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山崎 登重雄 の部屋  〜 投稿順表示 〜


[162] 選択肢 @葛藤60
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僕はいない

与えられた時間を誰もが全うするなら
僕の終焉は早い

いつも終わりを選ぶ道
選ばれてはいけない

僕は漂えばいい

時々誰かの岸辺で
問わず語りの会話を酌み交わし

心を捧げて
静かに岸を離れる

これが役目と波に漂う

2009/11/13 (Fri)

[163] リミット @葛藤61
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あと少し
もう一歩だ

拳を握れ

地面に叩きつけて
その反動で立ち上がれ

目の前のリミット
まだやれる

俺はまだ戦える
王座なんか必要ない

THE LONG AND WINDING ROAD

秒針が止まるまで

挑戦者のままで

リミットに挑め

2009/11/13 (Fri)

[164] 復活祭 @葛藤62
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彼女はアフロディーテ
恋の女神

あの笑顔は
僕に不思議な気持ちを連れてくる

彼女はアフロディーテ
美の女神

あの可憐さが
僕の汚れた心を根こそぎ拭い去る

女はアフロディーテ
最期の女神

あの詩声で
僕は召され魂は真の安らぎを得る

讃えよう 讃えよう 女神は再誕を遂げた
捧げよう 捧げよう 女神に歓喜と感謝の詩を

流浪の民は大いなる母の腕に抱かれ
生命のオアシスに心達は舞い歌う

2009/11/13 (Fri)

[165] 嗅覚 @葛藤63
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嗅ぎ分けろ
神経を研ぎ澄まして

ぎりぎりの匂いを
捜し当てるんだ
ナワバリは生存競争

生き抜けろ
嗅ぎ分けろ

つまらない臭いは
もう俺には必要ない

境界を見つけ出すんだ

戦いを挑め

一本のラインの
右か左か 生か死か

嗅ぎ分けろ
もう術はない

残された嗅覚だけが
俺の未来を決める

俺の命を握る

2009/11/13 (Fri)

[166] あの娘 @葛藤64
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気になるあの娘
きらきら

若さだけじゃない

才能
英知
すでに 女のサガを持つ

インスパイアする

オリジナルの世界が
あの娘から放たれる

包むように
えぐるように

僕の惰性を切り裂いてくれる

心地よい傷みが
僕の五感をヒリヒリとインスパイアする

2009/11/13 (Fri)

[167] おっぱい @葛藤65
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どろどろに
ぼろぼろに
さまよい歩く 果てしない 家路
たどり着けるかは
死と隣り合わせの 賭け
手を伸ばせば届くのかもしれない
触れることも
口づけを交わすことも
あの花を見つけてしまったら
誰もがギャンブラーになる
神も悪魔も 泣いて祝福を懇願するだろう
あの花を見つけてしまった瞬間から
俺のハートは 火がついたように泣いている
老いた乳呑児を笑うがいい
全身を震わせてしがみつくように口に含む
満たされてそのまま眠るまで 乳を求める

2009/11/13 (Fri)

[168] @葛藤編66
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


『溢れるままに 触れるままに』


さようなら 溢れる日々
さようなら 触れる日々
おはようも おやすみも
自らの手で摘み取る

膨らむイメージは やがて足かせになる
未来の陰は あなたを曇らせる前に
自ら光りの前に立ち 消えるべきだ

はじまりから 見えた結末を
実行すべきだと確信する

必要ならば 必然が応じる
ただ 陰を落としたくない

しがみ付く気も 縛り付ける気も 毛頭ない

はじまりからの 答えに過ぎない
嫌われるべきだと 願っていたこと

愛でもない 恋でもない
覚えていた約束を 実行したに過ぎない

あなたが光りを放つため

大切な約束は 忘れていないことを証明した

あなたが光りを放つため

涙は喜びを湛えて 静かに流れる

2009/11/13 (Fri)

[169] 戯言 @葛藤67
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


聞かなくていい
聞こえなくていい
僕の戯言

伝えなくていい
伝わらなくていい
僕の戯言

一度曇らせてしまえば

すべてが弱音
すべてが言訳
すべてが嘘
すべてが妄想

僕の戯言に耳を貸す必要はない

2009/11/13 (Fri)

[170] NAGOMI MUSIC @葛藤68
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


我思う故に我あり
我思う故に詩あり

詩思う故に命あり
命思う故に愛あり

愛思う故に涙あり
涙思う故に今あり

今思う故に華あり
華思う故に薫あり

薫思う故に誘あり
誘思う故に迷あり

迷思う故に独あり
独思う故に求あり

求思う故に恋あり
恋思う故に君あり

君思う故に生あり
生思う故に君あり

いつの日か 聞こえるだろう 何処までも 和みの音色 寿ぎの詩

2009/11/13 (Fri)

[171] 懺悔録 @葛藤69
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指先は綴る
君への思い
君への贖罪を

命の示唆する方向で
芳香で 砲口で 彷徨で

ひらめきに きらめきに ときめきに 
ありがとう ありがとう ありがとう

生死を繰り返すカルマの歯車に
愛別離苦の終わりなき旅

舌を抜き 喉元を切り裂いて 言葉を捨てる

両足を切り落として 現実に踏みとどまり

愛する前に 別れの前に 離れる前に 苦しむ前に

勇気と真実のナイフを 自らの胸に深々と突き立て

わが名と魂を呼び戻す

2009/11/13 (Fri)
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