ホーム > 詩人の部屋 > 雨蛙の部屋 > 新着順表示

雨蛙の部屋  〜 新着順表示 〜


[55] 色褪せる想い
詩人:雨蛙 [投票][編集]

遠い遠いあの頃
描いた夢をまだ見ていますか?
過ぎ去る時の中で
大切な想いが
夢見た明日が
色褪せ崩れて行く

遠い遠いあの頃
夢見てた場所に近ずけていますか?
戻る事無い時の中で
求め続ける心が
進むべき世界が
瓦礫の中埋もれて行く

遠い遠いあの頃
忘れかけてた想いを
見失いかけてた夢を

この手で拾い上げよう
遠い遠い明日を目指して

2006/10/09 (Mon)

[54] 紅い雪の様に
詩人:雨蛙 [投票][編集]

虚ろな目をした天使
はばたく翼は傷ついて
紅に染まってゆく
紅い羽根は舞い
やがてその身を
太陽に焼かれようとも
高く高く空へと


一枚の羽根が風にのり
そっと足元へ舞い降りた
空を仰ぐ僕の瞳は
真直ぐに天使の背を
見送った
空を舞う紅い羽根は
雪の様に緩やかに
シンシンと降り続けた

2006/10/08 (Sun)

[53] 歪んだnews
詩人:雨蛙 [投票][編集]

歪んだ感情論
垂れ流すnews
正常さなんか
遠い昔に消え去って
街行く者の瞳は
虚ろに揺れ
奥に潜んだ夢は
無残に色を失ってる
ぶっ飛びそうな頭抱え
速度を上げる車
何処へ行けば


2006/10/07 (Sat)

[52] 波紋と陰
詩人:雨蛙 [投票][編集]

静寂の雨 降り続く中
すくいあげる言葉
声にするには拙くて
想い留めるには
はかなくて
零れる雫が 涙に似る


虚空の太陽 降り注ぐ中
照らしだされた言葉
伝えるには足りなくて
想い届けるには
脆過ぎて
零れる光が 心に似る


悠久の月光 舞い降りる中
水面に揺れる姿
映し出される想い
雫は波紋を 光は陰を
より濃く
鮮明な姿を見せる
醜いほどに 深い色で
残酷なほど 鮮やかに

2006/10/06 (Fri)

[51] 巡る季節〜ただ貴方だけが〜
詩人:雨蛙 [投票][編集]

開け放った窓の側
外界から流れ込む
包み込む懐かしい香
また一つ季節が巡り
街を行き交う喧騒
耳にする音色は
何も変わらない
ただ貴方が居ない
僕はまだ変わらず
この街に居るよ


開け放った窓の側
外界から流れ込む
少し冷たくなった風
また一つ季節が巡る
街に揺れる影法師
瞳に映る風景は
何も変わらない
ただ貴方だけが居ない
僕はまだ変われず
窓辺の街を見ているよ

2006/10/05 (Thu)

[50] 小さな世界
詩人:雨蛙 [投票][編集]

僕が見る事の出来る世界は小さい
僕の知る事の出来る世界は狭い
けれど、小さい世界の沢山の命がある
その一つ一つに触れ
その一つ一つを想い
生まれる感情を
湧き出る言葉で
少しずつで良い
伝えあいたい

2006/10/04 (Wed)

[49] 世界を彩る命〜華樹草〜
詩人:雨蛙 [投票][編集]

彼方の丘を朱に染める
曼珠沙華
鮮血散らすよう
咲き乱れる様を目にし
何を祈る

彼方の道を黄金に染める
稲穂
風に揺らぎ
波打つ様を目にし
何を誓う


彼方の畔を桃に染める
秋桜
水面に映る
移ろう花を目にし
何を願う


彼方の森を橙に染める
鬼灯
風に奏でて
音響かす様を目にし
何を望む


彼方の野を藍に染める
竜胆
天を仰ぎ
懍と立つ様を目にし
何を伝う


世界を彩る命を知り
静寂の中
脈打つ鼓動
今、何を思う………

2006/10/04 (Wed)

[48] 気分は晴れ
詩人:雨蛙 [投票][編集]

気の良い奴らと
集まって
雨降りなんか関係ない
晴た気分さ
ぐだぐだだべって
歌い明かして
疲れたら飯喰って
また明日って
雨降りなんか関係ない
ぶっ飛ばして
楽しんだら
泥みたいに眠りにつこう

2006/10/02 (Mon)

[47] 雨の中のラジオ
詩人:雨蛙 [投票][編集]

雨の中
走る車の中
ラジオから流れる
懐かしいメロディ
今、何してますか?
心の中で問い掛けた
答えは無いけど
あの日の君が目蓋に映る


雨の中
走る車の中
ラジオから流れる
懐かしい歌
今、何してますか?
心の中で問い掛ける
答えは無いけど
別れの日の君の涙が目蓋に映る


忘れたはずの涙が一筋
懐かしい曲につられて流れ落ちた


2006/10/01 (Sun)

[46] 孤独な闘士
詩人:雨蛙 [投票][編集]

たった一人
ファイティングポーズをとって
君は
いったい何と戦うの?
大人の決めたルール?
上辺だけの人間関係?
そんな事をしたって
何も変わらないよ
皆に笑われ
それでも
まだ戦い続けるの?



たった一人
ファイティングホーズをとり続け
いったい何と戦ってるの?
変わらない世界と?
無関心な世間と?
何時まで戦い続けるの
もう誰も
君を笑う事は無いよ
それでも戦う事を
止めようとはしない


きっと君は
世に反し
不条理が在る限り
戦い続けるのだろう?

2006/09/30 (Sat)
194件中 (141-150) [ << 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
- 詩人の部屋 -