亡くなった方々には申し訳ないけど、地球自身が望んでいるのは、あなたが書いているようなことかもね。

ただ咲くだけではなく、そこから深まりゆく美しさ─‥。長い歳月を経て初めて、咲かせる事の出来る、静かで優しい大輪なのですね‥。とても染み入ります‥

収まりが良くて余韻がちょうど良いです。うらやましくなるくらいです。

作品から木の香が薫って来るようです。屋根だけで一体何トンあるのでしょう。その重量を支える柱材が何製なのか、むかし出雲大社へ参詣した事がありますが忘れました。もし木材なら、日本の建築技術は恐ろしく高度なもので、正倉院以来の伝統と言っていいのでしょうか。不勉強で申し訳なく。

神様の呼吸‥というタイトルから、この作品の世界観の大きさに吸い寄せられました‥。私達小さな人間は、「生かされている」という事を忘れてはならないという、崇める様なそんな気持ちにさせられます。。素敵です。

今、窓の外に降りしきる雨の音を、静かに目を閉じて感じています‥。包まれる様な安堵の中、ただ聞こえる雨音は、激しくも穏やかで‥私を優しく慰めてくれるのです─‥。私は雨が好きです。この作品から感じられる雨の匂いは、とても心地よく安らぎます‥。

季節を想い愛するが故の強い感情が、深い底から沸き上がり突き抜ける─‥。今（冬）が愛しくて堪らないのだと、その力強さに胸が熱くなります‥。

中村さんの作品の持つ雰囲気は‥元気だった頃の母の笑顔を思い出すのです─‥。何故だか‥懐かしく温かく‥母の歌声が聴こえる様で、泣きたくなるのです‥。

どこまでも優しく暖かい─‥。雪の冷たさも、夕闇でさえ‥、灯るオレンジの温もりを受けて静かに穏やかに眠る様です。。

とても綺麗な視点に、跳ね上がる水の煌めきに、思わず目を細める程です‥。日常の風景が、美しく感じられる素敵な作品だと思いました。。