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ユズルの部屋  〜 新着順表示 〜


[41] Pain
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冷たい壁 背中もたれて
自分のぬくもり 半端に知って
ちょっとだけ
泣きそうになった

暖かいおだやかな午後には
到底 似合わない感情
転がして もてあまして
落ちていくよ

何回 その言葉を言ったって
足りないくらい この心は
完全に伝えられることはないって
なみだになって 染みていく

それでも僕は
君の言葉を抱いて眠るから
やっぱり 呟いてしまう
かすかな 震える声で

いつか 想いが安らいで
君のもとへと
いつのひか…

2008/05/06 (Tue)

[40] ラストダンス
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おそいくる悲しい結末から
おどけた瞳で飛び出した
闇夜に浮かんだ星たちの
そのしたで踊る

繋いだ指先
思い出のメロディー
焼け焦げた草地のうえで

君はきれいだ
明日もあさっても
遠い未来も
会えると信じて

息を切らし 傷をさらし
月のライト 泥だらけステージ
無邪気に笑いながら
踊るよ 華麗に舞うよ

朝が来て 切り裂いて
それでもまた会えるように
ちぎれそうなとき
思い出せるように
何があっても
待ち続けられるように

踊るよ 最後じゃない
なみだなど 振りきる速度で
踊るよ

2008/05/02 (Fri)

[39] くさり
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ごめんなさい では
言葉がちがう気がして
いっそう傷つけてしまうと
途方にくれた

あらしの中でも
ずっと もうずっと
二人が手を離さなかったのは
ねえ
悲しくて涙を浮かべても
見つめ合うのは
希望なのか
絶望なのか
もう わからないね

ほこりまみれのこの街で
ひざを抱いて
何も言わずに
ずっと 二人で

2008/05/02 (Fri)

[38] いとしい
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桜のはなびらとか
あったかい緑の道とか
君はそういうのが
とっても似合う人だから

優しい微笑みに
ほっとするけれど
背負ったせつなさの
薄いひとひら
そっとたぐりよせて

それは光のなかで
踊り始めた赤いゆめ
深い瞳だけで
言葉をうしなう

なみだが出そうな
淡い景色のまんなか
なにも言えないまま
ただ微笑んで

触れたらすべてが
消えてしまうような
はかない暖かな
笑顔を見つめてた

2008/04/28 (Mon)

[37] リプル
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幻の日々を つづけていただけ
抜け出した 檻からは
空が見えていた
できれば 醒めないことを
願ったりもしたけれど
放り出された 海に抱かれて

おおきな波は ないけれど
いつでもゆらゆらと
さざめいて

いつでもゆらゆらと
さざめいて

2008/04/26 (Sat)

[36] 
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べつに綺麗でありたいんじゃなくて
偉くなりたくなんかもない
ただ中途半端なんだ いつも
からっぽの道のうえ

わかんないなあ
曖昧でありきたりな答えを
笑いながらはじき出す

それでも勝手に
時計は動くんだから
本当に容赦ないなあ なんて
おもいながら日が暮れる

何度も朝がくることって
残酷なんじゃなかろうか
つかめないチャンスを
いつまでも

2008/04/25 (Fri)

[34] はじまり
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君の深い柔らかな
ぬくもりある声が
大きく震えて 途切れた
真夜中の河原

薄暗いなかでぎらぎら
光るなみだから
目を反らせずにいたよ

同調しているみたい
静かに吹き荒れる風
黒い流れがさらっていく
いろんな落ち葉たち

なぐさめてあげたい
とかいうよりは
一緒に泣きたい
透明な心の奥から

夢みることを 違う角度で
考えていた先に

がむしゃらな二人で
ぶつかりあって
重なりあって

いろんなものを超えて
この胸を焦がす音とともに

2008/04/23 (Wed)

[33] 君に触れる
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「大丈夫」と言いながら
笑ってみせた君
でも震えている瞳を満たしてた
涙を見つめたわたし

あの日抱いた感情が
わたしを揺さぶって

あらしなんかよりも強い
空になってしまうくらい

単純で
複雑で
夢みたいな

新しい哲学を開いちゃいそうな
そのくらいぶっ飛んだ
はだしで歩ける砂漠

むずかしい言葉じゃ
とてもあらわせない高鳴り

ありきたりな話がはじまる
今君のもとへ
飛んでいくから


君に
触れる

2008/04/22 (Tue)

[32] クレイジー
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イメージで言えば
黒く渦巻くくもみたいな
丸いとびらを目の前に
泣きそうな、ふたり

一緒なんだから
震えることなんてないのに

見つけたんだ
君と僕だけで行くんだ
おそろしい時計から逃れて
秒針とは無縁の
しあわせになる世界

二人きりで
大好きな空みたいな場所へ

手を繋いで
正しくなんてなくても

なんにも、怖くなんかないよ

2008/04/20 (Sun)

[30] 歩み
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足元にちらばった
パステルカラーのドロップ
音は案外やわらかい
乱されはしないよ
甘い香りはおきざりにして
振り返らずに歩こう

真っ赤なチューリップを
両手に抱えて
いつかはこれを渡して
翼を広げたい
ゆっくりだけれど途切れない
リズムに揺られながら

つづいていく空
大袈裟なことはないけれど
終わることはない
真っ赤なチューリップを
両手に抱えて
いつまでも歌いながら

2008/04/17 (Thu)
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