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46の日記

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プロフィール
詩人名 : 46
詩人ID : IRUKA
年 齢 : 25歳
性 別 : 女性

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違う世界で共にした
2017/12/02(Sat)

もう関係ないのに
まるでジリジリと後をついてきて
振り向いてといわんばかりに
ネットやたまたますれ違った子から情報を得る
知りたくもないのに、は少し嘘が交じるけども。

半年ぶりに課長から連絡がきた
あの人が病みすぎてて相談したいのだそうだ
最初は後輩への優しさかと思った
病んでいるから一緒に励まそうとか
はたまた全て知っていてどうにかしてやって欲しいとか

前の私だったらそう完全に思ってただろう。

でももう人間を知ってしまった
本能を知ってしまった
欲に埋もれている生き物だと知ってしまった
今後の人生を思えば知るべきことだとは思っている

課長も男なのだ
女は賢くいなきゃいけない

自分の身は自分で守らなければいけない

大体もう辞めた私に相談すること自体おかしくて
遠まわしな誘いが逆に怖い

ただあの人について
「色々あった」ことが気になって食いついてしまった

私はまだメリットなど何一つないひと時が恋しいのだと思い知る
まったくもって馬鹿げている

でもその「色々あった」ことが仕事に来てないだけのことだったら
ただの口実だとしたら

何が起こるか分からない
何度サシ呑みを断っただろう

こういう人は苦手だ根に持ちそうで

もし町中でばったり会ってしまったらと思うと怖くてたまらない

けど会ってはいけない
会ったら終わり
会ったら不幸になる

どうかもう誰もあの人の面影を思い出させないでほしい

夢にももう
出てこないでほしい

だってあの時間は
けしてパラレルワールドではないのだから。

私はまた同じ過ちなどしない



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