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雨蛙の部屋  〜 新着順表示 〜


[165] 心が悲鳴を上げるたび
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心が悲鳴を上げるたび
僕は考えるのです
他人との関わりを
断ち切れば
この苦しみから
解放されるのかと
救われるのかと


心が悲鳴を上げるたび
僕は感じるのです
他人との繋がりが生む
この苦しみが
生きている証なのかと
築き上げた足跡なのかと


心が悲鳴を上げるたび
僕は思うのです
他人を想い流した涙が
この苦しみを
価値在る物へ変えると
自分を強く成長させると


心が悲鳴を上げるたび
苦しみと共に
生きる強さを
知って行こう
無知な事を恥じる事無く
生きて行こう

2007/10/25 (Thu)

[164] 言葉にしよう
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ココロの断片が
あちこち散らばってる
部屋の隅に
窓の外に
車の中に
雲の形に
そっと拾って
言葉にしよう
愉しい言葉にしよう


ココロの断片が
あちこち散らばってる
雨の街に
波の飛沫に
枯れた木の葉に
そっと拾って
言葉にしよう
淋しい言葉にしよう


ココロの断片が
あちこち散らばってる
星の瞬きに
月の陰りに
空の向こうに
そっと拾って
言葉にしよう
優しい言葉にしよう


ココロの断片が
誰かに届くよう
誰かに響くよう
想いを乗せて
言葉にしよう
アナタに伝わる
言葉にしよう

2008/05/28 (Wed)

[163] 僕はココにいる?
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今ここに在る
コレは
ホントに僕


もう
分からないよ


小さな闇箱の底で
毎夜繰り返される
自問自答


答えが見えず
無限ループ


友の望む姿を
肉親の望む姿を
アナタの望む姿を
道化の様に演じてる


ホントの僕は
何処でしょう


糸の切れた人形の様
求められる姿を演じ
何も感じぬ
玩具のココロで
探しましょう


いつの間にか
消えてしまった
ホントの僕を
探しましょう

2007/10/24 (Wed)

[162] ココロにゆとりを
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金木犀が足早に
オレンジの花と
甘い薫りを散らせて
秋の訪れを知らせる

時折垣間見る
季節の変わり目
忙しさが
そんな一時を忘れさせる
ココロにゆとりを
取り戻したら

緋色の空が緩やかに
真っ赤な太陽と
少し冷たい夜風にのせて
夜の帳を降ろしてた

己に一つ
貴方に一つ
今日も一日お疲れさま
を贈りましょう

2007/10/19 (Fri)

[161] 緋鯉が一匹
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緋鯉が一匹
空見て泣いた
小さな囲いの
その中で
自由が欲しいと
空見て泣いた


緋鯉が一匹
雲見て泣いた
水面に流れる
雲の下
遠くの空を
泳いでみたいと
空見て泣いた


緋鯉は一匹
水の中
小さく揺れて
闇へと隠れた

2007/10/16 (Tue)

[160] 青空に泣く
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泣きあかした
夜の向こうに
何が待ってるかなんて
知らないけど
腫れた瞳で見る空は
青く
ただただ青く
瞳に染みて
また一粒
涙が零れた

2007/10/15 (Mon)

[159] 色付く秋夜
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空も海も青く染め
波も雲も白く息づき
風と木の葉が運ぶのは
少し淋しい秋の夜

2007/10/15 (Mon)

[158] 青空と青い日々
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明け方過ぎの空は
青く色付き
今は遠い青い日の夢に
心を運ぶ

夢の姿は
日を追う毎に
形を変え
年を越える毎に
霧の向こうへと
融けて行く

今、瞳に映る青い空
遠き日の青さに重なり
今の己を見下ろし
微かな笑みと
涙を大地へ落とした

2007/09/28 (Fri)

[157] 僕の世界
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風に揺れる木々の音が
心地よく囁く
季節の変わり目に
色彩を移ろわせる山々
喧騒とは無縁の田舎町
僕を取り巻き育んだ世界
言葉も想いも全ては
ここに在る
始まりであり
終着でもある
願わくば
そんな場所であってほしい

2007/09/25 (Tue)

[156] 紅い月に吼える
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失って初めて気付く
己の愚かさを
己の無力さを
天高く輝く紅い月に
吼える様に泣いた
夏の夜の終わり

2007/09/20 (Thu)
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