詩人:ナナエ | [投票][編集] |
人は生まれた時、その時点で
@100である
A0である
さあどっち!?
人が生きていくということは
100が0になることなのか…
それとも
0が100になることなのか…
気になる答えは死んだあとで!
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彼女は
とっても苦労をした人なんだ
だけどその分努力をした人で
だからとてもすばらしく
強くて賢い女性なんだよ
彼女の
行き先には必ず男がいるんだ
だけど帰る時にはいつも一人
だっていらないのについてくるんだもの
仕方ないから遊んであげるんだって
表と裏
その差の正義
縦と横
交わる事は無い2本柱
今日も彼女は
甘い匂いを振りまきながら
颯爽と駅の改札をすり抜けて行く
それはほんの些細な違いから
くりおね
くるおね
たぴおか
たちおか
大器晩成
待機男性
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それはアドベンチャー
太陽が沈むと同時に
心が躍りだす
好奇心が私の手をとって
一緒に踊る
それはミステリー
静寂の中にある
無限のオーケストラが
私の鼓動に合わせて
複雑に絡み合う
それはロマンス
昼間温めておいた心が
部屋に明かりを燈し
暗闇の中で揺れる姿に
恋をする
一人で過ごす夜
それはありのままの私を映す
秘密の劇場
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くんくん
ぐすぐす
これはなんとも
安っぽい言葉
愛だの幸だの
希望だの
それっぽく並べた言葉
それっぽい意味があるかのように
薄っぺらい感動を匂わせている
そんなもので
私の心はときめかないし
私の心は踊らない
私は本物の言葉を知っているし
本当の言葉を嗅ぎ分けられる
くんくんぐすぐす
すりすりぺろぺろ
だけどこうやって
笑顔で主人を舐め上げる
お気に入りのフリ
出会いに喜ぶフリ
しっぽをフリ
おしりをフリ
言葉を知らないフリ
何もわからないうちに
クスクス笑ってあげてやる
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人生の分かれ道
頭に浮かぶのは
最近の自分ではなく
昔の私
幼い頃
いつの間にか
身体はおとなになったけど
今も私のこころは
ランドセルをしょっているのか
ダサい指定の制服をきているのか
今にも溢れだして爆発しそうな自由への憧れを
全身みんな一緒の規則で縛られ
かろうじて”普通”にされていた
あの頃のこころは
今も抑圧されたまま
おとなに拘束されたままなのか
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今まで出会った多くの人に
今まで感じた本当の気持ちに
今を創ったたくさんの経験に
これから出会う未知の世界に
これから向かう私の夢に
これから続く私だけの物語に
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いつから
欲しいものに手を伸ばさない
それは既に
誰かのものだと知ってしまったから
持っているものだと知ってしまったから
手に入らないものだと知っているから
それとも
手に取ると同時に
何かを棄てる事になると知っているから
何かが壊れてしまうと知っているから
すぐに飽きると経験が教えるから
麻薬のように
私を狂わせると経験が知らせるから
いつから
欲しいと思う前に手に取る事を諦める
ほら
あの女の手は欲望そのものだよ
可哀想に 汚らしい
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今こそ決着の時
天下分け目の一番勝負
さあ来いよ!
ほら来なよ!
来てみろよ!
と
心の内で意気込んでも
外から見ればいつものわたし
に
見えるかもしれないけれど
ほらよく見てここ
この目!
この眼!
この瞳!
どう?
抱きしめたくなった?
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僕の心はここにある
ぜひ君が
一番最初に触れて欲しい
僕の心は
普段何重も鍵をかけて
固く閉ざしてある
誰にも侵略されないように
そうすることで
僕は生きていて
こうして君に出逢うことが出来た
だからこの心に最初に触れる人は
君がいい
君じゃなければいけない
僕は君のことが何よりも大切で
こうやって頑丈に守っている心よりも
大事に大事に君を守りたい
ねえ
だから触ってよ
優しく
どうして触ってくれないの?
どうして離れて行くの?
僕の心が
僕の真心が
見えていないわけではないでしょう?
ああ
君のこころが見えないよ
君の心はここにはないのか
なら僕の心を受け取ればいい
だから
ずっと僕を見捨てないで
愛してくれよ
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誰かが泣いていたら
私も一緒に泣こうと思う
君が笑っていたら
私も一緒に笑おうと思う
悲しくなくても
楽しくなくても
それが寄り添う
ことだと思うから
彼が気持ちよさそうにしていたら
私も一緒に気持ち良くなろうと思う
それが
優しさだと思うから
意志がないって
そう見えるかもしれないけど
積極的な従属は
あなたに寄り添いたいという
主体的な忠誠心の現れだと思うから