風か流れ
時が流れ
辿り着いた今に嘆き
想い巡らせ未来に涙

今を憂い
日々を憂い
辿り着けず己に嘆き
想い巡らせ過去に涙

死を願い
無を願い
辿り着けた闇に嘆き
想い巡らせた救いに涙

普く大地に降り注ぐ光は
暁の訪れを知らせ
悪戯に差し込む朝影
浅黄の霧が世界を包み
草葉に輝く朝露の雫
一日の始まりの風景は
美しく悠然と彩られていた

古の神を祭りし日
宵闇の帳も下りて
打ち上げられた火の花の
消えゆく残り香が
また夏の終わりを
告げてゆく
頭をたれた向日葵が
暮れゆく空に花散らし
顔を隠した太陽が
申し訳なさげに山に落ち
群青色に星々が輝いて
少し冷たい風を
緩やかにつれてくる
白んだ遠い空が
焼けるよう赤らんで
雲の切れ間から
今日もまた
溶けだしそうな御日様が
虚ろうように昇ってく

飛び石みたいに
ぽつぽつ並ぶ
わらぶき屋根
軒先に並ぶ
渋柿のカーテン
何も変わらない
田舎の風景もいいもんだ

変わらない毎日の中で
見付けた小さな幸せ
針の穴ほどのモノだけど
日々を生きるには充分で
その幸せに糸を通し
繋ぎ合わせて
贈る事が出来たなら
君はどんな顔を見せてくれるだろう

夢一つ強く持ってたら
何処へだって
行けるはず
そう信じて
前だけをみて
歩いていこう
迷って曲がって
道外れたって
良いじゃないか
疲れたら休んで
ゆっくり進めば

北風に雲は流され
寒空に願う
たとえこの世界が
偽りばかりだとしても
君と過ごす
この瞬間だけは
消えないでいてよと

感情充電

飽和状態

心向くまま

吐き出せば

爆発寸前

溢れそうだ

想い重なり

伝わるさ

気分上昇

限界崩壊

ぶっ倒れるまで

行っちまうのさ

透き通る薄氷

触れた途端に

脆く砕け散り

掌にすれば儚く

溶け零れ落ちる

光はを弾き

煌めく欠片

言ノ葉と重なり

瞬く間に

消えて行く

今の僕は無力で
過ぎていく
人も景色も
何一つ留める事
かなわなくて
世界を変える事なんて
出来ないって
思ってたんだ
けど違った
世界は以外と簡単に
変わってしまうんだ
人との出会いで
何気ない言葉で
結局は心の在り方
なんだろうね