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おかだまいの部屋  〜 投稿順表示 〜


[168] くれむそんもわぁ
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吸いすぎたケムリ
つま先まで流れて
もうダメみたい
あたし。
無理やり詰め込んだカレー
胃で追い返されて
またダメみたい
あたし。
忘れないように
腕に削った
あたしの名前。
見ることすら忘れて
新しいネームを
今日もまた一つ
いただいた。
どうもありがとう
一滴だけ血を
あげたの。
世界中の
ドラキュラに。
もうダメだわ
あたし。
あたし。
あたし。

2008/08/07 (Thu)

[169] ふたり
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手を繋いだ
なんだか安心したんだ
キミの手がまだ温かくて
ホッとしたんだ
なんだか泣きそうになって
我慢したら
しかめっつら
何怒ってんだよって
繋いだ手振りほどかれて
私は宙に舞った
いつもこんな感じ
伝わらないし伝えない
そんな2人
だけどキミは必ず
ガスが抜けて落ちてきた私を
見つけては拾うの
そしてまた
ぷっくり膨らまして
曖昧な絆で繋げるのよ
結局そういうこと
必要だってこと
それだけでいいじゃない

2008/08/08 (Fri)

[170] 自分戦争
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戦ってたのは自分だったよ

この涙は
キミのせいじゃない

堂々巡り
あたしの中
行ったり来たり
幸せはピンクで
熱くなる

全てを敵にまわした
自分探しの旅に
出かける準備だけは満タン

ねぇねぇ笑いなよ

戦うべきやつはいつもこの中にいるさ
そうそう
自分の中
名前もない程
悲しい色

さぁ覚悟を決めて
生きて帰ろう

2008/09/01 (Mon)

[171] オーライ
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固めた嘘
投げつけてよ
海の底に
沈めて
忘れてしまえばいい

僕のこと
愛してるなら
約束はいらない
少しの
優しさをください

作り笑いはやめて
睨み付けてもいいよ
それがキミの
本当なら

空に飛ばした
ため息ひとつ
きっと今頃
風になるから
きっと大丈夫

僕がいるから
大丈夫さ
繋いだ手は放しはしない
きっと大丈夫。

2008/09/04 (Thu)

[172] セイ ハロー
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エスプレッソWで
飲んだ
パディントン
一本いかがと差し出されたたばこは
ココナツの香り
クラッシュハットが
今日もステキさ

何かがいつも足りなくて
そう思ってて
嘆いた先には
からっぽロンドン

いっぱいで選べないから
今日のオススメ、オレンジペコーを
ミルク多めで飲んだんだ

それでもぼくは歩き出せない

さぁここは
ぼくの
何が何でどうだ
あいつの口ぐせ

ぼくは歩き出せない

この地球から
ハロー

2008/09/05 (Fri)

[173] ラストサマー
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小さな手
つかんだ星くず
さぁどうする?

しけって火の付かない
花火ひとつ
川に流して

電車に乗った
ありんこ
降り立った景色は

喉の奥
焼けて
入れ込んだ
アルコール

かきむしってはがれた
タトゥー
うなだれたヒマワリ

あのこは笑っていたよ
いつだって涙連れて
それでも笑ってたんだ

2008/09/09 (Tue)

[174] 東京タワーに連れてって
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いつか言ってたね
二人で行こうって

笑って話した
小学校の修学旅行ぶり
あんた覚えてる?

昔はさ
都会の空気に憧れて
いつかここで暮らすんだって
夢見てたよね

いつの間にか
別々の道
別々の方向
離れ離れ

仕方ないと思いながら
あたしはずっと
寂しかったよ

悲しい時は
いつもあんたの変な笑い顔
思い出したりして
楽しかった思い出
いっぱい思い出して
過ごしてんだよ
あんたはどうか知らないけど

そんなこと
恥ずかしくて言えっこないけど

そうなんだ

あんたから遊びに来るなんて
初めてだね

連れてってあげるよ
東京タワー
晴れるといいね

あんたはあたしの大事な人だから
唯一無二の
友達だからさ

2008/09/12 (Fri)

[175] メモリュー
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なめらかな音をくれた
君はもういない

僕は相変わらずさ

はりついた歌声
忘れないように

リピートし続け

すり切れたメロディー
悲しすぎて

僕も早く
そこに行きたいと

願いはむなしく
風に消えた

これは切ないうたじゃないよ
ちょっと悲しみ携えているだけで

思い出の一画

それでもカラフルなのさ

2008/09/14 (Sun)

[176] ***
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指先がちぎれるまで
がむしゃらに
弾きなぐった
だれに
届けよう
この歌声

指使いがなってないと
笑うかい
かつ舌が悪いって
君は笑うよ

それでもかまわないさ

ぼくも笑うさ

そんな冬の始まり

今年も君の
エナメルブーツ
楽しげに
足跡響かせて
くれるかい

楽しみだね

そんな冬の始まり

2008/10/02 (Thu)

[177] たびびと
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例えばここから
全てを放り出して

逃げ出したとしても

そこで待っている景色の半分は
「逃げ出した」っていう事実に追われて

見ることなど

できやしないさ

君の笑顔でさえ
透けて見えた向こうには

新しい街が広がってる

そして僕は
盲目の旅人になるのさ

全てを置き去りにしたむくいを

与えてくれよ

2008/10/07 (Tue)
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