ホーム > 詩人の部屋 > 里雨夜の部屋 > 新着順表示

里雨夜の部屋  〜 新着順表示 〜


[117] 壊れかけのブリキ人形
詩人:里雨夜 [投票][編集]

はっきりしない痛み
曖昧な違和感が何より辛い


このまま
痛みの恐怖に捕われるなら

いっそ
壊してしまいたいと思うしまだ
未練があるようにも思う









ねぇ



もう動けなくなったら
曖昧な苦しみから解放される?


もし動けなくなったら
自分を責めて許せなくなる?





壊れかけのブリキ人形は

止まることに
動き続けることに

怯えている













止まれない

踏み出せない

2007/12/23 (Sun)

[116] 僕は猫
詩人:里雨夜 [投票][編集]

僕は猫

手がかじかむ季節は大嫌い

だから

守ってくれる毛糸のナイトがいないと駄目なのさ




僕は猫

少し待ち遠しかった
手が赤くなる季節

手は
毛糸を纏わず裸のまま

でもいいのだ




ねぇ何でか分かる?











それはね






君の手が温かいから

君の手に甘えたいから


なんだよ

2007/12/20 (Thu)

[115] 些細な願い
詩人:里雨夜 [投票][編集]

冬が待ち遠しくなる

そんな人と巡り逢いたい



だから

今は寒さに耐えて

歩いていく





君がいる

未来に向かって

2007/12/18 (Tue)

[114] 虚ろ
詩人:里雨夜 [投票][編集]

私は
生きているのでしょうか




涙はとうの昔に氷結し
空しさだけが
脈々と流れています


そして

何を見るでもなく
何を考えるでもなく

ただぼーっとしている方が
長いように思えます




友人と談笑してても
どこか冷めていて
上面だけの笑いを浮かべていたりします








超然ともとれる
他への興味の示し方

諦観にも似た
常に魂底にある感情




こんな私は
生きていると言えるのでしょうか

2007/12/09 (Sun)

[113] アンバランス
詩人:里雨夜 [投票][編集]

ようやく

紅葉が始まりました


木々のそれや
あたたかな日溜まりは
まだ秋のものなのに



走りゆく車窓から
見上げた空は

もう冬のものでした


あぁ
もうすぐ年も暮れ
新たな年がやって来る

そう思うと時の経つは速く感じられます






あと半年で部活を引退し
あと一年で高校を卒業
















何だか寂しい

今日この頃です

2007/11/25 (Sun)

[112] 世界で
詩人:里雨夜 [投票][編集]

空気が冷たさを増すほどに

空は純度を極め

月の光は四方に広がり

星は強く瞬く



山は靄に包まれ

街は深く眠り

息は白粉を纏う



私は

首にマフラーを巻き

手には手袋をはめ

背を丸めて世界に立つ



雪が降るなら傘を差し

寒いなら上着を羽織り

静かな世界を感じる















やって来る明日を

明日であう人を

愛せるように

2007/11/23 (Fri)

[111] 白い雪と天邪鬼な僕
詩人:里雨夜 [投票][編集]



家を出る時はあんなにも白かったのに


夕方

家に帰るとほとんど消えていた







嬉しいのだけど

何故かとても憎らしい




















そんなに簡単に消えるなよ

2007/11/21 (Wed)

[110] 紙一重
詩人:里雨夜 [投票][編集]

強さと弱さは紙一重だから

わからないんだ

痛みにたえることが
どちらにあたるのか


本当のこと隠して
゛自分゛を創っているのは
弱いから?

痛くても
動き続けるのは
弱さ故?

辛くても
泣けないのは
本当に強さなのでしょうか

2007/11/11 (Sun)

[109] 地上の君へ
詩人:里雨夜 [投票][編集]

僕は小さな六等星


君は
僕の光よりも
お月様の光よりも
強い光に囲まれているね

君が
生きている世界は
いつも明るくて
夜になることはないよね




ねぇ

そんな君を


僕は



見てるけど





そんな君に


僕は



見えていますか

2007/11/10 (Sat)

[108] 遠空をみつめて
詩人:里雨夜 [投票][編集]

恋がしたい






そう思う晩秋の今日この頃

2007/11/07 (Wed)
427件中 (311-320) [ << 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 >> ... 43
- 詩人の部屋 -