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君が言いました
カラッポだって
カラッポでもう
何を信じていいのかわからないって
“コレカラ”が不安で
“イマ”が辛くて
どうしよもないんだって
あたしはずっと君の隣にいるよって
伝えたけれど
君はまだカラッポのままですか?
きっとあたしの事も信じられないんだよね
笑いたいのに
笑えないよ
泣きたいのに
泣けない
それでも隣にいたいよ
君の隣に
いたいけど…
でも君のカラッポ満たそうと水を一生懸命注いでたら
あたしもカラカラに渇いて
あたしもカラッポ
あたしもカラッポだよ
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君の1番を
あたしにちょうだい
お気に入りの音楽は
1番にあたしに聞かせて
美味しいお店見つけたら
1番にあたしを連れて行って
携帯を新しくしたら
1番にあたしに電話して
一昨日まとめ買いしたパンツは
あたし以外には見せないで
朝起きたら
1番にあたしを思い出して
1番にあたしを愛してよ
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もう
音楽すら聞けない
どんなにハッピーなメロディーだって
あたしには雑音に聞こえるだけで
美しすぎる歌詞はあたしを掻き乱すから
無音の中に連れ去って欲しいと思った
詞すら書けない
何も考えたくなくて
言葉にしたくなくて
ただひたすらに
ぼっかり開いた
暗闇の中で
呆然としていたいと願った
だから夜じゃなくて
朝が辛かった
窓から差し込む光が
あたしの身体を容赦なく照らして
暗闇の中からはいずり出され
呼吸をしなさいと
私を叱るから
昼は涙を零さないようにするので必死で
泣いてもいい時間がくるのを
ざわつく心を押さえ込み
何度も嗚咽を繰り返し
身体を震わせながら
ずっと待った
見えない貴方の
妄想ばかり
考えれば考えるほど
全身の毛穴から吹き出す
冷たい液体があたしの体温奪って
足を縛って眠るようにしたのは
貴方の元へ走り出さない為
完全依存症
貴方から抜け出せるまで
あとどれくらいかかるのかな
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ナポリタン☆
パフリカオニオンケチャップソース
茹ですぎたパスタはアルデンテ?
安売りソーセージもたっぷりいれて
隠し味はもちろん愛情
だけど隠しきれずマジ超ー主張♪
彼の帰りを待つあたし
そんな自分に酔いしれて
待ちきれないから玄関開けて
彼の姿を探すんだ♪
お腹ぺっこり星人が
今日もお腹空かせて帰ってきて
そんであたしに甘いチューをくれる♪
曲がり角から彼発見☆
おかえりダーリン
アイラブユ…?
彼の手にはフランクフルト?!
パフリカオニオンケチャップソース
アルデンテ?のナポリタンはー??
フランクフルト食べたんならナポリタンはいらないのね!
食べないんなら作らなきゃ良かった!!
あーいいよ。
パスタ300グラム全部茹でた
ナポリタン一人で全部食べるからさー!!!
フランクフルトで少し満たされた
腹ぺこ星人アイラブユー
愛情たっぷりナポリタンを結局2回もおかわりさせられ
ソーセージ+ソーセージのメタボに直行特急快速☆
その後はもちろんあたしも
ソーセージ+ソーセージの連結列車☆
赤い糸は茹ですぎたパスタで
彼とあたしをしっかりつないで
そんなあたし達は
今日もハナマル◎
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今夜独り
君のいないベットに
潜り込んで朝を待つの
君の温もり探すけど
冷たいシーツが足に絡み付くだけ
あたしは独りぼっち
淋しい夜は
夢の中へ
君に会いに行くから
どうかそこで抱きしめて
もう何も怖くないよって
あたしを満たして
君が居れば
何もいらないよ
どうか夜が明けるまで
三日月が泣いている
こんな夜だから
“君に会いたいよ”
淋しい夜は
夢の中へ
君に会いに行く
どうかそこで囁いて
愛の言葉を
ひらひら
月の下で
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生きる事って
難しくないですか?
皆
何処へ向かい
何に向かい
生きているのでしょう
あたしは時折
それが見えなくて
しんどいとか
辛いとか
そうゆうのじゃなくて
ただの空間
哀しみだけが渦巻いている空間に迷い込むのです
この気持ちは何だろう
考えれば考える程
わからなくて
考えすぎだと
笑われるのが恐くて
誰にも言えず
暗闇の中
ただ歩いて歩いて
疲れて眠る前に
一言だけ呟くのです
神様、どうかこのまま目覚めませんように
命は尊い
自らは絶てない
だからあの子にあたしの命を移植出来たなら
あたしのこの下らない思考にも
ようやくピリオドが打てるのに
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何でこんな人好きになっちゃったんだろう
約束も守れないんだね
約束した事すら忘れているんじゃないの?
何度も何度も
あたし
裏切られ続けて…
もういい加減
疲れてきたよ
なのに
ね
ここから動けない
1年前
君とこの道歩いたね
あの時のあたしに言いたいよ
今すぐ帰れって
君の手を振りほどいて帰りなさい
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またあたしを裏切ったんだね
でもね
気付かなかったふりするよ
だって
あなたを失う事の辛さに
今はあたし
耐えられない
だから
あなたへの気持ちが冷めるまで
それは
永遠じゃないけど
一緒にいようね
…一緒にいてね?
それがあなたの
あたしへの
最後で最大の償いだよ
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眠れないと
あたしが駄々をこねると
君は必ず
ミントティーに
ミルクをたっぷりいれた
マグカップを
熱いからねって
あたしの頭に
ぽんっと
手をのせてから
そぉっとあたしに
差し出してくれるの
それから君は
あたしの右側に座って
あたしの事を心配そうに見つめるから
あたしは何だか恥ずかしくなって
ずっとマグカップの中の白いのが
うねうねと動くのを
観察している振りしてる
君の隣
マグカップ越しから見える
君のその足の指が好き
ぼこぼこ血管がういてる
足のコウが好き
踵からふくらはぎの
ラインが好き
本当はあたし
ミントは好きじゃないの
だってすーすーして
心が空っぽになっちゃった気がするから
でもね
君が作ってくれる
この白いうねうねは
どんな時でも
あたしの心を満たしてくれるんだ
ありがと。
あたしがそう言ったら
君は足の指でピースした
見てたの…バレてた?
部屋には爽やかなミントと甘いミルクの匂い
そしてあたしは君の腕の中
穏やかで
優しい眠りにつくの
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変わらない事に安住するなって誰かが言っていた
変化にこそ希望を抱けと
けれど
桜の咲くこの季節は
どうしても
変わってしまう何かに
怯えてしまうよ