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中村真生子の部屋  〜 新着順表示 〜


[180] 7月最後の日
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風がやみ

太陽がジリジリと焼きつける。

今日も終日晴れマーク。

この先、雨の予定はない。

夏たけなわ。

食卓には毎日

キュウリとピーマンとトマトと…。

窓の外では

子どもたちのはしゃぐ声…。

けれど

秋の気配が忍び寄ってくる。

短くなった日や

朝のひんやりした空気や

木漏れ日の陰影に混じって…。

夕べ海辺を歩けば

草むらではもう虫たちが鳴いていた。

明日から8月。



2012/07/31 (Tue)

[179] 合歓の木
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夏の森に

花火のごとく紅い花。

一輪の

悔いなきよう

咲き誇れ!

山の短き夏が

ゆかないうちに…。

2012/07/30 (Mon)

[178] sky bar
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きみのいった空は

今日も青く澄み…。

今頃きみは

出会っているのだろうか

先にいった彼に。

「やっと見つけたよ」と言いながら…。

都会の片隅で彼を見つけた

あの日のように…。

そして二人でビールでも

飲んでいるのだろうか。

青い空のバーで。


2012/07/29 (Sun)

[177] ロンドンオリンピックと東ティモール
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壮絶な独立運動ののち

2002年にインドネシアから

独立した東ティモール。

その過程で

3人に1人が命を落としたという。

テレビをつけると

ロンドンオリンピックの入場行進。

東ティモールの選手がやってきた。

2000年のシドニー大会では

個人参加という形で

2004年のアテネ大会から

国として参加した。

このオリンピックにはマラソン選手が

男女各1名参加する。

彼らはオリンピックが

何より平和の祭典であることを

感じてやまないことだろう。

そしてそれを私たちに伝えてくれる。

晴れやかな笑顔とともに…。

彼らの胸には

もうメダルがかかっている。

2012/07/28 (Sat)

[176] チカチカ体質
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夏になると

決まって顔がチカチカしていた。

ナチュラル系の化粧水を使っても

そうだったので

体質だと思っていた。

夏が過ぎると収まるので

我慢するしかないと思っていた。

ところが今年の夏は

途中でバッタリそれがなくなった。

思い当たることと言えば

漢方系の化粧水(ノンアルコール)に変えたこと。

さっぱりしすぎだったので

どうかと思っていたが

あの嫌なチカチカが収まっている。

気づかないうちに

自らが作っている良くない体質も

多いに違いない。


2012/07/27 (Fri)

[175] 「届けビト」
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彼女は想いを言葉にした。

ポトリと…。

彼女の胸から放たれた想いは

水面に円を描くように

人々の心に広がった。

やがて

彼女の想いは

いつの間にか

みんなの想いとなった。

そして、その日がやってきた。

確かな、大きな形となって

その思いが届けられる日が…。

今日、「届けビト」によって…。


2012/07/26 (Thu)

[174] トマトくん
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畑に住んでいたときは
どんなに暑くても
どんなに太陽に照らされても
汗なんかかかず
たくましく佇んでいたトマトくん。
ある日
故郷の畑を離れ
町にやってきた。
ほっぺは赤いままだけど
今ではすっかりシティーボーイ。
冷蔵庫から出した途端
ほら、もうびっしり汗をかいている。

2012/07/25 (Wed)

[173] 妻木晩田遺跡の夕暮れ
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カナカナカナ…
小雨のごとく
森に響くヒグラシの声。
尾根に立つと
眼下に町と海とが広がり
草に覆われた墳丘墓が
沈みかけた陽に赤く染まる。
東西に2q、南北に1.7q
面積170ヘクタール
勾玉の形をした
日本最大級の弥生の森
妻木晩田遺跡。
紀元前1世紀(弥生時代)から
3世紀半ば(古墳時代)頃の
住居跡や墳丘墓、古墳などが集う。
スサノオ命や卑弥呼などの
活躍した時代だ。
どこからともなく現れたキツネが
人の姿に一瞬立ち止まり
跳ねながら森に帰っていく。
カナカナカナカナ…
辺りは次第に翳りを帯び
夕立のごとく
森に響くヒグラシの声…。

*7月・8月は午後7時まで開園。
8月1日〜15日は午後7時30分まで開園。

2012/07/23 (Mon)

[172] ある夏の夜
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風呂上りに
灯を消して窓を開ける。
隣家の灯
公園のLEDライト
天井のあまたの星…。
ほの暗い部屋に
寄せる波のように
時折、すうっと吹き込む
心地よい風。
わずかに秋の匂いを
漂わせながら…。
冷やしたルイボスティーは
ほんのり甘く…。
時の過ぎていく音が聞こえそうな
夏の夜。

2012/07/22 (Sun)

[171] 今、確かにここに…
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扇風機の羽音と風

蚊取り線香のニオイ

シーツとタオルケットの感触

蚊にかまれた皮膚のかゆみ

関節の汗ばみ…。

2012年の夏の夜

今、ここに

確かに私はいる。

1万年の昔、鹿児島の森に

彼が確かにいたように

1千年昔、出雲の大地に

彼女が確かにいたように。

今、ここに

確かに私にいる。

地球という

同じ揺りかごの中に…。

その奇跡が夜の静寂に甦る。



2012/07/21 (Sat)
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