詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
君と出会い
淋しさを忘れ
君と出会い
切なさを覚え
世界を彩る想いが
どんどん増えてく
君と出会い
退屈忘れ
君と出会い
不安を覚え
止まる事のない時が
どんどん過ぎてく
君と出会い
孤独を忘れ
君と出会い
優しさ覚え
望む事はたった一つ
君の隣に居られればいい
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陽光を浴びて
黄金に揺れる
ススキソウ
風に舞う
わたぼうし
何処へ向かって
飛んで行く
夕陽を浴びて
茜に揺れる
ススキソウ
風に散る
わたぼうし
何処へ舞い降り
根を下ろす
月光を浴びて
白銀に揺れる
ススキソウ
風旅を行く
わたぼうし
見送る眼差し
跡にして
遠い空へと
消えて行く
僕の心も
わたぼうし
宙を彷徨い
風旅へ
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願いはまるで
砂漠の大地のよう
一時の潤いをもたらす
恵みの雨も瞬く間に
消してしまう
祈りはるで
枯渇する湖のよう
一雫の潤いを求めても
ひび割れた湖底に
救いの雫の姿はない
心はまるで
深海の微睡みのよう
緩やかに穏やかに
流れているのか
止まっているのか
射す光も無く
広がるは闇のみ
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理由など
ありはしない
ただ
居心地の良い場所を
飛び出して
たった一人
誰も知らない所へ
無力さと
消えてしまいたい程の
不安を抱え
たとえ真っ逆さまに
大地へ
叩きつけられようとも
僕は大樹の枝先から
未熟な翼を広げ
あの高い空へ
足を踏み出すよ
ただ天空への想いを胸に
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一つの恋が実を結び
一つの恋が散って行く
「仕方がない」と
言い聞かせ
自分を騙し想いに鎖を
涙を隠し心に鍵を
笑顔で君に
「おめでとう」
心で君に
「さようなら」
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放しては
手繰り寄せ
離れては
手繰り寄せ
を繰り返し
何時かは僕の処へ
ただ
望みを込めて
ただ
願いを込めて
まだ見ぬ君に
想いを寄せて
今日も
手繰り寄せる事を
続けるよ
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落葉の頃
思い出は優しくて
笑みが零れる
冷たい風さえも
優しく思えるほどに
ひらひらと
舞うように落ちる葉
その一枚一枚に
思い出は重なって
降り積もっていく
落陽の頃
思い出は悲しくて
涙が零れる
緋色の空さえも
暖かさを失うほどに
ゆらゆらと
揺らぐように落ちる陽
その一欠片一欠片に
思い出が重なって
沈み暮れていく
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いつの頃からか
フリーズしてしまった心
ウイルスでも無く
エラーも無い
ただ
ただ動かない
いつの間にか
当たり前になっている
変化を求め
変化を恐れ
変わりたい
変われない
フリーズしたままの心