詩人:さきネコ | [投票][編集] |
暮れかけた空に 1つ
嘘に包まれた 真実
目を閉じれば わかる
記憶の中の 小さな夢は
色の無い 時間たちが
めぐりめぐって 頬をかすめる
願いは 雪と共に そっととける
音も無く 淡すぎた想い
どうしても 選べないのなら
考えていたって 答えは見つからない
とりあえず 今日を生きよう
明日の 姿を見るために
風のささやきが 大地に広がる
くりかえしだけの景色は もう見飽きた
色の無い 時間たちが
めぐりめぐって 心奪ってく
未来は 月と共に そっと光る
何も無い ただ深い空で
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知っていることは
宇宙の中の1粒にも満たない
本当に 本当に
小さなものだった
けれど 僕には
それが
星たちを包む宇宙よりも
遥かに大きなものに思えた
宇宙から見れば
どれもちっぽけなものだけど
僕から見れば
全部大きなことばかり
みんなの優しい笑顔
暖かな言葉
僕を抱きしめてくれる幸福感
そして 君の存在
小さなものかも知れないけれど
僕にとっては
何よりもずっと ずっと
大きくて 大切なものだよ
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流れ星が1つ
誰かの願いを乗せて
暗闇の中一筋
光を放つのでしょう
歪んだ月が
この地を照らすと
星空もすべて
ぼやけてしまうの
雲の切れ間から
覗く月は
物悲しげに
隠れてしまう
この星たちは
1つ1つが
誰かの願いと共に
生きているのでしょう
歪んだ月が
辺りを照らすと
何もかもすべて
ぼやけてしまうの
だから私は
満月のとき
見えた真実(もの)すべてを
受け入れるの
たとえそれが
信じがたいことでも
形ある月は
嘘をつかないから
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波打つ 世界に背を向けて
雪に刻まれた 寂しき夢
振りほどいた その手に
ユレル 花の月
雫が大地に溶ける
また くりかえされる 1秒
そして 冬は立ち止まる
蒼く 光る 千の星
大丈夫だよ
想いは 伝わる
知っているはずさ
君自身の 奏でる曲は
満ち溢れる 希望の証
ざわめく 運命たちと声
それは遠すぎた 儚き夢
瞳 心の奥に
ユレル 花の月
霧の立ち込めた明日
永遠を信じていたかった
そして 僕は立ち止まる
遥か 未知なる宇宙と
君自身の 奏でる今は
満ち溢れる 勇気の音色
波打つ 世界に目を向けて
傷つきたくない 淡い夢は
もろく散った 真実
さよなら たくさんの色達
ユレル 花の月
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【嵐の鳴く夜に
不滅の谷と
燃える炎は
天へと昇る
水は宙に舞い
らせんを描く
鋭い風が
空(くう)を切り裂く
せつなき歌に 合わせて
世界が 動き始めた・・・】
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通り雨のような 私の居場所
雪のように降りかかる ハプニング
暇を見つけては 願っていたな
無邪気に微笑む その花に
自分のことくらい 自分で守れる
折り畳み傘も かかえてた
でも その花のためなら
ずぶぬれになっても いいと思った
どうしても 見捨てられなかった
どうしても 守ってあげたかった
「やめときなよ」
風がそうささやいたとしても
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スプーン1杯の涙
それだけで 僕は楽になれるから
誰も 何も言わないで
泣かせてください
カップ1杯の涙
それだけで 君が楽になれるなら
僕は 何も言わないで
泣かせてあげるからね
たった1杯の涙が
流せないだけで
心の中は・・・
海より大きな 不安に包まれてしまうから
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扉を開けば 広がる空
太陽のまぶしさに 溺れそう
わずかしか見えない 真昼の月を
探して 歩いた 並木道
明日(あす)が見えずに 戸惑った夜も
あけてみれば なんてことないさ
未来はいつだって 僕らを待っていてくれる
大丈夫 ただ歩き出せばいい
目覚まし時計 なんていらない
朝と夜の 境界線は人次第
私が目覚めたときから
私の今日が始まるから
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小さな 手のひらから
ふわりと 風に抜けてった風船
ふわりと 大空へ上がっていった風船
私の心と一緒に どこかへ行ってしまった
幼い私は
風船が しぼんでしまうことも知らず
空に浮かぶ 風船を見つけると
この前 行っちゃった風船だ!
指をさして
あの時間に 残してしまった心との
再会に喜ぶ
詩人:さきネコ | [投票][編集] |
予想のつかないこと
運次第だね・・・
神様のゲーム
ルーレットにかけられた運命
用意された未来
選べない未来
すべて 運任せ
進む道まで ランダム
じっくり考えることさえできない
私が決めることさえできない
私の運命は ランダム
どうなっていくのかわからない
先の見えない 毎日
それが人生 それがランダム