詩人:ナナエ | [投票][編集] |
誰もが耳をふさぎたくなるような
重くて深い
「消えちゃいたい」という一言を
思いっきり大きな声で
しっかりと前を見据えて
これから向かう道のりの
後ろではなく前に向けて
未来が見えそうなほど
澄んだ空に向かって叫んでも
それはネガティブ発言に
なりますか
こんなのただの屁理屈だけど
過去を想い
今を許せず
未来に絶望を抱くなら
消えたい死にたいもうだめだ
後ろを向いて言わないで
前を向いて声の限り叫ぶんだ
後ろに叫んでしまったら
言葉は時間の流れに逆らえず
結局流れて逆戻り
私を後ろから追い続けるだろう
前に叫んでしまったら
言葉は時間の流れにどんどん流れて
決してさかのぼる事もなく
永遠に私の前を流れ続けるだろう
この世の全てに平等に時間が流れるなら
追われるより追ってる方が
心もからだも軽いはずだから
追われると諦められないけど
追ってると前の人がゴールしてしまえば
諦めざるを得ないのだから
そう
提案します
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君のこと
信じてないわけじゃないよ
君のこと
信じてるわけでもないんだけど
私のこと
信じてないとはいわないよ
私のこと
信じてほしいともいわないけど
見返りとか報酬とか
そんなのいらないんだ
あ
ちがうよ
そんな神様みたいに立派な
ボランティア精神とかじゃなくてさ
ただ単にあたしが
あたしが
その時信じたいと思ったから
その時信じられないと思ったから
わかりにくいよね
でもあたしはわかってる
私のことは
私だけがわかってればそれでいい
君のことは
君を知りたいって思う人が知ればいい
あたしは病的人間不信なんじゃなくて
病的自己中なんだよ
だから言ったでしょ
君に愛されるより
君を誰よりも愛すことが
あたしの幸せってさ
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変だな練習したのに
あなたのこと大嫌い
ズタズタに切り刻んで
ボロボロに踏みつぶして
二度と起き上がれないようにしたいくらい
あたし怒ってるのに
目の前のあなたに身を引き裂くような
言葉をあびせたいのに
出てこない
ひとことバカって
それさえも言葉にできないわ
今更もう無理なのに
あとは二人近づくことは不可能なのに
あたしはどうやらバカみたい
こうやって自分を責める言葉は
いくらでも言えるのに
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もし君が今のあたしの状況だったら
たぶんこう言うよ
今までの人生で今が一番幸せ
ずっとこうしていたい
君は素直な良い子だから
きっとまっすぐ喜べる
でもあたしは
今の状況喜べないかな
できれば早く過ぎてほしい
これは仕方がないことでね
あたしはカーブだらけで
ぐにゃぐにゃ曲がって
落ち着いて空も仰げない
生粋のひねくれもの
嬉しくないわけじゃないんだ
ただ嬉しいことを
嬉しいって表現することが
一番嬉しくないってこと
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ひとりで立ちたくて
自分から手を離したんだ
それは今でも
間違いじゃなかったって思ってるよ
でも甘かった
もし立っていられなくなったら
また掴まればいい
そう思って振り返ったら
もう手はなかった
掴んでいた時
目の前には
たくさんの手が差し伸べられていて
君の手じゃなくてもいいから
そう思って顔をあげたら
僕ひとりだけだった
ずっとひとりで立ちたかった
きっと君の手を最初に掴んだ瞬間から
そしてかすかに思い出す
君の手を掴む前もこんな景色だった
結局同じことを繰り返すのか
もしここで違う誰かの手が現れたら
すぐにその手を掴んで
すぐにその手を離したくなるだろう
そしてその手を掴むと同時に僕は
君も何も全て
忘ているのだろう
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ねぇ知ってる?
あなたが今
元気がないのは
あなたが今
死にたいって思ってるのは
あなたが今
ものすごくさびしいのは
11月病なんだよ
11月だから仕方ないの
大丈夫
12月には良くなるから
だって11月病だもの
詩人:ナナエ | [投票][編集] |
幸せを見せつけてやる
あたしは今
こんなにも幸せだって
こんなにも心が軽いって
わざと
目の前をスキップで通りすぎてやる
だから見せつけてよ
これでもかってくらい
あたしの心が折れるくらい
あたしの前で
心から笑ってみせてよ
あたしのこと見返してみなよ
あたしが二度と立ち直れないくらい
二度と笑えないくらいに
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衝動とは
引き出しの取っ手がとれて
開けられなくなった時
不公平が無いように
全部の引き出しの取っ手をとって
全部を開けられなくする事
後悔とは
ほんの少し立ち止まれば
気づけたのに
ほんの少し振り返られたら
見えたのに
そう問いかける
壊れた取っ手と
開かない引き出しの事
詩人:ナナエ | [投票][編集] |
今の自分がバカみたいで
前の自分がウソみたい
行きづまると来る場所は
答え候補がたくさんある場所
今の自分が生まれたのは
前の自分が産んだから
前の自分は
昔の自分が産んで
なんとも
脱皮をするようだ
たくさんの
昔の抜け殻に埋もれたこの場所で
きっと今日も脱皮するのかも
明日の自分を
産むために
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ロマンチックは
ほどほどに
スキンシップは
それなりに
それがあたしの防衛線
腕はこっちに
向けないで
顔はこっちを
向かないで
それがあたしの境界線
手と手はともに
つなぎあって
眼と眼はたまに
みつめあって
それがあたしの導火線