詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
甘え合う恋を探して
冬まで来ちゃったね。
自由は甘い味
身体はベイビーに飢える。
世間で言う家族は持たない。
ただ、母というふるさとと、
父という「愛が幼稚な未完成」をかかえる。
甘い愛を夢見て、
あのこをそっと見つめている。
冬の寒い風が、街の人を黙らせる。
身体は熱の根源を求めてるよ。
死後に期待する、生まれ変わる時を信じる。
きっと、夢見た愛が光り輝く、太陽を真に受けられるつぶてになる。
じっと、恋した記憶が昇華する、あたたかい気持ちを春と一緒に遊べるでしょう。
甘えられる自分の未来へゆくために、
ぼくの甘えを作り上げてくれそうなあのこへ、ちゃんと全てを言い続けよう!
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まだ裏切られてもいないのに 引っ込む気持ち
愛を語るまでにも 届かない
信じることを知らない
期待はしてるんだけど、夢で終わる
失ってもいないのに どうせだめだろうと思う
手に入れたいのに理屈をこね回して躊躇する
臆病なの
恋にもならない 声にもしない
その前に消えゆく私
過ぎる人生に悔恨もない
睡眠の中だけで感覚を回す
肉体だけは踊っているというのに。
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今しがた 産まれてきたように 大きく息を吸ってみる
チョコレイトは、きついよ。
お湯に溶かして、ツバキで薄める
冬の清涼なエアー も、 ぼくにとっては「濃過ぎる」からさ。
小さく、「スースー」吐いて、吸う。
キミも ミニチュア・コンパクト
目に見えないほど ささやかな声で、湯煙の中で話そう
くちびるは、3メートル先から届け!
命が、けのびをしたがっているんだ。
苦いけど甘い 出来立てホヤホヤの内面 を味わいなよ。。
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人造世界は 自然から見たら「適当だよね。どこかで崖から死角が曲がって、ごまかしが気づかずに伸び切った社会」
「誤解を紐解かない、イザコザだらけ」
「人工の目線・聴覚は思い込みと決めつけ、統一された複製データによる洗脳にあふれてる」
自然界の現象(熱気、寒暖、風・空気、モイスチャー蒸気)はいつも真剣なんだ。
どこまでも真面目
お互いが愚直にストレート
そうだと思わないか?
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快感に身を寄せて
平和に甘えなければならない
人間の尊厳をどこまで崩壊させられるかの勝負
骨筋をグニャグニャに軟化させて
トローリとろける
私を自分そうそう見ない
私が私で無くなる夢中
本当の底抜けの笑顔を探し続ける
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かげろうが薄く、モヤが掛かった行く手
きのうのご飯が、胸に溜まる。
夜中にしたかった ションベンで、ぼうこうがヒクつく
「ハートは、ドロドロに液状化している」みたいだよ。
とどまるのが嫌なら、浮いて歩きなさい
オナカがすいたら食べたくなる。君はおしりを差し出させて、なめる仕草をしたっけ
見られた! 美麗な少女マンガのキューティー・ハニー
もう、もう、眠って休もう 昼間の揺りかごに飢えた
羊水に帰りたい赤ん坊。今では青鬼になっちゃって、
悔しがりを微笑みに変えるような、情けない屈服をする
揃えられたパウダーの一つでしか無いのだ 「僕らは奴隷です」
天国と名づけられたガラクタ地獄へ急ぐ人々の心を読み、
夏が来たことを告げる、そんな感涙の汗が素肌で描く恋路
パパパーッと消えたうわさ。まだ記憶に骨筋で血が通っているねぇ
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はっきりした呼吸・・・
ぴったり重なっている君と僕の息継ぎ
ラクで楽しげな息継ぎ
いつまでもこうして甘い思いに浸っていたい
気長く行けるね。どこまでも鼻がのびるようだ
調和が大きくなってゆきます
それをいだきながらゆっくりと浮かび動くのだ
言葉が全然なくなってしまったような感覚で
何も無いけど
からだじゅう全体が、くっきりと うごめいているのさ
静かな安らぎ ボデイーがしずくが巡るピアノ
つゆどきに似合う、シャボン玉が奏でる食卓のホーム愛
どうしてもこうしても、カラフルな君の愛が僕へなだれ込んできて
くちびるをふるわせ、おしりをもぞもぞと浮かせて
上の方へアップアップ、魚にも鳥にも成った愛の愛の愛
合致した逢瀬。もういつも片時(かたとき)も離れないまぼろしムービー
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自分だけの快感を求めて 自由をむさぼる
どういうのが気持ちいいか、自分だけしかわからない
それも 曖昧で、出てきてみないと よくわからない
自分だけにとって気持ちいいものしか 今はもう求めなくなった
それだけ 自由が広がった社会
特に心の中は 自由に思いたい放題、気ままな理屈と気短な思考になった
結構 疲れる
天才ちんまんクンが 今日も内面にとぐろを巻き 渦うねりが吹き荒れている
自由な気分は気が短い
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まだ愛はない 恋をなんとか育てる
完全な愛は死んだあとに分かる
恋が情熱になってゆくときは感動もの
こみ上げる溜飲
違う炎との出会い
甘いものも苦しい
たった一人だけが棲む星座に帰る
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ギャンギング・ギャング
朝目覚めると、あいも変わらず大きな夢が心の中で丸く温まっていた
白い脳がサルになるとき、顔面が赤いヒビで彩られて むしろ針をしないでも済むような、脳みそが真紅からピンクへ戻るときの顔面感覚