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さみだれの日記

2012年06月





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プロフィール
詩人名 : さみだれ
詩人ID : knight
年 齢 : 21歳
性 別 : 男性
住 所 : 徳島

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寝る前に
2012/06/01(Fri)

心は自分であり、家族であり、親友であり、恋人でもある
いつでも手を離せない距離にいる
あなたが目を閉じていなければ
触れられるはずだ




さみだれ

無題
2012/06/03(Sun)

俺は誰のために書いていたんだろうか
何を思って書いていたんだろうか
言葉は日がたつにつれ、ひとり、またひとりと去っていき
残された言葉は老いて呆けてしまい
見るも無惨な跡形
なぁ
俺はどうして詩を書いているんだ
何が俺に書かせているんだ
恋や愛なんて一度しかしたことがない
それも一瞬だ
その一瞬をどれだけ着飾れば詩と認めてくれるんだ
世界なんてたかがしれてる
だだっ広くて自分がちっぽけに感じる
そんなこと書いていて何になるんだ
今日したこと、夢の話、哲学、宗教、恋愛、散文
何を書けばいいんだ
あなたたちは共感だのなんだの言うけれど
そんなありふれた言葉にいちいち共感して
結局どうなりたいんだ
社交場だのなんだの言うけれど
詩を書いてるんだよ
詩を読んでるんだよ
詩を差し置いて何を話すんだよ
あなたたちはただ詩を書く自分に恍惚としているだけで
あなたたちはただ自分の気持ちを理解してもらいたいだけで
あなたたちは詩を見ているようで見ていない
そんな詩にあなたたちはどんな言葉を求めてるんだ
なんのコメントもない票に喜んだり
なんの関係もない票に感謝したり
なんの悪意もないコメントに腹を立てたり
なんの技術もない詩に票を入れたり
誰のために書きゃいいんだよ
なんのために書いていればいいんだよ
なんのためのシステムなんだよ
どうすれば詩になるんだよ

さみだれ

無題
2012/06/07(Thu)



"君が詩句に翼あらしめ
魂の奥所より出で、別の空、別の愛へと
天翔ける歌たらしめよ。"



さみだれ

無題
2012/06/08(Fri)

あの子は寂しそうだった
俺はあの子が好きだった
そばにいなきゃいけないと思った
あの子の部屋は狭くて
床に布団を敷いて
それ以外のものは何もなかった
窓からの星明かりが部屋を青白く染めて
あの子の頬は月のようだった
俺は枕元に座って
あの子の寝顔を見ていた
髪を撫でるとあの子は目を覚まして
俺の手を握って言った
「ずっと一緒にいようね」
声はもう忘れた
その言葉だけが確かに記憶にある
そのときのあの子はすごく幸せそうで
俺も幸せだった
ひどくありふれた恋だと思う
けどもう恋じゃないんだ
好きとかそんなんじゃないんだ
ただそばにいること
それだけなんだよ
恋愛ってのは
付き合うとか無意味な契約だよ
そばにいて幸せならずっとそばにいればいい
悩む必要なんかないと思う

そんな相手がこの世界にいるとわかってるだけで充分なんだよ


さみだれ

2012/06/10(Sun)

放射能Xという人の詩を読んだ
あまりのすごさに洗脳されそうになった
今、詩人の部屋に足りないのはああいう人なんじゃないかとも思った
ただ恋愛の詩ばっか書くんじゃなくて
みんながみんな詩というものを意識すれば
ここの詩はよくなるんじゃないかと思った
前はすごい人がたくさんいたんだな
あー、羨ましい
俺もそういうひとたちに紛れて書きたかった
そしたら毎日刺激をうけて
毎日成長していける
そんな気がする



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