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里雨夜の部屋  〜 新着順表示 〜


[77] 愛しのレモン水
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かわいた身体を潤す

レモン水


甘すぎずさっぱりした

レモン水


身体に染み込んでいく

レモン水


失ったものを補ってくれる

レモン水




2007/06/13 (Wed)

[76] 仲間になるために
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全てを頑張ることを諦める
努力をしよう



依存ではなく人を頼る

努力をしよう



背負った荷物をおろす

努力をしよう




努力をしよう

2007/06/09 (Sat)

[75] 真面目への細やかな抵抗
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僕は
どちらかといえば
冷めた人間だと思う

テンションは上がっても
自分を見失うことはないし
行動より思考が先に立つ事珍しくはない


周囲からも
真面目だと言われる



そんな僕だって
雨に濡れたい時がある


雨に

心洗われたい

心満たされたい

時がある






だから

雨よ



もっと降れ



2007/06/08 (Fri)

[74] 故人へ-今を生きたる者より-
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別れし人よ

幻の貴方は
僕が知る最期の姿でした
でも
同じ世界で生きていました
そのことに
とても安堵していました



現に戻っても
まだ何処かにいるように思えてしまいます


全て他人事に思えて
嘘なんじゃないかと
錯覚してしまいます


でも
僕は元気で
毎日を過ごしています




別れし人よ

貴方は、もう新たな旅路に着くことが出来ましたか

2007/06/07 (Thu)

[73] 初夏の風
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水が澄んでいる

この街を駆けていきたい



水が流れる

この街に留まりたい

2007/06/03 (Sun)

[72] 強がりの末路
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君を求める心を否定して

君への想いを抑えて

辿り着いたのは空っぽな僕だった





辛い気持ちを溜め込んで

溢れそうになる涙を堪えて

行き着いたのは空虚な心だった












失っていた



素直な僕



純粋な僕

2007/06/02 (Sat)

[71] 夜明け
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夜が明けた

今まで真っ暗だった外界の景色が
左から順に姿を現していく



小鳥のさえずりが別れの時を刻んでいく



山々に囲まれたここからは朝日は見れない



だけど
着実に風景の明るさは増し
人々の生活音も増えていく




最期の夜は明けたのだ

2007/05/30 (Wed)

[70] ユリと線香と蒼空
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1日経ってもなれない
ユリの鼻につく匂い
鮮やかに咲き誇っている
たくさんのユリ



以前は心落ち着いた
線香の変わらない香り
今は心空虚にする
一本の線香



見上げれば
雲など見当たらない蒼空
蒼く蒼く澄んでいる
無限の蒼空





そんな
人々の心いたむ
ユリと線香と蒼空の日




2007/05/29 (Tue)

[69] 灯火
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電柱のすそ

小さく揺れる黄色の花



風に吹かれ

何かに踏まれそうになり

日々短くなる時間に

怯えながら



それでも懸命に

だからこそ懸命に

咲き続けている

2007/05/21 (Mon)

[68] 空-2年目の進歩(改)
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陽の光を浴びて

木々の葉が

優しい雰囲気から

強い雰囲気に変わる



君がいない2度目の夏が

もうそこまで来ている




そう思うほど

僕は

もう君を想ってはいない

もう

寂しさにかこつけて

仮想恋愛に

重ねたりしない





それが

僕の小さな進歩






空は青く晴れ

どこまでも広がっている


僕は


長いこと

その光景を見つめていた




2007/05/19 (Sat)
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