詩人:umi | [投票][編集] |
長い長い時間がたっていました。
忙しい日常に追われていたら
生きる事に精一杯で
心を震わす恋も
みなぎるような想いも
遥か遠くに去って行ったようです。
ふと思いだしここを尋ねて見ました。
あの頃のやり取りした人達を
探し、探し、探し。。。
感想文の中に見つけました。
みんな、休憩が長いようです。
また、たまに来て
思い出をくすぐってもらおう。
あの日、あの時、私は確かに
みんなの中に存在したのだと
確信するためにまたここに来よう。
あの人も、この人も、その人も
またここに戻って来るのを信じよう。
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たしか、前にも父の事書いたっけ
「思い出話しを」と言われたけど
何にも思い出せず。
無理に思い出そうとすると
頭にモヤがかかって思い出せない
ただ、覚えているのは、
たくさんたくさん愛されたこと。
私が娘で良かったですか?
お父さん。
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死ぬことで
私の心に焼き付けた
自分の存在
自分の非は
棚上げして
自分を責める事は無く
死に向かう事で
私を苦しめようとしたのか
でもね
私はいつも公平に物事見ていたつもりだよ
あなただけが
悪いと思った事は
なかったんだよ
自分で自分を追い込んだのはあなたの弱さ
私は受け止める
あなたの「想い」を
私が悪いんじゃない
悪いのは
自分(あなた)自身だよ
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5年の月日は
嘘の上塗り
見事に騙されました。
愛されたことは
ほんとだった と
思い込もうとしたけれど
無理みたい
貴方を殺しました
心の中で
その亡きがらに
唾を吐きました
その位の男だった
そして
それ以下の
私
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知らなかった。
貴方がこんなに弱い人だなんて。
知らなかった。
貴方も涙流す事があるなんて
知らなかった
貴方も後悔する事あるなんて
よかった。
私と一緒なんだね。
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枕に耳を当てる
どくんどくん
心臓の鼓動
嫌々ながら行く仕事で
言われた言葉も
血流に乗って
リピートされる
瞬きもせず
それを聞いている夜
明日は来ないと
本気で
思いたい。
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朝、目覚めと共に
2階の窓を全開にし
双眼鏡を片手に海を見つめ
「うん」
とうなずいている。
朝ごはんを食べたら
何にもすることなくて
テレビの番をして
それでも時々
花に水をやり肥料を与え
満足そうに
「うん」
とうなずく
寝る前に
またしても2階の窓を
全開にし
双眼鏡を片手に
海をみつめる
そうして
大きく
「うん、うん」と
うなずき
一日が終わる。
漁師だった父は病気をして陸人になった
でも心はいつまでも
海にあり
海と生きる
明日も
次の日も又その次の日も
自分は海の男と
自負しながら
眠りにつくだろう。
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何度もお願いしたよね
横に並んで
歩いて行こうって。
うん、うん って
貴方は返事するけど
やっぱり私の前を
歩きたかったんだ
上から目線はいやだよ。
上目遣いの睨んだ様な
顔で貴方を見たくなかった
肩を並べて
同じ高さで話し合って
いきたかったんだ
生きてきた環境も
今の立場も
みんなひっくるめて
好きになったんだよね
三年かけて
やっと歩み寄れたのに
私の「逢いたい」の一言
初めて言った我が儘
その日
心の中で
何かがはじけて
崩れていくのがわかった
貴方は私の何処が
すきですか?
貴方は私の何を
知っていますか?
重ねた手は
振りほどけるけど
重ねた日々が
愛おしくて
やりきれないんだ
今日
貴方が置きっぱなしの
荷物
段ボールに詰め込んだ
明日はゴミの日
朝目覚めた時に
勇気がありますように。
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送り火を終えて
ゆっくりと
帰って行く
66年前から今日の日まで
貴方方の
命の犠牲で
今私達は生かされています。
愛する人や大切な親、兄弟に別れを告げて
旅立った日から
平和の道が開けてきました。
私達は今の社会に不平不満をぼやきながら
でも幸せに生きています。
また来年
迎え火を焚きますから
戻って来てください。
私は終戦記念日を
忘れません。
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その小さな手で
私のほっぺに
触れてくれるの?
その小さな足で
私の膝の上を
ピョンピョンと
飛び跳ねてくれるの?
ニコニコと笑う
小さなお口の端から
ダラダラとこぼれる
そのよだれを
私のお気に入りの服に
たっぷり落としても
汚く思わないんだよな
もしかして
数えられそうな
その薄い薄い髪の毛に
ふうっ って
息を吹き掛けたら
驚いた顔が笑えるんだけど。
そのおしりの
青あざは
神様の
「下界に行って幸せになりなさい」
って印しなんだよね。
おしりをぎゅうっと
つままれて
慌て生まれて来たんだね
赤ちゃんの存在は
ただそこにいるだけで
私を幸せにしてくれる
愛しい彼の赤ちゃんを
生みたかった。
彼と一緒に赤ちゃんを
育ててみたかった。
子供を産むだけが女じゃないけど
産めなくなったら
女
終わりかなぁ…