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雨蛙の部屋  〜 新着順表示 〜


[125] 午前三時
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鳴らない携帯が
午前三時を指した時
僕は
燈を消してしまおう
思ったんだ……

2007/01/21 (Sun)

[124] 月影に揺らぐ華
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風が唸り木の葉が散る
あの日の僕は
どうしようもなく
寂しくて
誰かを求めずには
居られなかったんだ

月光に煌めく粉雪
あの日の僕の
願いは叶わず
一人きりの僕には
冷たい夜は長すぎて
寂しさに凍え
震える心を
止められなかったんだ

夜風に揺らぐ月影の華
あの日の僕は
泪を零したくなくて
身を切る様な風の中
瞳に揺蕩う月を
ずっと見上げていたんだ

今日もまた
一人で居られず
月明かりに誘われて
夜の世界に歩きだす

2007/01/21 (Sun)

[123] 現世という煉獄
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欠けては満ちてを繰り返し月読みの果てに

現世と言う煉獄を抜け

何時の日にか
ニライカナイへと……

2007/01/12 (Fri)

[122] 粉雪とJAZZ
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窓外に広がる闇夜の袂
街灯に照らされて
キラキラと舞う粉雪
柔らかなソファに
体を沈め
Jazzの音色に包まれて
眠りの世界が
優しく僕を導いた

2007/01/21 (Sun)

[121] 僕の好きなもの
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この世界に降る雨は
苦しむ弱き者を想い
普く神々の流す涙のようで

この世界に降る雪は
悲しみに嘆く者を憂い
普く神々がもたらす癒しのようで

この世界に降る雷は
傲慢に虐げる者に怒り
普く神々の狂える裁きのようで

この世界に降る星光は
静寂に眠る者を誘う
普く神々の掲げる燈のようで

この世界に降る陽光は
この世に生ける全ての者を包む
普く神々の歓喜に奏でる歌のようで


時に激しく
時に優しく
いつも見守るように
そこにある大空が
僕はたまらなく好きなんだ

2007/01/09 (Tue)

[120] ただ彷徨い続ける
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いつからだろう
騒々しい朝に慣れ始めたのは

いつからだろう
憂欝な昼に慣れ始めたのは

いつからだろう
明るい夜に慣れ始めたのは

世界に拒絶されたのか
世界を拒絶したのか

もう今では
感じる事の出来ない
鮮烈な感覚を夢見ながら
何もわからず
ただ彷徨い続ける

2007/01/05 (Fri)

[119] 霧に眠る世界
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白い白い霧に眠る世界
町並みは色彩を失ったかの様

力を奪われた太陽は
白々と空に浮かぶ
まるで白夜の世界に迷い込んだ気分

霞む朝に包まれた世界は
静寂に満ちている

2007/01/04 (Thu)

[118] 濃霧
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乳  二  静  一
白  十  寂  つ
色  余  な  に
の  年  る  な
闇  の  世  ろ
の  生  界  う
中  を  と
   解  
   き  
   放  
   ち  

2007/01/01 (Mon)

[117] ただ雪の様に
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ふわり ふわりと
緩やかに大地へ沈む雪の様に
ただ ただ
静かに想いは募りゆく

2006/12/29 (Fri)

[116] 慣れない酒
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師走になりて
年の瀬の
政に追われども
我が心身ただ寒く
今宵もまた
孤独と酒を呑み交わす

2006/12/15 (Fri)
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