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哀華の部屋  〜 新着順表示 〜


[101] 私言
詩人:哀華 [投票][編集]

興味の
無くなりかけた
私出来事

くだらないからと

苦笑いを並べて
とうの昔に
死んで
しまっている体に
気づいたのさ

進んでいくために
いくつも
見殺しにした
自分自身

助けてと
人任せに叫んで

誰も振り向かぬと
自分任せに泣いて

どうしようもない
この気持ちの
行き場を
もうそろそろ
見つけなきゃ
いけないんだ

でもそれって
いったい
どこにあんだよ
いい加減
教えてくれたって
いいじゃないか

2004/12/10 (Fri)

[100] 悲しい一コマ画像
詩人:哀華 [投票][編集]

空虚、感情、
半狂乱の午前二時
明日の一秒が
まるで感じ取れずに
その奥で
私は消えるのだろう

なんて悲しい
広い世界で
ガラス玉の様な
君の仕草と目線が
焼き付いてる

鮮明なコマ切り
画像みたいに
この四肢を貫いた
歌声と

ジャンキーの様な
狂ったテンションで
斬り裂いた批評

毒舌ですねアナタ。

それはどうやら
褒め言葉の様です

逆なでしていた
この神経を
千斬って感謝した
こんな悲しい
広い世界で

鮮明なコマ画像
君はいったい
私はいったい
どこで喘ぐのか

愛せないもの
積み上げて
これが私ですなんて
息巻いたら
速やかに
吐き気を催していた

こんな悲しい
広い世界で

なんて悲しい
広い世界で

私の周りの
一コマが
嫌気がさすほど
悲しさに濡れて
弾けているんだ

2004/12/07 (Tue)

[99] 画面
詩人:哀華 [投票][編集]

閉じこめられて
やっとこさ
解り始めた

親指には茶色い
二匹の悪魔と
臭いそうな
偽善者の言い分

さあ
どうした

戦う術は
学んだはずだ

未だ立ち上がれずに
膝をついて
気味悪く微笑んで

銀色のハサミで
すりつぶすみたく
擦り合わせた
皮膚と頬

今私を感じただろう
こんな画面の
すぐ奥に

今己を感じただろう
こんな画面の
すぐ前に

2004/12/05 (Sun)

[98] 曖昧な程度の台詞
詩人:哀華 [投票][編集]

午前三時の
ふたり言

曖昧なまま
曖昧な程度で
曖昧に愛しているよ

笑ってしまった

やっぱし
アンタは虚像に
なんら変わりないのさ

お前、意外に…

なんて
バカみたいな台詞

お世辞にも
ならねぇんだよ

その台詞
薄着で雨の中
アリスクリーム
買いに行くくらい
寒いって早く気づけ

しょうもない
しょうもない

風邪で速やかに
死んじまえ





死なれたら
ちょっと困るけど

2004/12/05 (Sun)

[97] りじゅうや
詩人:哀華 [投票][編集]

声を押し殺したまま
泣いていた夜

世界のどこかに
今の私と
同じ様な奴は
居るんだろうか

右手を
握りつぶし
ふがいない。なんて
意味も分からず
呟いてんだ

そうか
分かった

この中には膿しか
溜まらないこと

そうか
わかった

弱さは流れ出すと
信じてた頭の先

生み出すものは
滑稽で
歌唄う声も
今は虚ろ

真ん中に
二つ寄り添って

君は
いつか見た
映画の様に笑ってた

君にはきっと
届くだろう
寒くて
たまらない夜が

君にはきっと
分かるだろう
振り切った
痛みの粒が

2004/12/05 (Sun)

[95] 夢ってやつを
詩人:哀華 [投票][編集]

無理矢理に
詰め込まれて
ふさがった現実が

今さっき横たわり
泣きはらした目で
こっちを見る女に
見えたのさ

去ってく感情の中で
先生なんかに
教わったことと

へばりついた壁の横
鼻血たらして
泣いてたこと

そんな最悪の毎日が
どんなに悲鳴を
上げていても

右に左に泳ぐ目で
汚い橋の下
煙草を投げ捨てる
そんな日々から
抜け出すのも
おっくうだった

隣でもうすぐ
夢を叶えるアイツ
必ずしも
あるとは限らない
吐き出す場所を
求め続けて

たとえそれに順番を
つけたとしても
きっと鼻で笑いながら
蹴り跳ばすんだろう

分かってんだろう
このままじゃ
腐っていく
だけだって事も

さあ
お前はどうすんだ?

いつまでたっても
このままか
歩くのダリいって
あきらめんのか

どんなに
ちっぽけな事だって

お前なら
遙か遠く
みつけられる

恋いこがれ
求め続けた
夢ってやつを

2004/12/04 (Sat)

[94] 泣きたがり
詩人:哀華 [投票][編集]

返せない笑顔に
また涙こぼれて
この思いも
悲しすぎる嘘も

流れて
消えてしまえば
よかったのに

無くすものさえ
留めておいたら
体は救われるかも
しれなくて

産まれるものさえ
切り取ってしまえば
明日は輝かしい
元の姿に戻るかも
しれないね

飽和してしまった
言葉を

どこに埋め込んで
どう伝えれば
私は傷つかずに
済んで

どこに捨て去って
どう消してしまえば
貴方は泣かずに
済むのだろう

私が
貴方が
寂しがらずに
泣きたがらずに
済む世界は

あるのだろうか

2004/11/24 (Wed)

[93] あの時微笑んだ貴女
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例えここで
私が消えても
笑って居てくれますか

何気ない日常を
素敵だと笑いながら
言い放った貴女を
本当に素晴らしいと
思いました

記憶は重なり
積み上げた今を
汚らしいと
嘆く前に

雪を降らせた
灰色の空気の中で
私は馬鹿みたいに
微笑んでいたい

終わりは
終わり

それが例え
今日のことだとしても

きっと
大丈夫さ

あの時微笑んだ
貴女の様に

まだ生きている
私はまだ
生きているから

2004/11/20 (Sat)

[92] 限定な者
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裂けちぎれ
夢を漂わせた
時の中で

私は
私は

幾度となく
青く乾いた海を
手のひらに乗せ

どうしょうもない
矛盾の楯に
覆い被さった
皮のような現在を
憎むのです

限定物
それ故に美しいのか
限りあって
二度とは戻らぬ
それ故に愛おしいのか

こちら側は
寒さが増しました

また貴方が死んだ
季節です

愛しております
心から
今でも
変わらずに

限りある時を
そして貴方を

2004/11/20 (Sat)

[91] センター嬢
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目に映る淡泊さと
鈍い感覚で
この足は
きっと数秒後
戸棚を蹴り倒し

所詮ただの他人事
そう吐きながら
濁った街を
早足で跨いで
行くのだろう

一つ
ここに居て
二つ
私は壊れてた

一つ
待ち人は来ず
二つ
摘んだ夢を叩き壊す様

へつらった頭
地面に擦りつけて
自慰行為で
死ねばいいよ

アンタの腕
黒い星が
いくつも瞬くね

立ち尽くす
センター嬢
生白い足を露わに
今もあの街の
片隅で

半分笑いながら

すすり泣くのさ

2004/11/15 (Mon)
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