詩人:黒夢 | [投票][編集] |
言葉にすれば同じ言葉だったよ。
それでも
同じ想いは抱かなかった。
『話していると嬉しい。
新たに知ることが沢山ある。
笑っていられる存在。』
「話していると心地いい。
どうでもいい些細な事でさえも楽しくて。
胸が締め付けられるような存在。」
この感情を言葉にすれば
恋と呼ぶのかもしれない。
それでも、恋だといえば同じでも
抱いた想いや、心に灯る温もりは
2つとも違うもののような気がする。
芽生えた新たな想いを大切にしたいと思った。
でも
ずっと長い間守り続けた想いも忘れられない。
「忘れられない、恋なのです。
消えない想いなのです。
それが例え叶わなくとも。」
『あれから初めての、恋なんです。
心が休まるような想いなんです。
それが少しの恐怖をもたらしても。』
人から見れば
きっと同じ想いを抱いてることになるでしょう。
それでも
僕からすれば、全く違う想い。
想いのカタチは異なるもの。
好きの言葉は同じかもしれない。
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急に、生きるのが怖くなる。
突然、泣きたくなる。
いつもいつも、自己嫌悪に陥ってる。
自分的には、上手くやっているつもり。
周りから見れば、ただの空回り。
人の悪意を受け流せるほど、大人じゃない。
急に、歌いたくなる。
突然、叫びたくなる。
夢も何も無い人生、どうしたもんか。
楽しいって何。
面白いって何。
箱庭の様なあの部屋が、妙に息苦しい。
何て白々しい言葉。
何て嘘くさい笑顔。
隠しているつもりで、全然隠せていない。
誰でもいいから、言ってほしい。
「疲れたから、この命、休ませてもいいですか?」
甘ったれるな、とでも。
好きにしろ、とでも。
いいよ、とでも。
「時間をください。
命を休ませる時間を。」
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考え出せば終わりは見えない。
数えだせばキリが無い。
この想いを恋だと認めながら
こんな女々しい感情は知らないと言う。
君を嫌いだと言う度に
何よりも正直なこの心が
全く正反対の事を言っている。
これだから嫌なんだ。
心も、嘘がつけたらいいのに。
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さよならを、告げた人がいた。
振り向かない背中に、密かにだけど。
さよならを、告げた人がいた。
消えない思い出に、新しい何かで上書きするように。
さよならを、告げてくれない人がいる。
憎いほど優しくて、結局そのままで今も。
腐れ縁の、友人がいる。
さよならを告げたあの人を知っている、嫌いな奴。
奴から聞いた、歌がある。
苦しいほどに、心を締め付ける詞。
気にすることなかった想いが、今更溢れる。
この涙をあの人に拭ってもらえたらと、夢見た。
さよならを、告げた人がいた。
届け届けと、強く願いながら。
さよならを、告げた人がいた。
優しすぎる思い出が、早く消えるように。
さよならを、告げてくれない人がいる。
しつこい私を鬱陶しいと思って、姿を見せて。
さよならを、告げられない人がいる。
こうして今も、詩にするくらいに。
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根を張り
懸命にこの乾いた地で生きる姿を。
空へと向かい
我々が手を伸ばすように伸びてゆく強さを。
雨に打たれ
倒れる事の無い野生の心を。
生きる事への執着。
全てが、醜くも美しい。
魂の叫びが、聞こえた。
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世界が鮮明になる。
たった一枚のレンズがあるだけで
僕の世界はより美しくなる。
人の顔も表情も。
悲しみの顔や憎しみの顔も
嘲笑も侮辱も
全てが、鮮明に見えて。
綺麗なものばかり見たいのではなくて
汚い物だって世界の内。
それでも
見たくないようなものばかりが
視界に広がって
嫌気が差す。
気が滅入る。
そんなものしか見えない世界なら
要らない。
世界を鮮明に映すレンズなど
要らない。
ぼやけた世界のままでいい。
人の感情など見えなくていい。
いつか
自分の感情でさえ怖くなりそうだから。
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君なら、届くのかもしれないね。
あの空へ。
誰も見たことない地へ。
小さな頃夢見た虹のふもとでさえも。
全てに手が届きそうな君がいるのに
僕はすぐ隣に座る君にも
手が、伸ばせない。
君だけなら、届くのかもしれないね。
邪魔になったらいつでも切り捨てて。
いつまでも一緒、なんてことは言わないから。
君だけは、願う未来へと
いつでも手を伸ばしていて。
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澱み無い、その真っ直ぐな眼。
溢れかえる人混みの中で
確かな強さを見た。
たった一瞬で
それでも、あの眼に
未来を見た。
悲しみで揺られても
きっとすぐにあの強い眼に戻るんだろう。
見たこともない
強烈で、鮮やかな強さ。
あの眼に
前に進めと言われたなら
ここから動き出せるだろうか。
絡まる視線。
少しだけ強さをもらった。
名も知らない強い瞳。
迷いを知らない足取りで
明日へと向かう。
僕もあんな風に
前を見据えられるだろうか。
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暗闇に揺れる曖昧な希望を。
雨音に消される誰かの声。
光の中に確実に存在する絶望を。
届く前に声が消える雑音の中。
いつもいつも
それら全てを静寂に導くような
衝撃的な雷鳴を求めてる。
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なんだかんだ言っても
毎日笑えてる。
人間らしい醜い感情を見せながら
人らしい柔らかな心を見せながら。
つまらない事が多い年頃です。
無駄な事をしたがる子供です。
めんどくさいが口癖の今日この頃。
偽善的なことをすんなり口に出せるのだって
今だからできる事。
やたら悩んでばかりで
一度落ち込んだら中々抜け出せない。
自己嫌悪なんて当たり前。
人を悪く言ってしまうのだって癖のよう。
自分のことにも気付いてないのに。
それでも
間違いながら
楽しくやっているのは事実で。
青春なんて恥ずかしいけれど
なんだかんだ言って
小難しい事考えて
毎日笑ってる。