詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
早冬(はやふゆ)の、Fog(フォグ)
鼓動・高鳴った出会いは、
輝く陽射しをもらってたせいね
世に漂う私たち二粒
ひときわ急速に強く加熱した。
その底に横たわる感情水が、焼けるほどよ
素直に足跡 重ねて歩んだ
でも、不意に、
バジルかおる雲間のかなたで
一気にはじけ、飛び散る 別れのおびえ
内側で、きらめいてた雫石が、
蒸気になり、広い空へ 大々的に 上がってってるょ〜
惹かれ合う、七色の光を巻き込む暖霧に混ざり、
息を吹き込む
逢瀬つなげた 紺碧の秋空
昇り龍のように首をもたげる、とどろき!
そうさ、凍え待つ、白冬には・・・
今 立つ、この、乾ききった大地に
大粒の涙をきっと 無数 落とすのだろう ね
ほんの一瞬、舞美する 潤いなり
その時こそ
静寂な暗がりで、枯れ葉が さんざめき、揺れ、
ささやこうとしたら、
あっちから聴こえた声
「ねぇ、又 会える?ぅ」
・・・・
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海へ倒れ込もう!
君から行く?
もうぼくは、黒い肌も脱ぎ捨てたいっ
死んでんのか?
生きまくり過ぎてんのか?
底抜けな、猿の大笑い状態
それは=
暴走めいた、かみなりサマー
今年の夏も、
甘〜く、
めいっぱい、ぼくらを愛してくれた
夏さん、ありがとう!
そして、
本当のキャラが存分に押し出されてきてるぞぉ〜
みんな、みんな、みんな〜
どうだい?
大好きだぁ〜っ!!!
今さ、生まれる前をたどってみてるのよ
あ、あった
サンゴ礁、
熱帯魚、
海に、もう出会ってた
前々から
生きてるぅっ・・あわあわ・アブク・・・・ブク・ブク・・・
ビーチぎわ
砂浜の砂も、中が焼けて熱い
くちびるに、ノリや海草の塩っからさが匂う
その塩が、こびり付いた水中メガネを
ぼくらは握って持って、
目の奥で湧く光を、そのまた光らせる
そんな花火を濃ゆく、見るんだ
な〜んだか、
覚えきれない
まとまらない宿題のようで、
あふれるオモチャの行進つながり、だ
見れば、
純白の入道雲
手元では、
真水と同じ、したたる汗
いいよな
君は、ぼくの背後で感じてて、
そのエキサイト具合を、ジェット気流に乗っけ・・・
ダイビングの醍醐味を、王子様気分でむさぼった
ようし、俺もだっ!
最後は寂しく見ておく
その後が、上がり調子になるように
オレンジ夕陽に
「ぼけ〜っ」、「ほわ〜ん」して、
真剣に高飛びし掛けた
断崖絶壁からの飛び込み
を、
まじ、念入りにやった
後味グッド、さ。
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結婚式
祝い事
はなやぐみんな
ぼくもはしゃぐ
勢い付けさせられて、ゆがむコツコツ感
ゆっくりじっくり亀さんなんて馬鹿馬鹿しくなる
でも、そこを乗り越えるのが人間わざ
はなやぎ、かつ「地味な社交家を目指せ」
そういって、
ストーブに乗っけたナベの煮物かきまぜながら、
将来の嫁さんの話をうれしそうにした母
純粋な頃の落し物、落とし味 だった。
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情緒
侘びさび
そこにある
ともに栄える 時間差での行動
一緒だとしわ寄せ しがらみから逃れて
今、めいっぱい深呼吸しながら道を行く
ひそひそばなしもあっけらかん
5秒ためこんで、ジェット水流
遠浅の浜辺
ただっぴろい砂丘
行きよん間に、潮が来りゃせんかぇ?
どうかい?
おびえ・・大丈夫?
アーラララ・・太陽だぁ〜っ
助けてくれよるさっ!
ブラスバンド部プラス応援団
チンどん屋みたいに徒党組んで練り歩き、
リスからふくろうから、猿・ゴリ・ロッキー
お供して、はべり、こっちも丁稚奉公で、
みんなして、秋の憂愁なオレンジうすびへ向かおう!
そろそろ落ち着くさ!