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綾の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 愛ことば
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飽きないくらい短くて

何度も伝えたくて

何度も聞きたくなるの

ぎゅうと詰まった気持ち

ぎゅうと抱き締めて

2006/04/17 (Mon)

[12] 空から
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解けない感情は
朝に預けて散歩した

流れたきら星は
空から逃げたのか

口にした願いは
言い切れずに
宙に浮いたんだ

ため息ついたら
表れるやるせなさ
燻る億の奧にある
あなたのこと

こんなに気持ちが
生まれたのに
抱えてばかりの恋は
太陽を忘れた空の空

2006/04/18 (Tue)

[13] 春ばる
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素直さに絡まった
気持ちが胸を締め付けて
呼吸も上手くできなくて

解いてみたら君のこと
もっと好きになった
泣いてもよかったんだ
笑ったらよかったんだ

陽がこぼれて
蒲公英が足元に咲いた
眠くなりそうな
日溜まりは君のようだ
風が吹いたら
一面に春が広がるだろう

2006/04/18 (Tue)

[14] 春風日記
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懐かしい風に
捲れてく日記帳

巻き戻った空気
すれ違った春と
読みかけの本と
特別な窓際の席

カーテンは優しい波
流れ込んだピアノ音
私の想いと彼の背中

送った季節が過ぎて
吹き抜けた風が捲る
真っ白なページに
書き足す毎日がある

2006/04/22 (Sat)

[15] 無題
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夜空を吸い込んだら

すぅすぅする飴を

口のなかで転がした後

水を飲んだ時みたいに

すっとすっとしたので

きゅんと目をつむって

君のこと想いました

2006/04/30 (Sun)

[16] 五月
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新緑の風を
車輪にからませて
木漏れ日の
坂道を下ってゆく

芽吹いた想いと
伸ばしかけの髪が
くすぐったいな

花唄ゆるり流れて
気持ちシャリリ前進
生まれたてって
柔らかいのね

2006/05/03 (Wed)

[17] 海風ラブレター
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潮の匂いが風と戯れて
忘れない君になってく

貝殻から零れる波音を
聴くときには君の隣で

満ちて魅かれた僕ら
想像もしてなかったけど
手を繋いで歩くっていい

結ばれてる世界は
揺らめいて綺麗だね

境界線がなくなるまで
君を独り占めしたい
そんな気持ちで
月が丸くなるのを
素直に待っている

2006/05/15 (Mon)

[18] 優暮れ間近
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和らぎの色合いは
体温みたいな優しい蜜柑

飴玉とけて夕焼け空
初恋みたいな味がする

伸びた影と帰ります
あなたの声が聞きたいな

風も葉も遊び疲れて
日々の営みが浮き立って

何気ない音や漂う匂いに
安堵する優暮れ間近

2006/05/16 (Tue)

[19] 空中散歩
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肌ざわりやわらかな
服をさっとまとって
目覚めてくこの朝を
軽快に歩いてく
私を受け入れてく

自由に吹く風
気ままに去る雲
追い掛けて空中散歩
問い掛けて青空日和
背伸びして息づいて
涙して生きてきて
話して自然と笑って
また私に出会ってく

2006/05/18 (Thu)

[20] プロローグ
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小指むすんで

繋げた出会い

運命だと信じよう

好きになったんだ

そしてここから

2006/05/21 (Sun)
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