詩人:雨蛙 | [投票][編集] |
何時からだろう
失われた日々を
取り戻したいと思い始めたのは
何もせず過ぎ去った
日々はもう
取り戻すことは出来ない
何度も失って
その度に後悔を繰り返す
何時でも言える
そう思っていた言葉も
今は伝える事ができない
日々、想いは巡り
ふと立ち止まった瞬間
涙が頬を伝った
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イカロスの翼を纏い
ただ高く飛ぶことを夢見
一心に
ただ真直ぐに夢を目指す
いつの日か
大地に落ちてしまおうと
後悔はしない
自分で選んだ夢なのだから
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光に揺らめく
水の影
その美しさに
心奪われ
小さな部屋に浮かぶ
水槽の中
限られた自由を
彷徨う魚に
自分を重ねた
雨に包まれた部屋の中
自由の中の不自由に
不自由の中の安らぎに
何時の間にか
涙が零れていた
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ヒトとヒトとの出会いは
60億分の1の奇跡
全てが唯一つの出会い
大切な家族との
親愛なる友との
最愛の人との
うたかたの夢のように
儚いその出会い
一つ一つを
大切に生きたい
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貴女の痛みや苦しみを呑み込む渦になれたなら
貴女の悲しみや泪を包み込む空になれたなら
貴女の傷や影を照らし隠す太陽になれたなら
貴女に祈りや癒しを乗せて運ぶ風になれたなら
貴女に出会い
悲しむ貴女の小さな背を
目にした日から
日々を重ねる毎に
その想いは募り大きくなってゆく
貴女に出会うまで
自分の弱さを
腑甲斐なさを
これほど強く恥じた事はなかった
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見上げた夜空から
星が降ってきて
僕の心で弾けたんだ
欠片になった星屑
一つ一つ欠片/言葉を
拾い集めてくれた友
僕は忘れないよ
見上げた夜空から
月の泪が降ってきて
僕の心で弾けたんだ
飛散した雫
一粒一粒の泪粒/想いを
掬い集めてくれた君を
僕は忘れないよ
友には感謝を
君とは思い出を
旅立つ別れに
想いを秘めて
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どのくらいの時間で
君の涙を止められる?
僕には解らないから
僕の時間を全てあげるよ
どのくらいの愛なら
君は笑うの?
僕には解らないから
僕は全力の愛をあげるよ
君の笑顔の為なら
何時でも何でも
出来るって
本当にそう思えたんだ
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いつも傍に居てくれた
君の何気ない言葉が
僕を少し強くしてくれた
だけど…
そんな大切な思い出も
日々が過ぎるにつれ
遠い日の記憶は
淡く滲んで色を消した
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僕の心は歪んでしまって
真直ぐ君を見れなくなってる
ねぇ神様
ほんの少しでいい
僕に真直ぐ見つめる
強さを下さい
僕の想いとは裏腹に
募っていく疑念
君を信じる事が出来なくなってる
ねぇ神様
少しだけでいい
僕に信じぬく
強さを下さい
神様なんて信じちゃいないけどね
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「僕も一緒に連れていってよ」
ねぇ何処かの誰かさん
僕の声は届いてますか?
僕は誰にも知られず見つめているよ
ねぇ何処かの誰かさん
僕の想いは伝わってますか?
動く事など出来ず
ただ蠢く想いを秘めて
僕は人間の傍にいるよ
僕は人形
ヒトになる事を願う
夢見る人形