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青央紗の部屋  〜 投稿順表示 〜


[31] 空中の心臓音
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冷たい足音がひとつ
空には星がたくさんぶら下がっていて

君は指差して

信じる方へ進むだけ
青い太陽に目が眩む
ズキズキ音が鳴って
空を見た

地上から湯気が空へと立ち込めて行く

多い尽くされた気持ちは冷たい足音で歩く

楽しい生活が私達の進むべき行方

2006/01/19 (Thu)

[32] 透明の本当
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甘い色したタイルに突き進む光

あなたのかわいい心みたいな色のカーテンがフワフワした

恥ずかしくて見つめれないあなたの瞳は冷たい湖

空からウサギの形の色んなお菓子が降り注ぐ

柔らかく波打つカスミソウは海に隠れて行く

空の光のフラッシュに体はふらふらになりめまいがした

冷たさが部屋の温度で溶けていく

お互いの意地を張った態度も溶けていく
空は決して偽り無い色でいつもいる

あなたみたいに

そう信じ続ける

空は絶え間なく真実を見せている

2006/01/19 (Thu)

[33] 感情の扉
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優しくしたいのに
棘が生える心

強くなりたいのに
雲が集まりだす体中に

みんなのように花壇に入りたいのに
雑草と化す

笑いたいのに凍てつく心の水たまり

会話したいのに石のように固い口

立ち上がりたいのに雨に打たれうつむく花のように

彼は私に言った

笑ったらかわいいのに

私におどけるあなたは真面目過ぎて

優しすぎて

私は嬉しすぎて真剣に見過ぎて笑顔が出なかった

クソ真面目過ぎるあなたの事が私は大好き

私に変化の羽をくれたあなたが大好き

2006/01/19 (Thu)

[34] 夢と絵
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無数の冷たい風に突き刺さって
這い上がる体温は
君のそば
君の場所

声が届いたら
思いまで一気に伝えたい
思いまで

笑顔で見つめ合うのは嬉しいからに決まってる好きだからに決まってる

感情が色になって
私達から生まれるように巻きつく

伝えたい思いの色でひとつが良い

重たい蜂蜜が私の肩に滴り落ちる夢から目覚め
あなたの今日が良い日になるよう祈る

会えないときまで
あなたで埋まって行く

明日はどんな日にしようかな

2006/02/23 (Thu)

[35] 出会いの音
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あなたを初めて見た時
音楽が鳴りだした
あなたから音楽が聞こえた

あなたは私が好きな音楽

あなたは音楽好きの私を衝撃に落とすような音楽を体中から流していた

あなたが私の目の前を歩くたび音楽が聞こえる

あなたが私に近づいてくると音楽が聞こえてくる

どんな曲よりもカッコイイ音があなたから聞こえてた

2006/02/23 (Thu)

[36] そういうとき
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聞こえる声
冷たい気持ち
冴えない言葉
楽しく生活
笑顔が聴こえる

猫の背中に頬をつける心臓が鳴り渡る

また朝が来て
また夜が来て
帰りはあなと一瞬の2人っきり

気がつけば今…
お互い体調が悪いこの頃

ちょっとずつ
ちょっとずつ
早く良くなるように

2006/03/01 (Wed)

[37] ソラユビワ
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まるで空は

君のように気性が激しくて

君と来たら
まるで空のように
何でも知っていて

空のように観察力が鋭くて
私の否をすかさず見つける

誉めてくれたりもするけれど

そんな空を君を私は下から見上げて
1日が終わる

空を見て泣き
君を見て泣き

空を見て眩しくて
君を見て眩しくて

空を見て微笑み
君を見て微笑み

空に怒りをぶつける君に怒りをぶつける
もう二度と
もう二度と会いたくないと

でも今日も私は空に会い
でも今日も私は君に会い

空は滅びるまで空
君は滅びるまで君
私は滅びるまで私

終わる事の無い私と空の瞳と瞳と私と君の瞳と瞳

2006/03/14 (Tue)

[38] 憂鬱と睡眠
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乾いた闇
小さな箱の窓から流れる危うい光

チラッと目で見つめ
過ぎ歩く

目眩の果てに夜空の輝きの無い星達の光に目が眩む

花が風に揺れながら闇にただ光輝いてるただそれだけ
ただそれだけの事に私は心地よい

夢に出てきそうな
ひつじ雲が夜を空を歩く

私はただ心地よさを求めて
変わらない何かを探して

変哲の無い何かに見とれて

ただ心地よいだけ

道沿いのお菓子屋さんに1人

色とりどりのお菓子の中に埋もれて
眠気がして
眠りの中に

変わらない心地よさを探し求めて

汚染されたものなど欲しく無い

変わらない強さ

そんな事を考えてるうちに気づけば眠りの中

2006/03/15 (Wed)

[39] そのつなぎ目
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溢れる人々の記憶
取り払い

全てのわずらわしい会話をも取り払い

夜に輝く太陽の残り火を口に含み

音も削った
必要の無いものなど最初から無かった

今ある全てが消滅した時に今ある全てがひとつであり全てが
同じものなんだと初めて悟る

終わりが来て初めて何もかもが見えて

その時には悲しい事に何も無い
ただ無だけが存在してその存在すら

誰も見る事は出来ない
今有る全てが何のための有るなのか考えながらいずれにしても何もかもが消滅する

2006/03/22 (Wed)

[40] 覚と音
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生まれたての柔らかい羽を
君がなぜたその手で
涙が君の胸ポケットに入り流れる

おぼつかない空は
君が食べてしまった
君が食べてしまった空は青い大地で
地は灰色の空で

君の胸ポケットに入った涙は空にも地にも行かずに

君の心臓に吸い込まれて行く

もれる空の息と
あなたの息は

私の頬に吸い込まれて
夜空の太陽と君と眠る


2006/04/26 (Wed)
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