詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
雨が降ってきた
だから僕は空を睨んで叫んでやった
「おおい雲やい。お日様を隠すんじゃあないよ。せっかくの雨がキラキラ輝かないじゃないか。お日様を出しとくれ」
そうしたら雲の奴は
雨を連れてどっかにいきやがった
そういうことじゃないのにさ
外では大きな水溜まりに大きな虹が映っていた
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
はくしょん
ひくしょん
ふぃくしょんしょん
今のはウソさ
全部ウソ
はくしょん
ひくしょん
ふぃくしょんしょん
ホントかウソかは
僕しだい
はくしょん
ひくしょん
ふぃくしょんしょん
作り話が
大きくなって
ははひひふぃくしょん
裏切れないよ
嘘はつけても
裏切れない
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
あいつが死んだ
おととい死んだ
僕は生きる
今日を生きる
あいつが死んだ
ほんとに死んだ
僕は嘆いた
涙流した
あいつの代わりに
僕は嘆いて
あいつの代わりに
僕は泣いた
だってあいつは
まだまだ生きて
幸せ掴むはずだった
命は長さじゃないけれど
命は重さじゃないけれど
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
意味はないのに
限りがある
なんて理不尽なんだ
そう呟いた僕は
朝に失望し
朝に何を望んだ?
掴むことはできない
あまりに遠すぎて
手放すこともできない
懐に潜り込むから
だからそのまま
歩いていく
わけもわからずに
ところで僕は今
君が欲しくてたまらない
それが、
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
繰り返すダセイ
やり直すダセイ
前に進むダセイ
反時計にダセイ
左向きにダセイ
遠心力にダセイ
泣き顔にダセイ
笑い顔にダセイ
怒り顔にダセイ
繰り返すダセイ
やり直すダセイ
気付けばダセイ
あなたにダセイ
ボクにもダセイ
みんなにダセイ
振り子のダセイ
リズムのダセイ
この命のダセイ
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
僕はぽつんとひとり
君もぽつんとひとり
誰かもぽつんとひとり
晴れた空からはぐれた雨が
ぽつんとひとり
僕と君と
誰かと雨と
ぽつんとひとり
そんなぽつんとひとりが集まって
大きな海を作ったのです
僕の涙を作ったのです
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
別に分かりあいたいとは思っていない
ただ知りたい知りたい知りたい
好奇心がベッドを揺らす
そんな好奇心に刺激された
僕いわゆる欲
重力に逆らって吐き出された
欲いわゆる僕
今日が今日なら
明日も今日
苦い記憶に甘い言葉を混ぜて
僕はちっとも
わかっちゃいない
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
この海に深く潜れない僕
浮かんでは消えるたくさんの水泡か
それとも干からびた海草か
もう少し長く息を止めて
苦しんで苦を知って
そして狂って狂ってクルッて回転
なんだか笑えてくる
わからない
わからないけれど
せめて青に染まりたい
僕の全てを自分自身に捧げよう