詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
同じ気持ちに
なれなくても
僕はここにいる
君もここにいる
それが素敵だと思う
たとえ離れても
二度と会えなくても
僕はここにいた
君もここにいた
それだけで幸せなのさ
つらいときは空を見なよ
同じように僕もそうしてる
伝えられなかった
想いの数より
一緒にいた日々が
君の答えになるはずさ
同じ明日を
迎えられなくても
同じ気持ちで
いられなくても
君の声は聞こえる
だって僕らはここにいる
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瞬過蹴逃
立ち上がれずに
瞬過蹴逃
泣く泣く泣く
それはまるで
鳩が豆鉄砲くらったみたいに
僕はまるで
幸せで殴られたみたいに
驚き、焦り
世界の中心を
知った
それは今、ここ
瞬過蹴逃
立ち上がれずに
瞬過蹴逃
泣くな苦無く
かえるの子は
おたまじゃくし
まだまだ上手くは
歌えない
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僕が吐き出した
その髑髏は
誰の物でもない
カルシウムの塊だ
どんなに苦しくて
死にたくても
今日も息をする
お腹がすく
セックスしたくなる
人間なんて
ただの生き物だから
僕なんて
ただのバケモノだから
醜く笑う無力の象徴
未来の話をしよう
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ただひたすらに人であれ
わかっていても
それができないんだ
なぜなら僕は
恵まれているから
知らず知らず
幸せを求めているから
でもそれが人間
ああ僕は
道端に咲く花に嫉妬する
君にとって
ただひたすらに
僕は僕でありたい
その邪念が世界を作る
なんて皮肉で
美しい世界だろう
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僕は時間に逆らって
歩き始めた
別に過去へと
向かうわけじゃない
未来に進んでいく
でも僕は
時間に逆らうんだ
僕が踏み出す一歩が
時間を歪ませ
僕の小さな世界の
小さな明日を
小さく変えていく
何もしなければ
予想通りの未来と
退屈とそして後悔を
頬張るだけなのだから
僕は君に
想いを伝えにいきます
今、いきます
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僕の心を焦らせる
この暗闇は何だろう
この世から消えるまで
僕は僕なんだろうけれど
不安は消えない
上からどんな色をぬっても
不安は消えない
だから君のそばにいるんだ
社会に向けた
理由なき銃口を
自分に向けて撃てたらなぁ
過去に宛てた
後悔の手紙を
未来に解き放てたらなぁ
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「人はみんな孤独なんだ」
宇宙になった空の下
星達に見下ろされて
だったら進むしかないと
乾いた声で呟いた
寂しくて寂しくて
君を抱きしめて眠る
温もりは伝わるけれど
心臓の音は聞こえるけれど
君のシャンプーの匂いが香るけれど
僕らはきっと
わかりあえない
伝えて伝わって
伝わって伝えて
その繰り返し
「人はみんな孤独なんだ」
だから君が僕に見せる
たくさんの表情が
うれしい
君がいることが
こんなにも温かい
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恋しさは
寂しさと似ている
愛しさは
空腹感と似ている
性欲は
愛情と似ている
君は
僕と似ている
僕が愛していたのは
もうひとりの自分で
君はただの人形だったのかもしれない
僕はカーテンを閉じた
でも愛していた
君だけを愛していた
そう呟いて
ベッドの上で
膝を抱えて泣いた
朝が来るまで泣いた
さようならは
夢の終わりと似ている
永遠は
不変と似ている
ありがとうは
ごめんねと似ている
君は
僕と似ている
僕は
君と似ていない
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俺は死神じゃないから
「死んだらどこに行くか」
なんて知らないし
神様でもないから
「生まれる前にどこにいたのか」
なんてのも知らない
さらに昨日
人間も辞めちゃったし
しかたないので
今日からゾンビやります
不死身です
強く生きなきゃ
たとえ死んでも
生き返って強く生きなきゃ
お前のためにじゃない
お前を見ていたいから、だ