| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
そのたなごころに氷のかけらを載せて
水に戻るまで見つめている君よ
歩いていこう 死にたいときほど
会えたのに別れ 恋した人もいまは別々の町
生まれたときから人は平等じゃない
報われぬ明日は何度でも来るのに
切歯扼腕(せっしやくわん)するしかないけど
信じても別れ 許した人もいまは別々の恋
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地に至る星たちが
小さな声で人を呼ぶ
気まぐれな旅に出る
悲しい人に会いにいく
When I dream,I see you.
星になれ
Let me scream,Make it true.
蜜になれ
始まりは誰だって
無垢の裸で会えたのに
泣き顔が似合う人
いまの私はそんな人
When I dream,I see you.
星になれ
Let me scream,Make it true.
蜜になれ
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・
みどり ほとばしれ
みどり もえあがれ
すべての遺伝子とまじわれ
みどり はねまわれ
みどり ふきあれろ
あやまちの螺旋をほふれ
愛に変われ
えいえんのじかんをつらぬけ
てんきゅうのくうかんをみたせ
さいぼうのはたらきをすべよ
みらいのえいちのたねとなれ
みどり とびはねろ
みどり ふきあれろ
歴史の暗黒を
愛で満たせ
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・
思い出に溶けてゆく冬の坂の道
磨かれた鏡のよう──見透かされる
黙りこんだ友の横顔をまだ覚えてる
野の花に頼みましょう──春のいそぎ
命、かがやけ!
命、はばたけ!
この心の花に
祈り、こもれ!
砕かれながら
乱反射できるならば
いつまでも世界を
好きでいられる
命、はびこれ!
命、のさばれ!
この心の花を
ひかり、みたせ!
終わりのときに
小さな拍手があれば
いつの日か世界を
愛しく思える
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命の花プロジェクト……青森県の高校生が始めた、動物の殺処分ゼロを目指す活動です。このプロジェクトが一日も早く過去のものとなることを祈っています。
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薫風(くんぷう)は森を抜けて
海に帰っていった
おのおのの家の窓に
愛が湯気をたてる
──届け歌声
この挨拶
──ありがとう
また この挨拶
▽
▽
炯眼(けいがん)の人の胸に
瑤珞(ようらく)の音を聞き
慈悲深い人の右手(みて)に
宝珠(ほうじゅ)輝くを見る
──届け歌声
この挨拶
──ありがとう
また この挨拶
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※瑤珞……ネックレス
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泣きべそをかきながら あなたが走る
夕暮れを信じない あなたが走る
君がいま死んだって悲しくないと
強がりを繰り返す負け犬のあなた
夢をover ride!
踏みにじれ全て
もう誰の言葉も信じちゃいけない
悲しみだけ集めて微笑む――
そんな卑怯者になっていいから
夢をover ride!
踏みにじれ夢を
もう誰の名前も呼び捨てにさせない
悲しみだけ集めて微笑む
そんな卑怯ものになっていいから
………………………
《おことわり》
この詩の第2連には、心身に障碍を持つ人に対して著しく配慮を欠く語句が存在しています。
いくら比喩とはいえ、許されることではありません。
よって第2連の掲載は差し止めます。
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かざぐるま かざぐるま かぜのなかでまわそう
からからと おとたてて きぼうへのそらへとぶ
いつまでもにくんでいて ひめじのそらのとおさを
いつまでもわすれないで くちびるかんだあのひを
かざぐるま かざぐるま かぜにのせてまわそう
ぱたぱたと とおくまで はばたくようなおもい
いつまでもいまのままで おとなになどならないで
いつまでもだましていて しんじきっているわたしを
かざぐるま かざぐるま かぜにむけてまわそう
さやさやと きぎたちも こえあわせうたうから
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原文:点字
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目覚めるまえに思い出して
このわたしの面影を
起きてもいない寝てもいない
そんな時にきっと
目覚めるまえに思い出して
わたしは夜会いに行く
遠い姫路の空を越えて
あなたが呼ぶならば
古里はいま 古里はいま
丈を競う草木
暦を越えて 季節を越えて
伸びる若い芽
目覚めるまえに思い出して
幼なじみのわたしを
心のままに風をおこす
ことができるならば
目覚めるまえに思い出して
あの時かけた呪文を
昔のように涙みせて
悔やみきれぬほどに
古里はもう 古里はもう
悲しみのない光
言葉を越えて 心を越えて
あなたに会いたい
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・
いつまでも明けない夜
夢でゆく長い道
幼い頃の憧れが
私の翼に変わる
姫のもとへ走る道
流れ星を追い抜いて
私は燕になって
何よりも速く飛ぶ
夜の渦に迷いながら
最後に必ず着くと
姫路の長い道程が
果てることを信じてる
・
・
息が苦しくなるほど
憧れたあの人が
細い指で招くのなら
奇跡は何度も起きる
姫のもとへ走る道
宇宙島を貫いて
私は燕になって
誰よりも強くなる
もう一度耳を澄まして
あなたの吐息をさがす
姫路の長い道程が
果てることを信じてる
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・
はなびらを並べてみて
心のかたちに
優しさを形にして
嘘でもいいから
心配はいらない 笑顔なくさない
ゆっくりとだけれど わたし強くなる
きれいになるからね!
今度は気づいてね
消え入るような声でそっと
呼んでみるから
この花に名前つけて
感じたままに
さびしさを言葉にして
忘れていいから
心配はいらない 涙かさねない
うまく言えないけど 明日は今日じゃない
見間違えるほどに
輝いているから
凍えた指をほどくように
呼んでください
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