらったクリスマスプレゼント
君が好きだよ 言葉にした瞬間
終わってしまう恋なら
いつまでも このまま友達でいい。
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たとえばここに 誰かを思う心があるなら
その気持ちを 歌に変えて 伝えよう
不安の中で 手探りだけで 頑張っても
空回りするだけの僕はため息ばかり ついてる
舞台の上に 立って
好きでもない ダンスするなら
ドアを開けて 一人風に吹かれよう
訳もなく ただ 嬉しいとか 悲しいとか
心のままに この顔が 形を 変えるから
今はただ 不器用に空を見上げていよう
欲しいものは 尽きそうにないな
宝石のような 目に見える輝きを求めて
いくら着飾っても 心は裸のままだよ
生まれ変わるんだ 少し強い僕や君に
今よりもう少し笑えるために
ステップ踏んで その先の物語へ
魔法なんか ない世界で 誰かを思うと
魔法みたいに 心は色づいていく
もう 僕は 悲しそうには笑わない
いつの間にか 忘れてしまった 大切な気持ち 今 思い出して
目には見えない ドアを 開ければ
世界は 見違えて見えるだろう
訳もなく ただ 嬉しいとか 悲しいとか
心のままに この顔が 形を 変えるから
今はただ 不器用に空を見上げていよう。
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広がる 水彩画の風景
いつか 見たあの 夢のような
舌先で転がすキャンディ
もう僕は 言葉を 忘れてしまいたい
言いたいことは すべて 言ってしまったような
空っぽの 心に 空が 飛び込んでくる
ぬけるような青に 埋もれた 僕は
もう僕を忘れない
余韻のように 残る
後味を 受け止めたのは 漠然としたイメージ
もう跡形もなく溶けてしまったのに
なぜだろう あなたはまだここにいる。
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とりどりの色を
その胸に たずさえて
あなたは 何の企みもなく 笑うから
僕は持てるすべての言葉を 使っても
今の気持ちを 形にはできない
昨日夢に見た 一番幸せなひと時を
思い出と名付けるのは たとえようのないイメージ
風のいたずらとでも ごまかしましょうか
雨上がりの虹を渡る風よ 消えないで
重ねた声は やがて何かを伝えるから
今は悲しい 旅路でも 涙を抱えて進む
何色にでもなれる カーネーション
贈るのなら 思いを花言葉に託して 明日の空へ
流れる雲の 背中は何処へ行くのか
追いかけても追いかけても
ふれることさえできない幻さ
昨日夢に見た 一番幸せなひと時を
思い出と名付けるのは たとえようのないイメージ。
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終電も通り過ぎた 駅のホームで
いつまでも誰かを 待っている
地面を打つ雨の音だけが やけに浮いて
それ以外の音は まるで聞こえない
たった一言 ごめんねって言えれば
僕らは 明日も 変わらず笑えたのかな
僕だけが 悲しいなんて思わないけど
今は 目の前にある悲しみしか見えない
離したくないと思った手を離したいと思った時
一緒に消えたぬくもり
今は君の笑った顔もあの悪戯そうな顔も見えないのに
余韻みたいに 心に残ってる真新しい痛み
冬が来たことにさえ気づかないみたいに
忘れてた寒さが よみがえってきた
溶けてなくなる あめ玉のように
重ねた二人の時間 色とりどりの思い出
永遠はないと知ってたけど 束の間の幸せは泡沫
もう僕には必要のない気持ちなのかも知れない
誰かを好きになる気持ちは
確かにあった 誰かを愛するためだけに生きた 時間が
望んで離したはずの手のぬくもりが まだ かすかに残ってる
それは僕がまだ誰かを愛する気持ちを捨てきれていないから
回るフィルム 映写機の 向こう
空と海の境目に 地平線を 描いて 世界が広がる
長い長い夜が明けていく
僕だけが 悲しいなんて思わないけど
今は 目の前にある悲しみしか見えない
離したくないと思った手を離したいと思った時
一緒に消えたぬくもり
今は君の笑った顔もあの悪戯そうな顔も見えないのに
余韻みたいに 心に残ってる真新しい痛み
終わりから始めよう
君を愛したようにまた誰かを 愛せるように。
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住宅街を通り過ぎてしばらく歩いてく
風が残した足跡を辿っていくように
吐き出した ため息を白く染めるのは冬
まだ持っていたんだな誰かを思う気持ち
雑踏の中、人混みに酔いそうになる
一夜だけの魔法この街が きらめく理由
遠く離れたこの街で迎える二度目の冬
あなたは 誰と笑っているんだろう
幸せになんかなれなくてもいいから
ただ願うことは あなたの幸せが続くこと
今話題の映画を観に行こうか
何年か前の映画のリメイク作
つないだ手を 離さないように強く握った
次第に かじかんだ手は 熱を持っていく
まだなんだかぎこちない二人は
人の流れに乗れず うまく先へ進めない
君といると何でだろう理由もなく笑える
一歩ずつ歩み寄っていければいいな
降り積もる 時間が思い出になっていく
この幸せが永遠に続けばいいと
願った二人が いたことを僕は忘れない
砂時計は 落ちきって また新しい時を 刻むよ
一分でもそれを積み重ねれば
人の 一生に値するんだよ
僕も 誰かをまた愛せるだろうか
雑踏の中、人混みに酔いそうになる
一夜だけの魔法この街が きらめく理由
遠く離れたこの街で迎える二度目の冬
あなたは 誰と笑っているんだろう
幸せになんかなれなくてもいいから
ただ願うことは あなたの幸せが続くこと。
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夕暮れの街 沈む夕日と肌を突き刺す冷たい風
影に難なく追い越されて 寂しさがぐっど込み上げた
つないだ手から伝わるぬくもりは
永遠じゃないけど 永遠じゃないから
特別に思えるのかもしれないみたいだ
もっとあなたが 笑ってくれるように
ただそれだけを ずっと思いながら
ひとつまたひとつ過ぎていく年月を
指折り数えて いつの間にか歳をとって
二人は 昨日よりも少しずつ
二人らしくなっていく
そんな幸せをかみしめながら 雨の中でも 咲いていたい
めまぐるしく変わる時の中を 行く小さな舟に乗って
言葉には到底できない 気持ちなら
答え合わせはいらないね ただ お互いを思うだけだ
愛が 何かなんてわからないけれど
君が僕を思い 僕が君を思うことが
きっとそうなんだと思うんだよ
二人の間に 積もる雪は足跡を消してく
また 一からのスタートだ
スタートラインから歩き出そう
迫る 夕闇に追い付かれないように走った
この手をちゃんと 離さないでいられるかな
なんでもない ありふれた 瞬間に ふと見える 幸せは
お金でも地位でも名誉でもなく
たった一人の微笑みが くれるんだ
もっとあなたが 笑ってくれるように
ただそれだけを ずっと思いながら
ひとつまたひとつ過ぎていく年月を
指折り数えて いつの間にか歳をとって
二人は 昨日よりも少しずつ
二人らしくなっていく。
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ただいまって言ってくれる 人は
おかえりって言ってくれる人を待ってる
おかえりって 言う人は ただいまって言う人を待ってる
暗くなるまで 残業してるあなたの 帰りを
待ってる 人をこれ以上寂しくさせるわけにはいかない
君は僕が言うただいまのあとの 笑った顔が好きで
僕はというと君が言うおかえりの 笑った顔がやっぱり好きで
お互いに好きなとこが同じだということが また好きなところで
つまりは それが幸せになるための 秘訣
お互いに同じ好きなところを 持つこと。
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東京の暮らしにはもう慣れましたか?
ありふれた 言葉が綴られている 月に一度のあなたからの手紙
遠く離れた この街であなたの知らない 僕の暮らしは
本当は 辛いけど
あなたに心配をかけたくなくて
ちゃんとやってると嘘をつくんだ
でもあなたのことだから
僕の 嘘にとっくに気づいてるだろう
でも気づかれないように する僕は
あなたが気づいてるのを 知っても
気づかれてないふりをしてるんだよ
泣きながら読んだあなたからの手紙は
何度も読んで しわくちゃになって
文字が涙でかすれて インクがにじんで
それでも毎月 楽しみにしてるんだ
いつもあと少しで言えない言葉も
強がりに 邪魔されなければ 言えるだろう
もう幾度もの季節をこの街で 迎えて
知り尽くしたと 思ってたけど
まだ知らない 寂しさがありました
まだ知らない 幸せがありました
人に自慢できる夢を持っている
そんな人になりたくて東京に来たよ
でも僕が思ってたほど
いいことばかりじゃなかった
でも後悔はしてない
僕が選んだ道だから
僕は今あなたに手紙の返事を書いている
何度も書き直して漸く 書き上げたよ
相変わらず下手くそな字ですが
それを見て僕を思い出してくれたらいいな
窓の外に 降る雪は最後の季節を
飾るように しめやかに
街を 白く染めていく
止まった電車の ホームに 佇む人々
その一人一人に ある夢が この街を この空を 輝かせている
僕もその中の一人になれたらいいなあ
泣きながら読んだあなたからの手紙は
何度も読んで しわくちゃになって
文字が涙でかすれて インクがにじんで
それでも毎月 楽しみにしてるんだ
今度の休みには そっちに
久しぶりに帰るから 待っててくれたら嬉しいな。