詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
僕のベッドが
ギシギシと音を立てる
それはきっと
積み重ねた嘘のせい
僕の行為が
君の好意に覆いかぶさる
明日はきっと
幸せを探しにゆこう
未来が選べなくて
本当によかった
君と違う未来を
僕は選んでしまう
そんな気がするんだ
時々雨なら
いつもは晴れ
マイナスをプラスに
変える魔法の言葉
ポケットにいつも入っている
だから大丈夫
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夏の暑い日には
太陽がニヤニヤ
雲がクスクス
僕がヘラヘラ
笑うんです
そして君がアハハと
笑う声が
僕は好きです
風が汗をかいている
そんな気がしました
今年も夏が来る
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夜になって
眠たくなってきたので
スイッチを切った
暗闇が訪れた
スイッチの場所が
わからなくなった
だんだん怖くなった
いつまでたっても
暗闇に目が慣れなかった
携帯電話が
ポケットにあった
君に電話した
受話器から君の匂いがした
僕は泣いていた
スイッチは君だった
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やりたい事
やったもん勝ち
青春なら
君はそう歌った
ヤりたい娘と
ヤったもん勝ち
性春なら
僕はこう歌った
安っぽい汗流して
働く僕らに
今日は悲しみの雨が降る
安っぽい涙流して
戦う僕らに
明日は喜びの風が吹く
噛み合わねぇさ
僕らは日々
形を変えるのだから
そうそうそう
そんなもんだ人生
辻褄を合わせなきゃ
生きていけない
そんなのは迷信だ
嘘っぱちを掲げよう
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君と同じ夕日を見ていたと
正直な嘘をついた
僕の部屋からは夕日なんて
背伸びをしても見えやしない
その嘘は僕らを繋ぐ
唯一の「本当」になる
僕は君との電話を切った後
チャリに乗って海に向かう
重なりはまたズレを
生むだろうけれど
僕らは重なり合う
そんな不思議な現象を
夕日は全て知ってるように笑う
君がそこにいる気がした
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キミガイナイが訪れて
ユルセナイが過ぎ去って
モドレナイが降り積もり
ワスレナイが顔を照らした
そしてそこには
淋しそうに佇む
ナニモナイがあった
僕は近付いて
「また明日から生きてみるよ」
と声をかけた
「いつだってそうさ」
ナニモナイが答えた
僕は確かに温もりを感じた
君の温もりは
実は僕の温もり
愛し合うっていうのは
そういうことだったんだね
僕は確かに温もりを感じた
僕自身の悲しみを感じた
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僕が死んでも
世界は変わらない
そう思うと
自分がちっぽけな存在に
思えてくるけれど
僕が死んだら
君の毎日が
変わってしまうだろう
そう思うと
いつまでも生きてゆける
そんな気がしてくる
死にたいなんて
やっぱり言っちゃダメだ
僕は裏切れない
嘘ついて生きていく
それが真実
だったらそれがいい