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[190597] さくら
詩人:どるとる [投票][編集]


桜の花びらが 道を桃色に染める午後には
ありふれた話をしよう紅茶でも飲みながら

やたら難解な 解釈でこんがらがる
なんでも難しく考える思考から改めよう

橋の向こう 水面に小さな波を立てて
白い船が 横切る

時計は今日はいらないね 時間なんて気にする必要はない

昨日降った雨が残した水たまりを
軽く飛び越えて 街を一周

バス停に 誰かの思い出が描かれてる
なつかしい背中に ありし日が映る

僕らは ただ

桜の花びらが 道を桃色に染める午後には
ありふれた話をしよう紅茶でも飲みながら。

2016/01/11 23:55



[190596] 旅立ちの日
詩人:どるとる [投票][編集]


寒さに赤く腫れた耳
三番線のプラットホーム
言葉は持ち合わせがないから
ただ 手をつなぐだけだよ

答え合わせは いつまで続くのだろう
頼りない背中は 丸まったままだよ

遠い街へと 行くと決めた君が旅立つ日
止められなかったよ 君があまりにも素敵に見えたから

ため息で曇る 白い窓に 指で書いたさよなら

警笛が鳴って 発車する数秒前の永遠をかみしめた

君に送る手紙にはレシピを書いた
君が好きだった料理を
作れるように 下手くそな文字だから
読めるかどうかはわからないけど

本当は離れたくなんかない
しくしく寂しがる胸がそう言ってる

この街に桜が咲く頃には君も僕も今よりもう少し大人になって 気持ちを打ち明ける勇気持てるかな

あの日と同じ曜日 同じ時刻に待ち合わせた

来るかな 今か今かと君を乗せた電車を待っていた

久しぶりに会った君はすっかり
大人になっていてもう僕が知ってる
君じゃなかったけど

変わらないのは そのなつかしい声と仕種
うれしくなって 泣きたくなって
思わず君を 抱きしめた
透き通るほどの小雪混じりの空
あたりを白く 染めていた

ため息で曇る 白い窓に 指で書いたさよなら

警笛が鳴って 発車する数秒前の永遠をかみしめた

あの日のさよならも今では 懐かしい

出会った日のように ここからまた始まるよ
今日は新しい僕と君の旅立ちの日。

2016/01/11 23:45



[190595] りゆう
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りゆうなんていらない
ただ僕は僕であるために それだけ。

2016/01/11 21:11



[190594] タワー
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空に手を伸ばした人は 愚かなのか

バベルのように 神様に怒りをかうの

形だけの方程式 タワーは背を伸ばす

歌うことや 奏でることに
まだ 純粋だった頃に
出会った 素敵な音楽を

一つ一つ積み重ねてできたタワーに

のぼってそこから眺める世界は
どんなに 美しいだろう。

2016/01/11 21:08



[190593] 砂漠の夜
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訪れた夜の 空に広がる星の海

果てしなくあって この世界の広さに
比べたら僕の迷いなんてくだらない

部屋の中に 宇宙を広げて
自分だけの世界をつくった

どれだけの言葉を繰り返しても

たどり着けない 場所がある

どれだけの言葉を繰り返したら

たどり着けるのか 終わりには

程遠い まだ死ねない。

2016/01/11 21:00

[190592] 風は旅人
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悲しいときには すぐさま行方をくらまそう

街から街へと風来坊 あー風は旅人 本の中の旅人

ゆらゆら光はどこに行く
夏の日のかげろうみたいな

あー風は旅人 夢を旅する旅人

街から街へと風来坊 あー風は旅人 本の中の旅人。

2016/01/11 20:40



[190591] 
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この痛みはいつかの海の ざわめき

途絶えぬ焦燥 名前のない 傷跡

夢だといって こんな世界は

天上は銀河 空には天の川

煙草を燻らせ 肺は真っ黒 中身から腐るサダメ

夢の 続きを求めては 長すぎる 闇をさまよう

待ち望まないような朝はいらない。

2016/01/11 20:27



[190590] きれいな人
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風をつかもうと伸ばした手をあざ笑う太陽

夢を見ていた 僕の頭にわいたイメージで 汚した世界を

好きなように染めたのは きれいな人

さよならなんて 言葉は別れる痛みを知ってる人の言葉だ

あなたみたいな 女には似合わないから

このまま熱くほてった腕に抱かれていなさい。

2016/01/11 20:04



[190589] エピローグ
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玉虫のような きらびやかな思い出が

朝の テーブルに そっと並んでる

恋する人は誰も皆 優しさを知る

目を閉じてまぶた伏せて 染まれ心よ

空の色に 水の色に 光の色に

たとえるならば 恋するときの色に

短い命が 終わった 手紙は届かない

映画の エピローグには冷たい雨が降る

幸せは 悲しいほど遠回りして終わる

そのほうが 悲しみは深くなるのさ

だけど知りたくなかったなんて

間違っても言えない

恋する人は誰も皆 優しさを知る

目を閉じてまぶた伏せて 染まれ心よ

空の色に 水の色に 光の色に

たとえるならば 恋するときの色に

帰れ心よ 世界が終わったような

悲しみに勝つために明日はあるはずだ

だからここからまた歩き出す
思い出すだけの思い出ならいらない。

2016/01/11 19:44



[190588] きせつ
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椅子から 立ち上がったり また座ったり

忙しい日々を 代わる代わる繰り返すだけ

時計は 捨てられないから 命はやがて 空へと 昇るだろう

季節のはじまりに なぜか胸がさわぐのは

なぜかはわからないけど生きていくよ

明日が雨でも晴れでも関係ない

命が明日もあるなら雨に濡れることさえ幸せ

陽射しの雨が 光の加減で七色に光る

何かを失うたび 何かを手にするだけ

言葉にならない代わりに誰かを愛したよ
誰かに愛されたよ

窓から風がはこばれて花の香りがした

幸せなんてそれくらいで十分だ

多くを望みすぎてしまえば欲が出る

いちどだけでも笑えれば ひとりぼっちでも幸せ

理不尽に殴り飛ばされてもいい

その痛みを 誰かの痛みだと思うから

斜めった世界でもまっすぐに歩きたい

季節のはじまりに なぜか胸がさわぐのは

なぜかはわからないけど生きていくよ

明日が雨でも晴れでも関係ない

命が明日もあるなら雨に濡れることさえ幸せ。

2016/01/11 19:36
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