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カナリアの部屋  〜 新着順表示 〜


[156] 情けないね。
詩人:カナリア [投票][編集]

誰か助けて…



なんて言えない。



誰かを助ける



なんて

もっと言えない


情けないね

2007/10/03 (Wed)

[155] 同窓会でよくある一コマ
詩人:カナリア [投票][編集]

君が結婚したと聞いて
手にしたグラスが
曇りました

無理矢理飲み込んだ
アルコールと
無理矢理吐き出した
「おめでとう」の言葉が
喉の奥で交差して
咳込む私を見て
君は笑い
薬指が光る左手で
私の背中をそっと摩った

“あの頃”
何て言い方したくないけど

君がまだ野球少年だった
あの頃を思い出して

夜中抜け出して
向かった公園

繋いだ手
はにかむ横顔

大好きだった君

お父さんになるんだね

もう
お互い
制服は似合わないから

あの夏にサヨナラしよう

「おめでとう。お幸せに」

2007/09/15 (Sat)

[154] Cry
詩人:カナリア [投票][編集]

どうしよもなく
悲しくて

凄く不安なんだ…

生きていく事が
当たり前じゃなくて

生きている事が
当たり前じゃなくて

涙が溢れて

涙を隠して

声を殺して泣いている夜は

ねぇ

誰に告げればいいの?

寂しいって話は
ねぇ
誰に…?

2007/09/15 (Sat)

[153] 暢・Fiction
詩人:カナリア [投票][編集]

マジで




自分が死ぬかもって

極地に立たされた時






残りの人生を

誰かの為に生きたいと

そう思った


偽善とか綺麗事とか

例え

“ソレ”が
そうであっても

最期は
せめてその中で

偽りでも何でも
貫いて生きたいと思った

2007/09/02 (Sun)

[152] ばぁばと蝉とときどきじぃちゃん
詩人:カナリア [投票][編集]

なぁもありゃせん
この町は
夏になりゃ蝉がぎょうさん鳴いていて

昼下がりの縁側で
ばぁばは
入れ歯をカタカタ鳴らしてソレを怒りよる

「静かにせんかい!喰てしまうぞ」

その晩出たのは
ソレを素揚げしてから
甘いタレを絡めたやつで

さすがに食えん。
と横を見ると
じいちゃん美味そうにボリボリ…ボリボリ…

夏の終わり

なぁもありゃせん
あの町は

カカァ天下で有名な
うちのばぁばも
じいちゃんも
おらなくなり

ほんま
なぁもなくなってしもて

寂しい
寂しいと
今年も蝉がぎょうさん
泣いておる…


嬉し泣き。

2007/08/26 (Sun)

[151] 
詩人:カナリア [投票][編集]

真の愛とは
己を捨てる事

真の強さとは
己を捨てる事

己を捨て
他の為

全てを差し出す事が出来たら

きっと
この世界は変わる

人の為
為に生きる

2007/07/03 (Tue)

[150] Rain
詩人:カナリア [投票][編集]

痛くて

苦しくて

張り裂けそうな心は

ただ
ただ
ひたすらに
雨が降ることだけを
祈ったんだ

それは

涙を隠す為の雨ではなくて

泣く事を忘れてしまった

泣けない私を隠す為

2007/06/12 (Tue)

[149] 花火
詩人:カナリア [投票][編集]

花火の後の

あの虚しさは

きっと

花火が美しくありすぎた

からであって


そこに

君の姿を
思い出していたとか

そんな

そんな事は

ないんだよ…

2007/06/01 (Fri)

[148] 為に
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例え通り掛かりの人にだって無条件の愛情
そんな世界になれば
孤独に怯える事もないのかな
何にでも見返りを求めちゃいけんね
無条件の愛情

為に生きる

2007/05/08 (Tue)

[147] 泣き虫なれいんぼー
詩人:カナリア [投票][編集]

大丈夫
止まない雨はないから

いつかきっと
君の上に虹がかかるよ

僕が君の
虹になりたい

2007/05/06 (Sun)
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