詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
お腹が空いてちゃ
悩めない
セックスしなくちゃ
愛せない
笑っていなくちゃ
幸せじゃない
意味がなくちゃ
生きていけない
僕らはそうさ
何にもできやしない
勘違いするな
君を救えやしない
でも苦しいんだ
夜に僕はひとりで
爆発してしまいそうになるんだ
そう人間だから
みんな人間だから
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君の中に
にやけた顔の僕を見た
素直に喜べないのは
僕が別の世界で
自分自身に縛られているから
僕を許せないうちは
君を愛せないだろう
でも僕を許してしまえば
恋なんてしてられない
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つもりが積もり
気付けば曇り
洗って磨いて
大事に守り
愛していたのは僕だった
つもりが積もり
心に灯り
そんな支えが
未来のお守り
好きが故に間違える
二度目の恋が
愛なんだろう
嫌いは好きには
ならないだろう
でも嫌いを
さよならにさせないだろう
つもりが積もる
つもりでツモる
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冷たい風が急に吹いて
林檎のような赤い頬
甘酸っぱ色したまんまるの
月の光が照らします
それはおいしそうなほっぺたで
それが愛しい君のほっぺたです
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何を威張ってんだ
ただの人間様よ
贅沢な悩み抱えて
落ち込んでカラ元気
そんな頑張る君を
応援なんかするもんか
もう一度言うよ
何を威張ってんだ
君はただの人間様だよ
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僕はゼロになりたかった
誰の記憶にも残らずに
全くの無になって
消えてしまいたかった
でも僕が死んだら
誰か悲しむかな、なんて
余計なことを考えるから
僕はゼロにはなれないだろう
無責任な生き方辞めて
僕は誰かにとって
イチになりたい
自分にとって
イチでありたい
ゼロなんて存在しない
便宜上の記号だと
思い知った冬の雨の日
僕は君の手を握って
ここにいるという
その温もりが
愛しく思えたんだ
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ガラス製の心が
映した夢物語
泣き虫の少年が
涙の向こうに続きを見た
3月の晴れた朝
全部鞄に詰めて
忘れ物はないさ
雪化粧の桜吹雪
川は耳を澄まして
君の声聴くよ
ブランコ凍えて
滑り台、見上げた月
少年は夢を見た
一滴の氷水
枯れた井戸には
また水が涌くだろう
少女は夜願った
半透明のお星様
心彷徨う心
マスに墜ちた紙ヒコーキ
川は耳を澄まして
君の声聴くよ
ブランコ凍えて
滑り台、見上げた月
始まりは終わり
去り難しこの地
別れ難し友ありて
されど旅立つ
暗闇の裏側
僕ら離れはしない
さよならは今日の悲しみ
明日の喜び
去りし日はいつのまにか
溢れる君の涙
涙が頬を濡らすのは
形のない明日を照らすためさ
始まりは終わり
去り難しこの地
別れ難し友ありて
されど旅立つ
暗闇の裏側
僕ら離れはしない
さよならは今日の悲しみ
明日の喜び
さよなら夢物語
2007.3
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レモンレモンレモン
酸味が汚れを落として
蛍光灯の光を映した
レモンレモンレモン
下を向き歩いた寒い夜に
地面に吐いた苦味
レモンレモンレモン
苦し紛れに出したグー
君の一言で全てがパー
レモンレモンレモン
レモンレモンレモン
レモンれも
頭の中で崩壊した
見慣れた街の風景
甘くないなと
呟いてから
レモンレモンレモン
行くよ