詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
僕の手が
もう少しだけ大きければ
深く沈む想いを
救い上げれたのかな
僕の腕が
もう少しだけ長ければ
零れ落ちた想いを
掴み取れたのかな
僕の心が
もう少しだけ強ければ
守りきれなかった想いを
取り戻せたのかな
今ではもう
遠い遠い過去の想い
戻る事も
確かめる事も
できはしないのに
やむことなく
切なさは降り積もる
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眠気に微睡みヨーソロー
体で船漕ぐ昼下がり
何処行く事なく夢の中
大冒険にビクついつ
目覚めた日常は
いつもと変わらず
ゆるりと流れる
眠気に微睡みヨーソロー
また夢の中
船出に想う
今度は君に逢えるといいな
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言葉の奔流に流されて
迷い戸惑い溺れ行く
ただ心綴る事のみを
願い求め沈み行く
天も地も解らぬ奔流の
渦の中にて言の葉の
欠片集めて想いを込める
今はまだ満たない想いを
今はまだ拙い言葉で
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乱雑に散らばる文字の中
浅い眠りに堕ちていく
意識が残る闇の淵
散らばったままの言葉を
一つ
また一つ
繋ぎ合わせて
依り合わせ
闇に輝く想いの
彩り添えて
小さな詩を紡ぎ描く
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真っ青な空
空を漂う真っ白な綿雲
眩い太陽を見上げてた
アナタの様に成りたくて
アナタに似せて
体の緑を力イッパイ
突き上げ
大きく咲いて
顔も鮮やかな
黄色に染め上げた
僕は向日葵
アナタに成りたくて
何時もアナタを
見上げているよ
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波音 蝉の音
祭囃子に花火の光音
夏の響きが
僕の胸を焦がしてく
ハイビスカスの赤
海原の青
灯台の白に草木の緑
原色の夏が
僕の心を急き立てる
梅雨が明け
また暑い熱い夏が
僕だけを残して
街を包んで行く