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[190467] これがありふれた光景だと言うなら
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

ご自由にお取り下さいと
張り紙された聖書の入ったカゴ
街中に置かれたそれには
目もくれない忙しない人々の朝

終電間際の時間
カゴの中や周囲には
空き缶や煙草の吸殻や
紙くずが散乱していた
それを横目で見て思わず
笑ってしまった
笑えなさすぎて
足早にその場をあとにした僕も
いじめの第三者みたいなものか

神は噛み殺された
頭の悪い猿たちに

信じる心のない
中でも心のないマナー違反者のゴミ屑共は
世の中に笑えないほど散らばっている
これがありふれた光景だと言うなら
「Oh my xxx!」
信じる者も救われないぜ


聖書を猿に読んでほしいなら
せめて手渡ししないとね
誰もいなけりゃ
ゴミ箱と間違ってもおかしくない
カゴの中
最初に置かれていたものでさえ
ゴミだと思って
空き缶を捨てたりする
おかしい人たちの集まる世界だ
信心深い隣人は
それでも説き続けるのか
救われない話だな

救われないからこそ
救われようとして
救いたくて
救済を叫ぶのか
祈りの先に神はいるのか
とりあえず
街のゴミでも掃除しようか
他に私にできることは
黙って土に還るくらいだ

2016/01/02 02:57



[190464] 貴方へ…
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

前の詩は貴方に宛てて
書いたものじゃない


気づいてしまったの
私たちはお互いに
勘違いをしてたって


お互いに心持ちも
経験した事も
よく似てた

よく似ているけれど
紛れもなく お互い
求めてる人とは
別人だって…

私の好きな人は
ピアノ弾きだったの
彼に「永遠」を約束した

何があっても
傍にいることを
約束したの

二人の最後には告げたわ

「貴方の幸せを祈ってます」って…

貴方からの言葉は
全てあの人から
言われているような
気がした

縋るような想いだった

貴方からの手紙で
また惹かれてしまったの
貴方の言葉に…

でも貴方は違う
貴方にとって私も違う
気付いてしまったから
それを黙ったまま
手紙を続けることは
出来ない

それは貴方を
騙すことになるから


貴方からの手紙
嬉しかったよ
本当に好きになって
しまいそうなくらいに

でも私は貴方が
求めてた女性とは違うから

もう好きとは
言わないよ

貴方に迷惑かかるから

2016/01/01 22:23



[190463] ただの友達
詩人:チューリップの花束 [投票][編集]

こんな寂しい行為があと何10年続くのだろう
朝がくる度むなしくなるんだ
贅沢な悩みだよね
君と友達であることはすごくすごく嬉しいことなのに
僕はなぜか切なさを感じるようになった
毎夜君の虚像を抱きしめるけれど
朝になると全てが夢だったことに気がつく
何事もなかったように服を着て君は仕事に出かけるんだろうって言葉を思い出すよ
僕にとって君は特別だけど
君は僕のことを特別な人だとは思っていない
ああ、切ない
君と僕はただの友達

2016/01/01 20:10



[190462] ツバサ
詩人:どるとる [投票][編集]


両手を 羽にして飛んでいこう
その胸の中にあるイメージを
好きなだけ膨らませてみよう

目にも耳にも届かない 光や音があるように 誰かを思う気持ちは
どんな距離も越えていくだろう

今すぐこの思いを届けたいあなたを 目指して

鳥が羽を広げた形をイメージすれば

想像力が翼になって風をつかみ空を飛ぶ

「出来ないことはこの世にはないんだ」

目を閉じたら 自由な発想で
描く明日の世界が 何万歩先の未来を わずか数歩の距離に縮める

たしかな 一歩なんてきっと いつまでも歩めない 曖昧な一歩でも
それはたしかな一歩だ

何より明日を想像する力が力になる

鳥だって風の力をかりて飛んでるに過ぎず

なんの力もなく飛べる道理はないんだ

「羽ばたくための風を起こすのが役目だ」

胸の中にある 数ある思いは やがて一つ一つが

君の羽になっていく そして形作られた羽が翼になる

目には見えないけれどとても立派な翼です

鳥が羽を広げた形をイメージすれば

想像力が翼になって風をつかみ空を飛ぶ

「出来ないことはこの世にはないんだ」

2016/01/01 19:45



[190461] 砂時計
詩人:どるとる [投票][編集]


君がいなくなって どれくらいの時間が流れただろう 数えるのも面倒だからやめておくよ

生きていれば会えるなんて きれいごともいいところだ

世界中探しても君はもう 僕の 届かない場所にいるから

君がくれたのは愛だけじゃない
終わらない 悲しみがこの世界濡らすから
残された時間をどう生きようか迷うばかりの
僕に与えられた時間の砂時計はまだ

こんなに余裕があるのに 一体君のいない世界でどう生きていけばいい

空を見上げても 引き出しの中 覗き込んでも君はいない
そんなこと当たり前なのに まだ夢みたいで

自分一人で料理することも出来るようになった

靴下のあるところも君に聞かなくてもわかるのに

君のいない部屋 見渡すとき 僕の中の君の思い出が 君と過ごした時間を 映し出すから

僕は 逃げ場を失ったように ただ泣くしかないんだよ 情けないよね 恥ずかしいよね

それでも 君のいない世界で 僕はただの弱虫に成り下がってしまう

君がいなくなったことを認めてしまうと
きっと僕は 僕ではなくなってしまう
君に愛された 僕のままでいたいんだ
たとえもう二度と会えなくても

思い出が捨てないよ
忘れるために重ねた思い出など何一つないから

君がくれたのは愛だけじゃない
終わらない 悲しみがこの世界濡らすから
残された時間をどう生きようか迷うばかりの
僕に与えられた時間の砂時計はまだ

こんなに余裕がある 僕の気持ちを知らない空は もうすぐ夜明けだ
新しい朝が僕に生きていることをおしえてる。

2016/01/01 19:18

[190460] 
詩人:どるとる [投票][編集]


桜の花びらが アスファルトを
桃色に 染める季節は
なぜか あなたに会いたくなるのです

あなたが好きな絵はがきと押し花を添えて
あなたに送るこの届かない思い

流れ星が 屋根をかすめてく
そんな夜には もう出会えない誰かに会いたくなる

風が さらった 花びらが 僕のほほを撫でて
いつかの さよならを そっと 景色に描くから僕は少し立ち止まる

手を 差し伸べて 広げた手のひらに
舞い落ちた 花びらの一枚を 包み込んだ

君の手のぬくもりによく似た手ざわり
あたたかくこの胸に陽射しが舞い降りた

言葉にならないときは 何を頼ればいい
道に迷った僕は宛もなくさまよった

甘い花の匂いが 鼻をくすぐると 踏みしめた花びらの 一つ一つに思い出が映る
あなたが僕の心に書き残した手紙

素敵な言葉ばかり 探しているうちは
きっと愛なんて見えない だって愛は思うより汚いものだから
でもだからこそ積み重ねてく中で その汚ささえも 可愛らしく見えてくることもある

風が さらった 花びらが 僕のほほを撫でて
いつかの さよならを そっと 景色に描くから僕は少し立ち止まる。

2016/01/01 19:03



[190459] 親愛なるあなたへ
詩人:どるとる [投票][編集]


夕方過ぎの日の短さよ 夜の闇に光が灯って 宝石のように

赤や黄色にまたたく 街明かりを背にして
君は寂しそうに 無理して笑ってた

誰かが誰かを思う気持ちは その誰かが誰かを思う気持ちと少しも変わらない

あなたのそばにあるその温もりは
どんなときでも変わらない優しさで

ためらうこともなくこの手を握ってくれるから

もらっただけの愛を返せる見込みはない

だけど伝えたいよ 残されたありがとうの気持ち

孤独になったとき はじめて一人では何もできないことに気づく
今までは誰かがそばにいたから気づかなかっただけ

わけもなくふと君に会いたくなるのはなぜだろう

終電をとうに過ぎた頃 寂しさはいよいよ弱虫な僕をもっと弱虫にするから

誰もが誰かの愛に愛されている
そして誰もが誰かを愛で愛している

そんなありふれた毎日が 当たり前に続いてく幸せには

計算なんかじゃとても計れない

食卓に並んだご飯と味噌汁みたいな 単純な答えしかない

それはきっと言葉で 伝えられるものではないけど
でも言葉で伝えるような 難しいものでもないから

大切な気持ちは 言葉にはしないで
ごまかしようのないような 手と手を繋いだときに生まれる温もりで伝えようか

あなたのそばにあるその温もりは
どんなときでも変わらない優しさで

ためらうこともなくこの手を握ってくれるから

もらっただけの愛を返せる見込みはない

だけど伝えたいよ 残されたありがとうの気持ち

いつも思ってるよ
誰よりもあなたを愛してるって。

2016/01/01 17:10



[190458] 君は悪くない
詩人:どるとる [投票][編集]


少し不器用なだけで笑われる筋合いはない

転んでできた傷跡はいつか宝物になるから

積み重ねた日々と同じだけの時間をかけて
君は 大人になっていく

涙で出来た階段を君は一段ずつ上ってく
誰かがそれを指差しても 空を見上げているだけだよ

どんなに世間が冷たくても世界は悪くない
他人も悪くない だけど君も悪くない

ただ 少しだけ ほほに雨が降っただけ

人より何がどれだけ秀でているかよりも

お互いにいいところを認めあうほうがいい

どうしても人の欠点ばかり 見てしまうのが人だから
まずは自分を改める

そうして見えてきた沢山の傷跡があるなら

自分もまだまだだと思えるから 人を笑えなくなる

どんなに 人の道を外れても 心を置き去りにはできないから
孤独を装っても帰る場所は人の中

手放せない心のせいで優しくなる

今日と明日の間にはしごをかけてくれるのは

目に見えない時間だ
だけど あなたが生きたいと思う気持ちの中に いくつもの支えがある
それを忘れてはいけない

涙で出来た階段を君は一段ずつ上ってく
誰かがそれを指差しても 空を見上げているだけだよ

どんなに世間が冷たくても世界は悪くない
他人も悪くない だけど君も悪くない

ただ 少しだけ ほほに雨が降っただけ。

2016/01/01 16:50



[190457] 麻薬と神経毒
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]

あの人には放って置かれたくない
あの集団には放って置かれたい

いつも現れる
あの集団の欠片たち
あの人の分身であり影の部分
それはまるでチェスの駒

それに振り回されて
本当に萎えるし鬱陶しい

アナタのいう監視って
こういう事なの?
アナタのいう心配って
こういう意味なのか?

毎年、誰かしら
彼の元から逃げ去り
監視という名の
集団犠牲者続出中

逃げ出さななければ
被害がないのかと言えば
それも大違い

存在無視と威圧と
睨みと皮肉と嫌みと
見せつけるかのような
女友達へのベタベタな可愛がり

嫌がらせの雨が降る

心にヒビが入るよりも先に
粉々に割れた

硝子の破片が頬を伝う
泣く私を見るアナタはいつも
キラキラと笑顔で生き生きしていたね

アナタの目はいつも言っていたよ
「傷ついた君の顔が好き」
「苦しんで泣いてる君が好き」

あの子には優しさと愛情を
私にはただのプレゼント
そこには愛情も何もない

保険を繋ぎ留めておくための
ただの餌に過ぎなかった

だってアナタは
人を愛せない
自分も愛せない
だけれど沢山の人から
愛される事を夢見ていた

なぜならそれが
アナタのステータスだから

周りはもはや
心を抜き取られ
思いのままに操られる
ただの操り人形
アナタの正体には
誰も気づかない

皆は賞賛と褒め言葉で
アナタの外側を固めた
私は母性愛と内面の補充に力を注いだ

けれど心が壊れた時
私は魔女になった

アナタは泣いた
アナタは怯えた
それを見て私は去った

泣き顔を見て
怯えた姿を見て
私には子供のような
笑顔にはなれないよ

心苦しかった

けれど今もアナタは
苦しんでる

私が施した 内面的な愛情に
それはまさに神経毒

徐々にアナタを蝕み
喰い尽くし苦しめる

それはいくら監視をして
安心を得ようとも
毒の効果は治まらない

私も同じくアナタの毒に侵される
アナタの笑顔には
毒性があった
アナタの愛情には
依存性も

まるで麻薬だよ

麻薬と神経毒 
どちらもやはり物騒だね

2016/01/01 16:11



[190456] イメージの実態
詩人:壬治 [投票][編集]

涙をかわいく浮かべたら
君は振り向いてくれますか

安い世界に生きてるね
夢はきらめいて心を潤しても
その波紋は現実には届かない

うなずいてかしづいて
狂ったように妄想を行き来して
リアルな君が思い出せない
イメージの実態、つまらない絶対

どんな現実も自分以外が
認識しなければ
なかったことと同じ

どれだけ夢の君と愛し合っても
君は知らない意味がないなら
こんな真似ごとどうだっていい

巻き戻して今すぐ早送りして
ここでストップだって
時間が足りないし
みなぎる気持ちもすぐダメになる
今日がまた昨日になる前に

ぶっ壊そうよこの壁を
固定概念とかってやつを
自分を全否定したら
まっさらな場所から始めたい!!

2016/01/01 04:41
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