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さきネコの部屋  〜 新着順表示 〜


[145] 偶然の反対
詩人:さきネコ [投票][編集]

蒼い奇跡に染まった

透明な 物語は

存在もしていない

蝶の羽に そっと止まった



その優しさに 胸が熱くなって

綺麗な瞳を 潤ませて

少しずつ 変化してく空を

希望に満ちた 眼差しで見つめた



明日からは 今よりもずっと

本気で立ち向かえる 気がするんだ



不可能を可能へ導いてゆく

霧ががかった世界をも抱く

虚しさと孤独の暗号を解く

道端に転がった疑念を砕く



永遠の混ざって溶けた夕日

もう二度と 泣いたりしないよ

おどけて誤魔化してきた自分

もう一度 ちゃんと向かい合おうと思うよ






2007/07/17 (Tue)

[144] 笑顔の花咲く丘
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素直になるって難しいよね

幸せを心で 望んでいても

臆病な自分が そこにいる

勇気の出せない 自分がいる



優しさに怯えてた あの日

信じることを 忘れそうだったの

暖かな春も 遠い幻に見えて

涙って こんなにもしょっぱいんだね



笑顔の花 咲く丘では

生きてるって 感じるのです

高く高く 飛んでいけそうで

届かないもどかしさすら 嫌いになれないくらい



素直な言葉って わからないから

言葉を選んで 丁寧に伝えて

でも 時にはわかりにくい

私らしい言葉で 伝えたいと思う



毎日に怯えてた あの日

私であること 忘れそうだったの

記憶も過去も 海の底に沈んでく

心って こんなにも変ってゆくんだね



笑顔の花 咲く丘では

ありがとうって 想えるのです

もっともっと 早く飛んでいけそうで

ゆっくりな羽ばたきでも 大丈夫と信じられるくらい















笑顔の花 咲く丘では


生きてるって 感じるのです


高く高く 飛んでいけそうで


届かないもどかしさすら 嫌いになれないくらい





2007/07/15 (Sun)

[142] 指し示す光
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雨粒が大地に広げる波紋


目覚めは きっと突然に


寄り添う 希望と絶望のため息・・・


開くことのない 扉が生まれる




時のしらべ 時しるべ


進むべき流れを


どんな姿でもいい


教えて     伝えて





もう迷うことがないように


もう止まることがないように

2007/07/08 (Sun)

[141] ベタ塗りをぼかしに
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なかなか変わらないくせに


一瞬で変わる現実


醜さの上に たっぷりと


重ね塗りした 白さと清さ





結局 全部嘘なのに





虚しさを育てて


2色刷りの虹を見上げて


なんだか憧れちゃわない?


光と美の渦巻く世界に




全部嘘なのに?


それでも 希望は持てるのだよ


全部嘘だって?


それでも 未来はそこにあるのだよ




悲しいね そんなの


けれど 自分を変えられるのは


遠い日に失った 「本当」を見つけてあげられるのは





自分だけだから

2007/06/21 (Thu)

[140] 太陽の沈むその時を
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夕焼けに浮かぶシルエット


水面に反射した羽の姿


自らの道を阻まれても なお


確かな未来が そこにある




知らない場所で 僕は誓った


もう決して 振り向かないと


揺るぎのない 想いこそが


信じられる 道しるべになると思うから





いつかの記憶の

少女の声が





「アゲハ蝶 お花に飽きたら

 虹の都に 連れて行ってちょうだい?」








ふと蘇った

2007/06/12 (Tue)

[139] で、最終的に「世界」って何?
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もしも世界が一色だったら

何色になるんだろうか

真っ暗?それじゃなにも見えない

真っ白?それじゃなにも見えない

真っ赤?目が痛くなる

真っ青?そのまま眠ってしまいそう

結局 なにも見えない




もしも世界が一瞬で変わるのなら



っというまに、私の居場所もできるかな




もしも世界が△や□だったら

落っこちたりするのだろうか

宇宙に気づいたら放り出されてるとか?

気づく前に☆になっちゃうか




もしも世界が丸ごと夢だったら

誰かの夢だったら

みんな真剣になることを忘れるのかな?

「夢だからいいや」

「夢だから楽しければいいや」

「夢だからやり直せるしいいや」




それで終わり?


2007/07/12 (Thu)

[138] 窓辺の別世界
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煌々と照りつける陽の光



麗しき緑の美よ



運命という名を忘れるほどに



突き抜ける青は 永遠の姿なり





時のベールは静かになびく



夢見と共にゆるやかで



眠りに落ちゆくまどろみの中




かすかな未来が 僕らを揺らす

2007/06/11 (Mon)

[137] 存在の証拠
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空の焼印がくっきり


阻む壁に浮かび上がる


「へぇ、負けたんだ」


急にちっぽけに見えた 難関




勇気を込めた 短剣握り締め


踏み込めば いとも簡単に


開けた景色を見ることができた


硝子張りじゃない 明日を




磨り減った「時入り」消しゴム


過去を消せたらどんなにいいか


えんぴつもペンもいらない


自力でこの場所 この空間に







僕の存在を 深く深く






刻み込んでやる

2007/06/11 (Mon)

[136] 始まりへRESET
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狼の皮をかぶった羊?


羊の皮をかぶった狼?




天使のふりした悪魔?


悪魔のふりした天使?





表と裏は紙一重



恨みっこなしの騙しあい



混乱と不安に沈みゆく心理






君は僕?


僕は君?






正常に動かなくなった脳



世界の何%を信じればいい?






歪んでいく現実を前に



僕はそっと目をつぶった








すべてを RESETするために

2007/06/11 (Mon)

[135] 永遠の蒼さ
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もし 目が覚めたとき


月が闇に 溶けきってしまっていても


もう揺るがない


天へと浮かび上がる そのすべて




曖昧な時間と空白が


無限大の空を滑り落ちる


凛と澄ましたその花は


どれほどの記憶を持っているのか



わからない



普通ってなんだろう?



普通 だけで片付いてしまう日常




頑固な氷が砕けたら


もう1度歩き出そう







さだめは 蒼の色

2007/06/10 (Sun)
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