| 詩人:カナリア | [投票][編集] |
好き過ぎて
孤独
好き過ぎて
虚しい
この
満たされない想いは
ねぇ 何処に?
出来ることなら
一生
片時も離れずに
一緒にいるか
今すぐ終わりにしたいんだ
| 詩人:カナリア | [投票][編集] |
どんなに愛されたって
満たされる事はないの
いつだって不満で
どんなだって不安定
だけどあなたが
「君はいい子だね」
って言うから…
ほらね
私はもう何も言えない
あなたの言う
「いい子」の枠にはまっていくの
| 詩人:カナリア | [投票][編集] |
Crying Baby Boy
どうして泣いているの?
弱虫で泣き虫
どうしよもない程
君はBaby
どんなにあたしが愛したって
君は満たされる事はなくて
“More”
君は求めるばかり
欲しがるばかり
Crying Baby Boy
心配しないで
どうしよもない程
君はBaby
どうしよもない程
あたしは君に
I LOVE YOU
“大丈夫”
100万回
星空に唱えた魔法の言葉
君とあたしが出会えた
パーセンテージが
信じる力となって
“大丈夫”
繰り返すその言葉
だからあたしの隣
今はゆっくり眠ってBoy
Crying Baby Boy
きっと明日も
Crying Baby Boy
だけど信じてる
君は優しい
Pure Boy
愛しているから
100万回唱える
I LOVE YOU
I LOVE YOU
君の隣
笑ってたい
| 詩人:カナリア | [投票][編集] |
彼が捕まった
日本では
非合法
hardなherbな“出来事”
彼はもう帰ってこない
この部屋で
クローゼットの中の
あたしの荷物
お気に入りのワンピースがひらひら揺れて
春になったら
ベランダに植えたチューリップの花が
きっと咲くのに
I Can See The Rainbow
ねぇ?
あれから毎日
泣いてばかりいるよ
I Can See The Rainbow
どうしてあたしを1人にするの?
I Can See The Rainbow
何度も愛し合った
この部屋で
今でも愛している
彼の面影
どこにいるの?と探して
I Can See The Rainbow
この部屋とも今日でお別れ
あたしはピンクの水玉
キャリーバッグに
荷物と思い出を詰め込んで
振り返らずに部屋を出た
I Can See The Rainbow
春になったら
ベランダに植えたチューリップの花が
きっと咲くのに…
| 詩人:カナリア | [投票][編集] |
いつも通り彼の部屋で
いつも通りのセックスをした後
裸のまま2人
ベットに潜り込んで観た映画は
“アメリカンギャングスター”
彼はそのアメリカンなギャングのスター達に憧れて
次の日から玩具(オモチャ)のガンであたしを
撃ちまくるようになった
キャッキャッキャッキャッ
楽しそうに撃つ
その笑顔は
子供のようでもあり
まさしく
映画に出てくるギャングのようでもあって
私が彼に
恐怖を覚えたのは
この時からだった
でももう気付くのは遅く
私は彼を愛してしまっていて
“彼になら殺されても構わない”
私は玩具の銃口を向けられる度に
ソレがまだ玩具のままで有る事を祈りながらも
そう呟く事しか
もはや出来ない
| 詩人:カナリア | [投票][編集] |
彼は陽気なペインターになりたいと言って
毎日毎日
あたしを描き続けた
キャンバスの中の
あたしはまるで
今にも動き出しそうな程そっくりに描かれていて正直あたしは
ソレが少し気持ち悪かった
彼が陽気なペインターになってから
ニヶ月が過ぎた秋に
絵は完成し
彼はその絵を
ベッドに寝かせ
抱いて眠るようになった
いつしかあたしは
ソファーで1人寝るのが当たり前のようになり
彼は絵の中のあたしを
愛し始め
陽気なペインターは
間違いなくイカレて
愛に飢えたあたしは
鏡のような
自分自身に嫉妬した
いっそ
自らを殺してしまおうか
けれど
彼が温もりを求め
ソファーに腰掛ける度にその思いはかき消され
あたしは
月に照らされ
愛に溺れた魚になる
| 詩人:カナリア | [投票][編集] |
彼は
あたしのおへそに開いたピアスをかじると
上目使いであたしを見つめる
いつ開けたの?とか
何で開けたの?なんて
クダラナイ事は
彼は聞かない
きっと彼は知っている
“おへそのピアスは16の
処女を失った時に開けました”
彼は
あたしのおへそに開いたピアスをかじると
上目使いであたしを見つめる
そしてピアスの穴が
チギれる程に
あたしをとても
愛してくれる
| 詩人:カナリア | [投票][編集] |
あたしの自慢はね
このドーリィーなまつげなの
もちろん自前じゃなくて今はやりのエクステで
1本100円
100本で10000円リペアは
月7000円
このドーリィーでセクシーなまつげがまばたきする度
馬鹿な彼氏は
あたしに釘付け
バンビなあたしは
彼に口付け
今夜もエキサイティングにあたしを揺らして?
ドーリィーなまつげが
抜け落ちるぐらいに
| 詩人:カナリア | [投票][編集] |
イカレた魚が
宙を舞い
餌となった☆は消え果てた
猛スピードで走る
亀は突然
甲羅を脱ぎ捨て
海へと溶けた
酔いどれの鳩に
起こされて
アルコールに沈んだ
あたしの肉体
月の光にさえも
嫌われて
日に日に
青紫へと染まっていく
今何時なのだろうとか
今日は何曜日なのだろうとか
気になるのは
天気ぐらいで
あれからどれぐらい?
そしてあとどれぐらい…?
クダラナイから
もう考えないよ
イカレた魚は太陽によって焦がされ
海に溶けた亀は塩水と化した
酔いどれの鳩が唄う
歌だけが
今のあたしの癒しとなって
小さな錠剤を
気の抜けたBeerで流し込みながら
あたしも夢心地
鳩と一緒に歌唄う