ホーム > 詩人の部屋 > 里雨夜の部屋 > 新着順表示

里雨夜の部屋  〜 新着順表示 〜


[168] 冷え性な指先
詩人:里雨夜 [投票][編集]

寒くなると紫になる指先も

今年はまだピンクなの

貴方に恋をしたからだよ

2008/11/14 (Fri)

[167] 秋のひくもりの日
詩人:里雨夜 [投票][編集]

秋の赤や黄色は

あまりに







映えるから



遠くで遊ぶ子供でさえ

淋しさの中に映る







泣いてもいいですか?
秋風よ

その冷たい心地よい体で
包んでくれますか?






秋風よ

どうか一人の僕に
冷たいくちづけを...

2008/11/09 (Sun)

[166] 
詩人:里雨夜 [投票][編集]

突然溢れた涙は

僕に

余裕のないのを

告げて

流れていった

2008/11/07 (Fri)

[165] 今度の休みは
詩人:里雨夜 [投票][編集]

今度の休みには

しとしと

雨が降ってほしい


そうすれば

雨のせいにして

誰にも知られず

泣けるから

2008/11/05 (Wed)

[164] 凶器:数字と文字
詩人:里雨夜 [投票][編集]

世界は数字や文字に迫害されている

暦を制定したユリウスやグレゴリウス

万有引力を導入したニュートン

今も世界の何処かで
未来の偉人たちが
世界を数字と文字に置き換えている


どうして
目に見えない事象さえ
数字や文字を当てはめるのだろうか


確かに
世界は数字や文字になったおかげで便利になった

しかし
便利になる度に
世界は失った

そして今も
未来の偉人たちによって
失われ続けている



世界は数字と文字に
殺され始めているのだ

2008/10/25 (Sat)

[163] 正当化
詩人:里雨夜 [投票][編集]

僕たちが
あの日から一度も
会っていないみたいに

一生で
二度と会うことがない人がいることも

世の常
人の常
『縁』というものなんだ

2008/10/24 (Fri)

[162] 『大人』になって
詩人:里雨夜 [投票][編集]

大声で叫ぶことも

一人泣くことも

できなくなった

2008/10/21 (Tue)

[161] 涙歌-ruika-
詩人:里雨夜 [投票][編集]

今はまだ夢を見させて


君じゃない人との

別の幸せがあるって

知ってるけど

まだ分かりたくないの



今は

君の好きだった歌を

涙にのせて呟くの


君との想い出を

生きていく支えにするの



いつか

新しい幸せを探しに行く

その日まで

2008/10/15 (Wed)

[160] シャボン玉
詩人:里雨夜 [投票][編集]

ふわふわ浮かんで

フッと消える


七色の膜の中

何が入っているのだろう

何を入れて膨らましたのだろう



破れて流した君の一雫

今も強く鮮やかに

僕の心を凌駕する

2008/10/13 (Mon)

[159] 秋への招待
詩人:里雨夜 [投票][編集]

今年の秋の訪れは
暮れゆく陽の速さが
教えてくれた


空気の冷たさに肌を抱き
気付けば空は遥か上

黄金の稲も刈り取られ
聞こえてくる虫の音(うた)

流れる風に想い出乗せて
夜空の星に未来を願う

2008/09/16 (Tue)
428件中 (261-270) [ << 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >> ... 43
- 詩人の部屋 -