詩人:おかだまい | [投票][編集] |
都会のど真ん中で
気がかりなのは
3色ランプ
トラック砂けむり
高架下
空は見えない
見たかったのは
あの娘をまとうブルー
どっちが下で
あっちが上か
ただ知ってんのは
そこにビルなんてないっていうこと
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青いキャデラック
俺も乗せてくれないか
青いキャデラック
月の裏側へ行くんだとさ
そんなのは今はどうでもいい気分
青いキャデラック
世界はくだらないんだって
俺にはどうでもいい話
青いキャデラック
あの娘は置いて来た
何だか1人でいたい気分さ
バイバイ地球
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白い肌の真っ赤なペディキュアに
僕は惚れた
赤ワインをラッパ飲みする白くて細い腕に
僕は惚れた
神様なんていないって言ってたよな?
僕は嫌いだ
その腕に垂れる真っ赤な血が
大嫌いだ
ここにおいでよ
悲しみは全部
僕が食べてあげるから
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ロザリオ首からぶら下げて
僕は今日も歌ってる
必ず迎えに行くからと
あの娘に言った
キミは覚えているかい
僕は今日も歌ってる
キミがどこかで泣いていたとしても
キミだけに届くように
このステージからは
なにも見えやしないけど
僕が必ず助けに行くから
争いのない星へ
2人で旅をしよう
いつか きっと
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南の島に行きたいと
彼女は言って
写真は全部
灰になった
もう動くことのない指は
それでも彼女の側を離れない
弦の切れたエレキギター
ぶらさげたまま
セッション中
こんなもんさ
世界はきっと美しいから
彼女の涙は届かない
世界はきっと汚れてるから
彼女の痛みがわからない
そんなもんさ
南の島に行ったらね
ドラゴンボートから落ちて
海に沈むの
海の底で
幸せに暮らすの
彼女は言った
何も心配いらないって
彼女はいった
大好きだったメロディー
口ずさんで
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あふれすぎた色々が
世界をつまらなくしていって
自由の国とは名ばかりで
平和の国とは名ばかりで
価値のある人間なんていないんだって
だってみんな平等だから
寝ても覚めてもキミと2人きり
世界中を旅しても
確かなものはたったそれだけ
充分すぎる景色
そういうアナタは何者ですか?
時代の流れに逆らって
見えたものは何だろう
誰にも邪魔されない場所で
深呼吸しようよ
ねぇ
ここから飛んでいこうよ
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華やかなステージに
立った
夢は叶った
だけど孤独さ
なんだろう
不安に押しつぶされて
期待を背負って
僕はどこへ行く
笑えないよ
そんな言葉じゃ
また泣きたくなるだけさ
音だけの花火が
今日も鳴り響いて
さぁ
始まり始まり
僕は今日も
眠らない日々を
生きて行くのさ