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哀華の部屋  〜 新着順表示 〜


[17] 寂しげな星の上で
詩人:哀華 [投票][編集]

そんなにアタシ
強くない

そんなにアタシ
強くない

寄らないで
話さないで
笑わないで

そんなにアタシ
強くない

そんなにアタシ
強くない

ギリギリの崖っぷちで
何度もあの名前を
叫んでた

強さをはき違えた
人たちに押しこまれ
明日もあさっても
全く同じと
分かったの

そういえばアタシ
生きてたっけ?
なんて思い出して
小さめに笑う

この星は寂しい
昨日から

この星は寂しい
貴方が居なくて

泣いてもいい?
声は出さないから

泣いてもいい?
今くらい

2004/06/06 (Sun)

[16] だけど、だけれど
詩人:哀華 [投票][編集]

大抵同じなのに
気づかないのは

きっと自分の事も
相手の事も
分かろうと
しないからで

それでいいのか

これでいいのさ

そんな
こんな
堂々な巡り巡られ

なんてこと
自分が誰かさえ
わからないなんて

なんてこと
ここが何処かさえ
わからないなんて

ここに体は
確かにあって
ここに両手は
確かにあって

だけど
だけれど
感覚が掴めなくて
苦しくて
倒れそうさ

だけど
だけれど
息が吸えなくて
苦しくて
消えそうさ

2004/06/04 (Fri)

[15] ヤンキーハイスクール
詩人:哀華 [投票][編集]

あぁ
やっちゃった
やっちゃった

あぁ
やっちまった
やっちまった

ウザいくらいの
笑い声と
明日みたいな
笑顔の真ん中で

私は苦笑いの連続で

右足の痛みは
未だ取れず

今日くらい
休めよバカ。

なんて
痛いくらい
背中叩く奴らが居て

行ったはいいけど
強制帰還って
それってどうなの

私に構うことなく
日々過ごせば
楽なくせにさ

あぁ
まったく
まったく
しょうがねぇ

あぁ
まったく
まったく
愛すべきだな

右足ジンタイ
伸びきって
松葉杖の
パンキッシュガール

頭爆発してるのは
昨日の夜
玄関でコケたから

心配なんて
しなくていいのに

ほんと
馬鹿なアンタ達

心底
心底
大好きさ

2004/06/02 (Wed)

[14] 慣れぬ事
詩人:哀華 [投票][編集]

わかってる
わかってた

そこの円の縁取り
ただの悪戯だと

寂しいだなんて
まるで嘘なのさ

心配のしあいっこ
いまだ慣れぬ事
そればかり

昨日も
今日も
明日だって
ただ消えたいだけ

慣れぬ事

そればかり

愛した背中は
海の藻屑に
なり果てて

おいでと
手を振る

やっとお迎え
消えることができる

やっとお迎え
逃げることができる

左手を千切って
髪の毛を千切って

私は
私は

消えてしまおう
あの海の底

二度と
触れることない
その背中
思い出して

2004/06/01 (Tue)

[13] 知らぬよ
詩人:哀華 [投票][編集]

今まで
無視されて
知らぬフリなんて
数え切れぬほどさ

お前など知らぬよ

そんな顔で
通り過ぎる人の
冷たい目には
心底飽きた

嘘をついた
その顔はまるで
道化師の様

笑ってるのか
泣いてるのか
わかりゃしないさ

怒ってるならば
そう言えばいいのに

要らないなら
そう言えばいいのに


宙に浮いた
言葉はどこへ
捨てようか

それは
こんな場所の
片隅でもいい?

それは
こんな部屋の
片隅でもいい?

もう必要だなんて
言うわけないだろ

お前なんて知らぬよ

どうでもいいのさ

全部終わった
そんなけのこと

2004/05/30 (Sun)

[12] どっかの誰かを
詩人:哀華 [投票][編集]

やればできるなんて
きっと嘘ですね

私に
できない事なんて
ありすぎて
目から
ごめんなさいが
溢れてしまいそうさ

意味のない言葉
本当じゃない言葉

どっかの誰かを
知らないうちに
傷つけたかも

知る時を迎えて
自分はなんて
小さいのかと
改めて気づく

歯を食いしばって
耐えたけど

口から内蔵が
裏がえって
出てきそうなほど
苦しいのさ

明日の夕方
笑っていられたら
私は少し
成長できるかしら

明日の夕方
笑っていられたら
私は少し
安心できるかしら

もっと素直に
伝えられたら
もっと素直に
泣けていたら

私は私を、
どっかの誰かを
傷つけずに

すんだのにね

どうか許して
お願いさ

ちっぽけな願いは
あの風船のように

寂しく弾けて

消えてしまったんだ

2004/05/30 (Sun)

[11] なんて、なんて日
詩人:哀華 [投票][編集]

ここはジャンキーの
たまる店さ

クルクル回る天井
いつも以上に
弾ける街の明かり

今日だけ
切り取って
ガクに飾りたい。
そんな気分だから

なんて変な日
なんて変な日

午後は午前で
明日は昨日で
アンタはアタシで
アタシはアンタ

なんて変な日
なんて変な日

ほらね
なんかいい感じ

楽しいお薬の
効果なのかしら?

感じたことない
刺激がほしいだけさ
どうしょうもなく
寂しいからさ

君の頬に
触れたいからさ

手が震えて
今確かに
黒い空が掴めた

自分が怖かった日
なんでもできると
感じた日

自信過剰の
変態少女だったワケを

アンタには教えて
あげるから

こっち見て

ねぇ
笑ってよ

2004/05/30 (Sun)

[10] 14歳からの哲学
詩人:哀華 [投票][編集]

生暖かな塩水は
傘を開くとき
飛び散る
水滴の様に溢れて

ぐしゃぐしゃと
目の下を流れた

今だって
14歳からの
哲学を考えてる

明日も私は
生きてるんだろう
相変わらず
苦笑うんだろう

本当の事が
知りたいんだ

もしも
知っていたなら

"毎日、毎日、
くだらない"

そんな中でも
強く息ができるはず

息をするのは
当たり前

そう
言われてもねぇ

いつか死ぬのも
当たり前

そんな事
言われてもねぇ

理解など
できませんが…
何か問題でも?

何もかも
不思議なのさ
苦しくて
たまらないのさ

生きる事?
なんだそれ。

考えれば
考えるほど

反吐がでる

2004/05/29 (Sat)

[9] 幸せ下さい
詩人:哀華 [投票][編集]

あちこちに
少しずつこぼれた
幸せを
這いずり回って
かき集めて照らした

いびつな光を
放つのは
いろんな形
してるせいで

堅かったり
柔らかかったり
熱かったり
冷たかったり

まるで一つに
なりゃしないのさ

僕は僕が嫌いです

私は私が嫌いです

ニンジンよりも
ピーマンよりも
なによりも
なによりも

大嫌いです

幸せください
ちょうどいい
大きさ形の
とびきりのやつを

幸せください
幸せください
君の思うところの
一番のやつを

2004/05/28 (Fri)

[8] 存在証明
詩人:哀華 [投票][編集]

最後笑えたら
そんでいい

最後笑えたら
そんでいい

いろんな事
ありすぎてさ

きっとアンタは
産まれたときから
沢山殴られてさ

手の甲にできた
十字架の火傷も

眉毛にできた
深い切り傷の跡も

喉仏にできた
消えない
赤いアザも

抱きしめたくて
抱きしめたくて

今でもまだ
疼くんだろうか

何処か悲しそうな目
その奥の
真っ直ぐさが

アンタの存在証明

上手く笑えない口
その奥の
消えない落書き
それがきっと

存在証明

最後笑って

生きててよかった。
そう言って欲しい

アンタが
居なきゃ
私はいつしか
成り立たなくなって

海の泡みたく
消えそうだから

十字架のついた
その手で
しっかり手を
つないでて

それが
アタシの存在証明

生きててよかった。

いつか隣で
言いたいんだ

そう背中に
書いたのは
ほんとうさ

照れ隠しで
言わなかったけど…

2004/05/28 (Fri)
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