詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
顔を伏せないで
周りをごらん
傷つける人は
ここにはいない
僕と君だけだよ
それから
想い浮かべてみて
君が支えて来た人達がいるよ
幸せな顔してるよ
君を助けに来た人がいるよ
ほら
手をさしのべてくれてるよ
つかみなよ
遠慮は要らない
大丈夫だよ
怖くない
ほら 暖かい
優しい
力強い
その手をつかんで
さあ 歩こうよ
大丈夫だよ
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雨に濡れながら
今夜は歩いて帰ろう
君のことが心配で
流した涙を
誰にも知られたくないから
今は止まないで欲しい
家まであと少し
でも遠回りしたいから
今は降り続けて
あと少しだけ
あと少しだけ…
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君への報われることのない
この想い
それは 会いたい
話したい
抱きしめたい
口づけたい
ここから連れ去りたい
想えば想うほど大きくなる
行動するわけでもないのに
愛する人への裏切りを募らせる
だったらありのままを
君に話してみようか
口にすればそれは
刃の言葉と化して
僕と君と愛する人へと突き刺さる
火に触れるより明らかな結果が出ている
刃を秘めた心を
抱え続けるのも
辛いことだけど
綱渡りのような今の関係に
切れ目を入れるくらいなら
さほど辛くないかもね
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義理でも
偽善でも
自己満足でも
思い込みでも
無様でも
哀れでも
情けなくても
カッコ付けでも
かまいはしない
守りたい
そう思える人達や
そう思える物事を
守っていきたい
手折られること無い
信念と共に
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あなたは
午前6:00のシンデレラ
その時間までには帰るべき処へ帰って行く
鎖に縛られたシンデレラ
仕事、家庭、様々な物事に縛られていて
それでも気高いシンデレラ
誰にも弱みや辛さを見せたりはしない
時には私がシンデレラ
二人で居る時はあなたの魔法の虜になる
私はあなたのシンデレラ
例えあなたに大切な人が居るとしても
二人は午前6:00のシンデレラ
それ以上は一緒に居られない
魔法使いが本当に居るのなら
私達に無限の時間を下さい
一時でいいから
二人がいつまでも一緒に居られる時間を
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満ち足りた心があるから
次に会う約束もしない
セックスもしない
サヨナラのキスもしない
繋がっていられるとわかるから
手もつながない
電話もしない
メールもしない
あなただけでいいと決めたから
立ち止まらない
振り向かない
未来しか見ない
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ガラスに囲まれた世界に立ち尽くす少女
彼女は
ステンドグラスのように着飾ることも
クリスタルガラスのように輝くことも出来なくて
ましてや鏡のように
誰かを写すことも出来ないでいる
ガラスに反射したぼやけた彼女は
彼女自身の心模様
自分を捨てたのか
見失ったのか
それすらも彼女自身が
知らないでいて
解らないでいて
彼女を囲むガラスは
彼女が作った心の壁
外から見てる僕には
彼女を助けることを
出来ないでいて
出来ないでいて
二人の陰はガラス細工の置物の様