詩人:黒夢 | [投票][編集] |
それは恋である前に
憧れでした。
近づくことさえも躊躇う位に。
それは愛である前に
一つの友情でした。
愛しさなんて分からなくて。
それは君である故に
恋となりました。
それは報われぬ故
どうしようもないままに冷え固まりました。
君が最後の愛しい人。
『次』など要らないと思う程に。
それは『次』であったが故に
結ばれない2人になりました。
それは終わりを迎えていた故に
もう始まりを刻むことはありませんでした。
違和感の理由を知っていた。
傷つけたことも大したことと思えずに。
本気を知ったのは君だけ。
偽りで誤魔化しても、何も見えなかった。
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元気ですか?
人伝にしか
君の話を聞けない自分が嫌になるよ。
君に直接
話を出来ない自分がもどかしいよ。
聞いて欲しいことがたくさんある。
聞きたいことも山ほどある。
簡単に会話する術はいくらでもあるのに
拒絶されるのが怖くて怖くて。
頼りなくてごめんね。
お節介でゴメンね。
それでも、どうか
君の事を一番に思っている人が
此処にいることを忘れないで。
今度会ったら
僕の愚痴を聞くついでに
君の本音を一つください。
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その一瞬で歓喜に震える。
互いの視線が交わる瞬間に心が奪われる。
その一瞬を繰り返す事が
いつしか病み付きになっていく。
満足に話ができなくても
声が聞けなくても
君を見ているのは僕だけじゃないと。
想っているのは僕だけじゃないと。
心が満たされる。
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もやもやと、じわじわと。
ゆっくりゆっくり、心に浸透していく。
この感情の名を、誰か教えて。
悔しい。羨ましい。
写真の中で君と共に笑う
名前も性格も、声も知らない人々。
羨ましい。寂しい。
僕の知らないところまで君を知る
今も仲の良いあの子。
不安になって会ってみても
余計に不安になってしまった。
あの子となら会話が弾む?
こんな沈黙、ないんだろう?
気付かないで。
こんな醜い想いは要らない。
お願いだから気付いて。
こんな不安取り除いて。
寂しくて、悔しくて、羨ましくて。
どうか、どうか。
君の言葉でこの想いを砕いて。
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怖いだけの夢でも
悲しいだけの夢でも
その出口に君がいると思えば
全て笑い話に出来るだろう。
もし夢の中で迷いそうになったら
僕に光を導いて。
笑って待っていて。
そして一緒に、日常に戻ろう。
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形に残るものがいい。
欲張りだと思われても
形に残る方が後で思い出せるから。
そんなことを言っていても
もう君のことは忘れられないだろうけど。
こんなにも幸せをくれる君の事は。
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自分がカッコいい女とは思わない。
それでも
こんなにも未練たらしいとは思わなかった。
今、とても愛しい人がいます。
あの時と同じ、一方的な想いです。
その人を想うと同時に
怖いと心が叫びます。
忘れるのかと僕を責めます。
どうしても思い出します。
『何で、諦めないといけない?』
心の奥の本音が
冷めた目で今の僕を見つめます。
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まるでこの想いは星の様だ。
人の目に届くまで
気の遠くなるような年月を待ち続ける。
この想いも
僕の決意が固まるまで待ち続けていただろう。
寿命を迎えた星は
最期に一番の輝きを遺して死んでいく。
この想いも
輝かせてあげたかった。
諦めの悪い僕の所為で
最期の輝きを遺せずに
今も僕の中で曖昧に光っている。
流れ星の様になれたらよかったのに。
永い永い輝きなんて要らないから
一瞬で消えてしまって。
流れ星の様になれたらよかったのに。
一瞬で消えてしまうから
淡い期待を抱くこともない。
まるでこの想いは星の様だ。
輝く事を願いながら
終焉を願っている。